衆議院

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第1号 平成25年10月29日(火曜日)

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本国会召集日(平成二十五年十月十五日)(火曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。

   委員長 森山  裕君

   理事 北村 誠吾君 理事 宮腰 光寛君

   理事 大串 博志君 理事 村岡 敏英君

   理事 石田 祝稔君

      井野 俊郎君    池田 道孝君

      小里 泰弘君    加藤 寛治君

      川田  隆君    菅家 一郎君

      齋藤  健君    坂本 哲志君

      清水 誠一君    末吉 光徳君

      鈴木 憲和君    武井 俊輔君

      武部  新君    津島  淳君

      中川 郁子君    永岡 桂子君

      長島 忠美君    橋本 英教君

      福山  守君    堀井  学君

      簗  和生君    山本  拓君

      渡辺 孝一君    後藤  斎君

      玉木雄一郎君    寺島 義幸君

      鷲尾英一郎君    岩永 裕貴君

      鈴木 義弘君    村上 政俊君

      稲津  久君    樋口 尚也君

      林  宙紀君    畑  浩治君

    ―――――――――――――

十月十五日

 森山裕君委員長辞任につき、その補欠として坂本哲志君が議院において、委員長に選任された。

平成二十五年十月二十九日(火曜日)

    午前九時三十分開議

 出席委員

   委員長 坂本 哲志君

   理事 北村 誠吾君 理事 齋藤  健君

   理事 谷川 弥一君 理事 宮腰 光寛君

   理事 森山  裕君 理事 大串 博志君

   理事 村岡 敏英君 理事 石田 祝稔君

      井野 俊郎君    池田 道孝君

      小里 泰弘君    加藤 寛治君

      川田  隆君    菅家 一郎君

      清水 誠一君    末吉 光徳君

      鈴木 憲和君    武井 俊輔君

      武部  新君    津島  淳君

      中川 郁子君    橋本 英教君

      福山  守君    堀井  学君

      簗  和生君    山本  拓君

      湯川 一行君    渡辺 孝一君

      後藤  斎君    玉木雄一郎君

      寺島 義幸君    福田 昭夫君

      岩永 裕貴君    鈴木 義弘君

      村上 政俊君    稲津  久君

      樋口 尚也君    林  宙紀君

      畑  浩治君

    …………………………………

   農林水産大臣       林  芳正君

   農林水産副大臣      江藤  拓君

   農林水産副大臣      吉川 貴盛君

   農林水産大臣政務官    小里 泰弘君

   農林水産大臣政務官    横山 信一君

   農林水産委員会専門員   栗田 郁美君

    ―――――――――――――

委員の異動

十月十五日

 辞任         補欠選任

  永岡 桂子君     谷川 弥一君

  長島 忠美君     徳田  毅君

同月二十九日

 辞任         補欠選任

  徳田  毅君     湯川 一行君

  鷲尾英一郎君     福田 昭夫君

同日

 辞任         補欠選任

  湯川 一行君     徳田  毅君

  福田 昭夫君     鷲尾英一郎君

同日

 理事伊藤忠彦君、小里泰弘君及び葉梨康弘君九月三十日委員辞任につき、その補欠として森山裕君、谷川弥一君及び齋藤健君が理事に当選した。

    ―――――――――――――

十月十五日

 国有林野事業に従事する職員の労働関係を円滑に調整するための特定独立行政法人の労働関係に関する法律の一部を改正する法律案(中川正春君外五名提出、第百八十三回国会衆法第五号)

 国有林野事業に従事する職員の給与等に関する特例法案(中川正春君外五名提出、第百八十三回国会衆法第六号)

 農業者戸別所得補償法案(大串博志君外六名提出、第百八十三回国会衆法第二六号)

同月二十九日

 農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律案(内閣提出第八号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の補欠選任

 国政調査承認要求に関する件


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     ――――◇―――――

坂本委員長 これより会議を開きます。

 この際、一言御挨拶を申し上げます。

 このたび、農林水産委員長に就任いたしました坂本哲志でございます。どうかよろしくお願いを申し上げたいと思います。

 特に、今、農林水産業、生産現場も、それから関連団体も、あるいは農林水産漁村につきましても、非常に不安感を抱えている昨今でございます。この一、二年の間に、日本の農林水産業をどういうふうに方向づけるかという、一番大切な時期であると思います。

 どうか委員の皆様におかれましては、この委員会を通して充実した審議をしていただきまして、また、あるときは厳しい、激しい論戦もしていただきまして、この委員会の中でさまざまな政策を提言していただきたいと思っております。

 これからの日本の農林水産業に本当に貢献するような委員会になりますように、委員の皆様方の御指導と御協力をよろしくお願いいたしまして、就任に当たりましての御挨拶にかえさせていただきます。お世話になります。(拍手)

     ――――◇―――――

坂本委員長 それでは、理事補欠選任の件についてお諮りをいたします。

 委員の異動に伴いまして、現在理事が三名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ございませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

坂本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 それでは、理事に

      齋藤  健君    谷川 弥一君

   及び 森山  裕君

を指名いたします。

     ――――◇―――――

坂本委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りをいたします。

 農林水産関係の基本施策に関する事項

 食料の安定供給に関する事項

 農林水産業の発展に関する事項

 農林漁業者の福祉に関する事項

 農山漁村の振興に関する事項

以上の事項について、実情を調査し、その対策を樹立するため、本会期中調査をいたしたいと存じます。

 つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

坂本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

     ――――◇―――――

坂本委員長 この際、農林水産大臣、農林水産副大臣及び農林水産大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。農林水産大臣林芳正君。

林国務大臣 おはようございます。

 農林水産委員会の開催に当たりまして、委員長のお許しをいただきましたので、所管大臣としての考え方の一端を申し述べさせていただきます。

 私は、昨年末に農林水産大臣に就任して以来、攻めの農林水産業を展開する中で、農林水産業を産業として強くしていく取り組みと多面的機能の発揮を図る取り組みの両者を一体的に推進してまいりました。私が本部長となって立ち上げた攻めの農林水産業推進本部において把握した現場の先進事例、すなわち現場の宝から発した施策の検討が、六月に閣議決定をされました日本再興戦略にも反映されました。引き続き、攻めの農林水産業の施策の具体化に取り組み、農業、農村の所得の倍増を目指してまいります。これらの取り組みを進めるためには、他産業の知識やノウハウの活用が必要であることから、農業界と経済界とが連携した取り組みも進めてまいります。

 また、二〇二〇年のオリンピック、パラリンピックが東京で開催されることが決定されました。日本食や日本食文化の発信を初め、日本のすばらしさを体感できるような施策を通じて、東京オリンピック・パラリンピックの成功に貢献できるよう、具体策について検討してまいります。

 以下、当面する主な課題と取り組み方針について申し上げます。

 その第一は、攻めの農林水産業の具体化であります。

 供給サイドである生産現場の強化の取り組みとして、農地中間管理機構を整備するとともに、人・農地プランの作成、見直しや、新規就農者の育成、確保、農地、農業水利施設の整備等についても引き続き推進します。また、日本型直接支払い制度の創設及び経営所得安定対策の見直しについては、引き続き、与党との議論を踏まえながら、平成二十六年度予算概算決定に向けて検討を進めてまいります。

 需要サイドの取り組みとして、世界の料理界における日本食材の活用推進、我が国の食文化、食産業の海外展開及び日本の農林水産物、食品の輸出を一体的に推進してまいります。また、国内需要についても、国産農林水産物の利用拡大に向けたモデル地域づくりや、学校給食等における消費拡大等を推進してまいります。

 需要と供給をつなぐバリューチェーンの取り組みとして、農林漁業成長産業化ファンドの本格展開や医福食農連携、教育、観光等と連携した都市と農村の交流等に取り組み、多様な業種との連携強化を進めます。また、次世代施設園芸の導入、新品種、新技術の開発、保護、普及、再生可能エネルギーの活用等も総合的に推進してまいります。

 第二は、東日本大震災からの復旧復興と、豪雨や台風などによる被害への対応であります。

 東日本大震災の発生から二年半が経過しました。これまでの取り組みにより、おおむね計画どおりに復旧が進んでおります。今後とも、地域の皆様と話し合いながら、農林水産業の一日も早い復旧復興に全力で取り組んでまいります。

 原発事故への対応については、放射性物質の吸収抑制対策を徹底しつつ、放射性物質検査の実施への支援や風評被害対策を引き続き進めます。また、避難指示区域等における営農再開に向けた取り組みも支援してまいります。さらに、韓国政府による福島など八県の水産物の全面輸入禁止措置は、科学的根拠が乏しく、直ちに撤回するよう、事務レベル協議等を通じた働きかけを引き続き行ってまいります。

 また、豪雨や台風等により受けた被害に対しては、被災農林漁業者に対する経営支援や生産基盤の早期復旧にしっかり取り組みます。

 第三は、経済連携への対応であります。

 グローバルな経済活動のベースとなる経済連携を進めてまいります。その際、農林水産業への影響や食の安全の確保に十分に配慮していくことが必要と考えております。

 環太平洋パートナーシップ協定交渉に当たっては、米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源作物等の重要品目の聖域を確保すること等の衆参両院の農林水産委員会での決議を踏まえ、国益を守り抜くよう、全力を尽くしてまいります。

 第四は、食の安全と消費者の信頼確保に向けた取り組みの推進であります。

 食品の安全性向上に向け、有害化学物質や有害微生物のリスク低減対策、安全な生産資材の供給に取り組むとともに、家畜や農作物の病気や害虫について防疫を強化してまいります。また、食品表示の適正化による消費者への的確な情報提供や食育を推進します。

 第五は、森林・林業政策の推進であります。

 CLTと呼ばれる直交集成板等の新たな製品、技術の普及や公共建築物等での地域材の利用の推進等による新たな木材需要の創出及び国産材の安定供給体制の構築を図るとともに、森林施業の集約化や路網整備、人材の確保、育成等による持続的な森林経営を支援し、森林の適切な整備保全に取り組んでまいります。

 第六は、水産政策の推進であります。

 計画的に資源管理に取り組む漁業者に対する資源管理・漁業経営安定対策を推進するとともに、担い手の確保、人材育成等による活力ある生産構造の確立や、水産業、漁村の多面的機能の発揮を通じた漁村の活性化を引き続き推進してまいります。また、水産物の消費拡大や輸出促進、持続可能な漁業、養殖業の推進に取り組みます。

 以上、農林水産行政に対する基本的な考え方を申し上げました。また、本国会に、農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律案並びに農地中間管理事業の推進に関する法律案及び農業の構造改革を推進するための農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する等の法律案を提出しておりますので、速やかな御審議をお願いいたします。

 私は、農林水産業、農山漁村は、我が国の成長の糧となる大きな潜在力を有していると考えております。農山漁村に受け継がれた豊かな資源を最大限に活用し、諸課題に取り組んでまいります。

 坂本委員長を初め委員各位の一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

 以上でございます。(拍手)

坂本委員長 次に、農林水産副大臣江藤拓君。

江藤副大臣 引き続き、農林水産副大臣を務めさせていただくこととなりました江藤でございます。

 大臣をしっかり補佐させていただきたいと考えております。新たに御就任されました吉川副大臣、小里政務官、横山政務官と心を一つにして、しっかりと頑張ってまいります。

 委員長を初め本日御出席の委員の先生方には、御指導、御鞭撻、御協力を心からよろしくお願い申し上げます。(拍手)

坂本委員長 次に、農林水産副大臣吉川貴盛君。

吉川副大臣 おはようございます。

 このたび、農林水産副大臣を拝命いたしました吉川貴盛でございます。

 林大臣を先頭にいたしまして、江藤副大臣、小里政務官、横山政務官そして事務方とともに、農林水産行政推進のために全力を挙げてまいる所存でございますので、坂本委員長そして理事の皆様、委員各位の皆様におかれましては、御指導、御鞭撻を賜りますように心からお願いを申し上げまして、御挨拶にかえさせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)

坂本委員長 次に、農林水産大臣政務官小里泰弘君。

小里大臣政務官 おはようございます。

 このたび、農林水産大臣政務官に就任いたしました小里泰弘でございます。

 林大臣のもとに、江藤副大臣、吉川副大臣そして横山政務官と一体となって、農林水産業のあるべき姿を見据えて力を尽くしてまいりたいと存じます。

 委員長を初め諸先生方の御指導を心からお願い申し上げながら、御挨拶にかえさせていただきます。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

坂本委員長 次に、農林水産大臣政務官横山信一君。

横山大臣政務官 おはようございます。

 このたび、農林水産大臣政務官を拝命いたしました横山信一でございます。

 林大臣を筆頭にいたしまして、副大臣、政務官と一体となって、農林水産業の振興のために力を尽くしてまいります。

 委員長を初め委員各位の皆様方には、一層の御指導、御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

坂本委員長 次回は、明三十日水曜日午前九時五十分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前九時四十二分散会


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