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第6号 平成13年5月22日(火曜日)

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平成十三年五月二十二日(火曜日)

    午後零時十一分開議

 出席委員

   委員長 川端 達夫君

   理事 石破  茂君 理事 園田 博之君

   理事 浜田 靖一君 理事 水野 賢一君

   理事 高木 義明君 理事 牧野 聖修君

   理事 田端 正広君

      岩屋  毅君    臼井日出男君

      嘉数 知賢君    瓦   力君

      下地 幹郎君    中山 利生君

      平沢 勝栄君    吉川 貴盛君

      米田 建三君    伊藤 英成君

      小林 憲司君    今野  東君

      首藤 信彦君    河合 正智君

      赤嶺 政賢君    今川 正美君

      小池百合子君    粟屋 敏信君

    …………………………………

   外務大臣         田中眞紀子君

   国務大臣

   (防衛庁長官)      中谷  元君

   防衛庁副長官       萩山 教嚴君

   外務副大臣        植竹 繁雄君

   外務副大臣        杉浦 正健君

   防衛庁長官政務官     嘉数 知賢君

   防衛庁長官政務官     平沢 勝栄君

   外務大臣政務官      丸谷 佳織君

   外務大臣政務官      山口 泰明君

   安全保障委員会専門員   鈴木 明夫君

    ―――――――――――――

委員の異動

四月二十六日

 辞任         補欠選任

  下地 幹郎君     石破  茂君

  中谷  元君     宮澤 喜一君

  河合 正智君     桝屋 敬悟君

五月一日

 辞任         補欠選任

  桝屋 敬悟君     河合 正智君

同月七日

 辞任         補欠選任

  宮澤 喜一君     園田 博之君

  山口 泰明君     下地 幹郎君

  山崎  拓君     平沢 勝栄君

同月二十二日

 理事中谷元君四月二十六日委員辞任につき、その補欠として園田博之君が理事に当選した。

同日

 理事山口泰明君同月七日委員辞任につき、その補欠として石破茂君が理事に当選した。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の補欠選任




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     ――――◇―――――

川端委員長 これより会議を開きます。

 理事の補欠選任についてお諮りいたします。

 委員の異動に伴いまして、現在理事が二名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

川端委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 それでは、理事に

      石破  茂君 及び 園田 博之君

を指名いたします。

     ――――◇―――――

川端委員長 この際、新たに就任されました国務大臣、副大臣及び政務官より、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。中谷防衛庁長官。

中谷国務大臣 このたび防衛庁長官に就任いたしました中谷元でございます。

 川端委員長を初め委員の皆様には、日ごろから我が国の安全保障政策に関し御議論を通じまして何かと御指導をいただいておりまして、厚く感謝申し上げます。

 当面の防衛政策につきまして、以下五つの点につきまして、私の所信の一端を申し述べさせていただきます。

 第一に、最近の国際情勢は依然として不透明、不確実な要素をはらんでおり、我が国が今後とも平和と独立を守り、国の安全を保つためには、適切な防衛力を整備するとともに、日米安保体制を堅持し、さらには、より安定した安全保障環境の構築に積極的に取り組む必要があります。

 このため、新中期防衛力整備計画に従い、引き続き防衛計画の大綱に定める新たな体制への移行を図りつつ、防衛力の整備を着実に進めていくことが重要であると考えております。この際、情報通信技術、IT革命への対応、災害派遣能力の充実強化、防衛力を支える人的基盤の維持拡充等に留意し、国民からさらに信頼される温かい自衛隊になるよう努めてまいります。

 第二に、本年は日米安保条約が署名されてから五十年という節目の年でありますが、日米安保体制は、今後とも引き続き我が国の安全保障上極めて重要な役割を果たすものであり、我が国のみならず、アジア太平洋地域の平和と安定に大きな意義を有するものであります。このような日米安保体制の信頼性の一層の向上を図るため、防衛政策等に関する緊密な協議や日米防衛協力のための指針、ガイドラインの実効性確保のための諸施策に取り組んでまいりたいと考えております。

 また、普天間飛行場の移設、返還を含め、SACO最終報告の着実な実施に努め、沖縄県民の方々の御負担を軽減する努力をしてまいります。

 第三に、国際社会の一員として我が国が国際平和に貢献することは当然のことであり、より安定した安全保障環境を構築するため、国連平和維持活動への協力、安保対話、防衛交流などを推進します。この際、国際貢献を通じて、我が国が世界の人たちの役に立つ行動ができる国、さらには世界からより尊敬される国となることを目指して、そのことが我が国の安全保障につながることになるよう全力を尽くしてまいる所存であります。

 第四に、有事法制につきましては、我が国に対する武力攻撃から国民の生命財産を守り、自衛隊の任務を全うする観点から、また、このような防衛体制を整備することが我が国に対する武力攻撃の抑止に資するとの観点から必須のものであります。小泉総理が所信表明において改めて明らかにされているとおり、昨年の与党の考え方を十分に受けとめ、さらに検討を進めてまいります。

 第五に、防衛庁の省への移行につきましては、国民の生命財産の保護や世界平和への貢献における自衛隊の活動が求められるなど、国政における防衛の重要性が増大していること等を踏まえ、ぜひとも一日も早くその実現をお願いしたいと考えております。

 以上、五点申し上げましたが、国の防衛には、国民の皆様方の御理解と御支援が不可欠であります。私は、国民の期待にこたえるよう、防衛庁長官としての責任の重さを自覚し、職務に邁進する所存でありますので、川端委員長を初めとする委員の皆様方からのますますの御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。(拍手)

川端委員長 次に、田中外務大臣。

田中国務大臣 このたび外務大臣に就任いたしました田中眞紀子でございます。川端委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。

 外交の要諦は、言うまでもなく、国益を守り増進することであります。私は、外務大臣として、我が国の安全と繁栄を確保し、国民の皆様の生命と財産を守ることを最優先の課題として取り組んでまいります。

 我が国の安全と繁栄を確保するため、日本外交の基軸となるのは、日米同盟関係であります。私は、これまで我が国の安全及びアジア太平洋地域の安定と発展のために機能してきた日米安保体制の信頼性の向上に引き続き努め、日米同盟関係の強化を図ってまいります。

 さらに、沖縄県民の負担を軽減するため、普天間飛行場の移設、返還を初めとするSACO最終報告の着実な実施に一層努力をいたします。

 我が国の隣国である中国、韓国との間では、現在、教科書問題等幾つかの問題があります。私は、このような問題が両国との良好な関係を阻害することとならないよう、これら問題の解決に全力を尽くす決意でおります。

 日朝国交正常化交渉については、引き続き、韓米両国との緊密な連携のもと、北東アジアの平和と安定に資するような形で、第二次大戦後の不正常な日朝関係を正すよう粘り強く取り組んでいく考えです。こうした日朝間の対話の中で、人道上の問題や安全保障上の懸念の解決に向けて全力を傾注いたします。

 私は、ロシアとの関係について、これまでも大きな関心を払ってまいりました。北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとのこれまでの一貫した方針に基づき、平和条約交渉に取り組んでまいります。

 また、近隣諸国との友好関係の促進に加えて、ASEAN地域フォーラム等の対話、協力の枠組みを重層的に発展させ、アジア太平洋地域の信頼醸成を促進するなどの努力にも引き続き積極的に取り組んでまいります。

 さらに、軍縮、不拡散を中心とするグローバルな平和への取り組みも我が国外交の重要な柱の一つであり、積極的に取り組んでまいります。

 これらの諸課題に取り組むに当たり、我が国の安全保障政策遂行の任に当たる者の一人として、その使命を全うすべく今後とも一層努力をいたします。

 川端委員長を初め本委員会の皆様の御指導と御鞭撻を引き続き賜りたく、外務大臣としての重責を十分果たせますよう皆様の御協力をお願い申し上げまして、私のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)

川端委員長 次に、萩山防衛庁副長官。

萩山副長官 防衛庁副長官に就任いたしました萩山教嚴でございます。

 我が国の平和と独立を守るという崇高な任務をいただいて、ここに就任いたしました。まことに光栄に存じておる次第であります。その使命と責任の重大さを今ひしひしとかみしめております。

 また、嘉数、平沢両政務官ともども、中谷長官を補佐し、我が国の防衛に遺漏なきを期していきたいというふうに思っております。

 川端委員長初め委員の皆様の御指導と御鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、ごあいさつにかえさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)

川端委員長 次に、植竹外務副大臣。

植竹副大臣 今般、外務副大臣に就任いたしました植竹繁雄でございます。川端委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつ申し上げます。

 我が国の安全と繁栄を確保し、国民の皆様の生命と財産を守ることは、政府が取り組むべき最優先の課題であります。日本が平和のうちに繁栄するためには、国際協調を貫くことが重要であります。我が国は、二度と国際社会から孤立するようなことがあってはならないと考えます。

 また、我が国及び地域の平和と安定を確保するため、積極的な外交努力を重ねていくことが一層重要になってまいります。我が国外交、安全保障上の諸課題に取り組むに当たり、私は、田中外務大臣を補佐し、外務副大臣としての職務を全うするため、全身全霊を傾注する所存であります。

 川端委員長を初め本委員会の皆様の御指導と御協力をいただけますようよろしくお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)

川端委員長 次に、杉浦外務副大臣。

杉浦副大臣 今般、外務副大臣を拝命いたしました杉浦正健でございます。川端委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。

 田中大臣からも御発言がございましたし、今また植竹副大臣もお触れになりましたが、我が国の安全と繁栄を維持し、確保し、国民の皆様の生命と財産を守ることは、政府が取り組むべき最優先の課題でございます。私は、これらの課題に取り組むに当たりまして、田中外務大臣を補佐し、外務副大臣としての職務を全うするため、全身全霊を注いでまいります。

 なお、副大臣としては私が特に本委員会を担当いたすことに相なっております。川端委員長を初め委員各位の御指導、御鞭撻のほどを心からお願い申し上げ、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)

川端委員長 次に、嘉数防衛庁長官政務官。

嘉数長官政務官 このたび防衛庁長官政務官を拝命いたしました嘉数知賢でございます。

 中谷長官のもと、山積する課題解決に全力を挙げて取り組んでまいります。川端委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)

川端委員長 次に、平沢防衛庁長官政務官。

平沢長官政務官 同じくこのたび防衛庁長官政務官を拝命いたしました平沢勝栄でございます。

 委員長初め委員の皆様方には何かとお世話になりますけれども、何とぞよろしく御指導、御鞭撻のほどをお願い申し上げます。(拍手)

川端委員長 次に、丸谷外務大臣政務官。

丸谷大臣政務官 引き続き外務大臣政務官を拝命いたしました丸谷佳織でございます。

 田中外務大臣のもと、政務官の任務を全うしてまいるよう誠心誠意努力してまいる所存でございますので、川端委員長初め委員の皆様の御指導をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

川端委員長 次に、山口外務大臣政務官。

山口大臣政務官 このたび外務大臣政務官に就任をいたしました山口泰明でございます。

 委員長の指導のもと、全身全霊頑張っていきたいと思っております。また、田中外務大臣のもとでも大いに、一生懸命汗を流したい、こう思っております。

 なお、当委員会の担当もさせていただきますので、ひとつよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)

川端委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後零時二十四分散会




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