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第1号 平成16年10月29日(金曜日)

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本国会召集日(平成十六年十月十二日)(火曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。

   委員長 小沢 鋭仁君

   理事 大野 松茂君 理事 桜井 郁三君

   理事 竹下  亘君 理事 西野あきら君

   理事 奥田  建君 理事 長浜 博行君

   理事 石田 祝稔君

      宇野  治君    大前 繁雄君

      加藤 勝信君    小坂 憲次君

      鈴木 淳司君    砂田 圭佑君

      西村 康稔君    根本  匠君

      能勢 和子君    鳩山 邦夫君

      船田  元君    松宮  勲君

      荒井  聰君    近藤 昭一君

      佐藤謙一郎君    田島 一成君

      肥田美代子君    松本  龍君

      村井 宗明君    吉田  泉君

      高木美智代君    土井たか子君

平成十六年十月二十九日(金曜日)

    午前十時開議

 出席委員

   委員長 小沢 鋭仁君

   理事 大野 松茂君 理事 桜井 郁三君

   理事 竹下  亘君 理事 西野あきら君

   理事 奥田  建君 理事 近藤 昭一君

   理事 長浜 博行君 理事 肥田美代子君

      宇野  治君    大前 繁雄君

      加藤 勝信君    城内  実君

      小坂 憲次君    鈴木 淳司君

      砂田 圭佑君    根本  匠君

      能勢 和子君    鳩山 邦夫君

      古川 禎久君    松宮  勲君

      加藤 公一君    楠田 大蔵君

      佐藤謙一郎君    田島 一成君

      村井 宗明君    吉田  泉君

      高木美智代君    土井たか子君

    …………………………………

   環境大臣         小池百合子君

   環境副大臣        高野 博師君

   環境大臣政務官      能勢 和子君

   環境委員会専門員     遠山 政久君

    ―――――――――――――

委員の異動

十月十三日

 辞任         補欠選任

  西村 康稔君     城内  実君

同月二十九日

 辞任         補欠選任

  船田  元君     古川 禎久君

  荒井  聰君     加藤 公一君

  松本  龍君     楠田 大蔵君

同日

 辞任         補欠選任

  古川 禎久君     船田  元君

  加藤 公一君     荒井  聰君

  楠田 大蔵君     松本  龍君

同日

 理事伴野豊君同月八日委員辞任につき、その補欠として肥田美代子君が理事に当選した。

同日

 理事長浜博行君同日理事辞任につき、その補欠として近藤昭一君が理事に当選した。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の辞任及び補欠選任

 国政調査承認要求に関する件


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     ――――◇―――――

小沢委員長 これより会議を開きます。

 議事に入るに先立ちまして、このたびの相次ぐ台風及び新潟県中越地震災害により亡くなられました多数の方々に哀悼の意を表し、心より御冥福を祈り、黙祷をささげたいと存じます。

 全員御起立願います。――黙祷。

    〔総員起立、黙祷〕

小沢委員長 黙祷を終わります。御着席願います。

     ――――◇―――――

小沢委員長 理事辞任の件についてお諮りいたします。

 理事長浜博行君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小沢委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 引き続き、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。

 ただいまの理事辞任による欠員のほか、委員の異動に伴い、現在理事が二名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小沢委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 それでは、理事に

      近藤 昭一君 及び 肥田美代子さん

を指名いたします。

     ――――◇―――――

小沢委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。

 環境保全の基本施策に関する事項

 循環型社会の形成に関する事項

 公害の防止に関する事項

 自然環境の保護及び整備に関する事項

 快適環境の創造に関する事項

 公害健康被害救済に関する事項

 公害紛争の処理に関する事項

以上の各事項につきまして、その実情を調査し、対策を樹立するため、関係各方面からの説明聴取及び資料の要求等の方法により、本会期中調査を進めたいと存じます。

 つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小沢委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

     ――――◇―――――

小沢委員長 次に、環境大臣小池百合子さん、環境副大臣高野博師君及び環境大臣政務官能勢和子さんより、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。小池環境大臣。

小池国務大臣 おはようございます。

 ごあいさつを申し上げる前に、このたびの台風、地震などの災害の発生によりまして被害を受けられました皆様方に、私からも心よりお見舞いを申し上げたいと存じます。私といたしましても、廃棄物の処理を初めとする被災地の復興に全力で取り組んでまいりたいと存じます。

 さて、去る九月二十七日に環境大臣及び地球環境問題担当大臣を再び拝命をいたしました。引き続きよろしくお願いをいたします。第百六十一回国会における衆議院環境委員会の御審議に先立ちまして、環境行政に対する私の考えを申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。

 昨年の大臣就任から一年余りがたちましたが、私はこれまで、環境と経済の統合をテーマに掲げ、世界をリードし得る環境の国づくりを目指し、山積するさまざまな課題に全力で取り組んでまいりました。

 持続可能な社会を構築するためには、豊かさを維持しながらも、環境への影響をできる限り抑える社会、すなわち環境の保全と経済の活性化を同時に実現する社会へと変えていくことが必要であります。国際的にも、環境を基軸として私たちのライフスタイルや事業活動のあり方を根本から見直し、社会や経済を大転換させていこうとする動きは、既に大きな潮流となっております。

 また、こうした社会経済の大転換を我が国で率先して実現するためには、スピード感を持って取り組みを進めていくことが重要と考えます。

 以上の基本的な考え方に基づき、環境省では、脱温暖化社会の構築と循環型社会の構築を二本柱として施策を推進してまいります。

 第一に、脱温暖化社会の構築につきまして、ロシアが京都議定書の批准の手続に入ったことにより、その発効に向けて大きく前進いたしました。地球温暖化防止京都会議の議長国でもある我が国は、議定書の約束を確実に果たし、さらには、技術の開発普及などの中長期的な視点に立った施策を推進することにより、他国に先んじて脱温暖化社会づくりを進めなければなりません。

 特に、来年度は地球温暖化対策推進大綱の第二ステップの最初の年に当たり、議定書の六%削減約束の達成を左右する極めて重要な年となります。現在、中央環境審議会において大綱の評価、見直しの審議を進めており、その結果を踏まえ、実効性のある対策、施策を導入してまいります。

 中でも、環境税については、第二ステップにおける追加的施策として有力な手段であると考え、平成十七年度税制改正の要望を提出いたしました。私は、環境と経済が統合される道を追求しながら、真に実効性のある温暖化対策を講じ、世界の取り組みをリードしていくことを切に望んでおり、引き続き各方面の方々の御意見に耳を傾け、議論を重ねていきたいと考えております。

 第二に、循環型社会の構築につきましては、ごみゼロ社会の実現を目指し、廃棄物等の発生抑制と適正な循環利用を総合的かつ計画的に推進してまいります。このため、有料化や分別収集に関するガイドラインの作成などを通じて、一般廃棄物の排出抑制を進めてまいります。また、廃棄物処理・リサイクル施設や浄化槽について、国と地方が一体となって整備するほか、PCB廃棄物の処理を進めてまいります。さらに、不法投棄の撲滅に向けた取り組みを強化するほか、アジア地域を中心とする適正な資源循環の確保と廃棄物ビジネスの振興を図ってまいります。

 以上のような脱温暖化社会の構築と循環型社会の構築を推進するに当たっては、技術革新や国民一人一人の意識改革など、ライフスタイルや事業活動の見直しを促すための基盤となる取り組みを進めることにより、社会経済の大転換をさらに加速させていきたいと考えております。

 このため、地域、特に家庭や学校に焦点を当てた環境保全活動や環境教育を推進するほか、さきの通常国会で成立いたしました環境配慮促進法に基づき、事業者の自主的、積極的な環境配慮の取り組みを推進してまいります。また、ナノテクノロジーの活用を初めとする環境技術の開発普及を推進するほか、環境産業の育成、振興を図ってまいります。

 さらに、シーアイランド・サミットで小泉総理が提唱したスリーRイニシアチブを受けて、来年四月に我が国において閣僚級の国際会議を開催いたします。また、我が国の環境技術やライフスタイルの世界への発信や、アジアを中心とする環境協力の取り組みを積極的に展開することにより、環境分野における国際貢献を果たしてまいります。

 自然と共生する社会の構築も重要な課題であります。このため、環境保全、観光振興、地域振興を目指したエコツーリズムを推進するほか、国立公園等の管理体制の充実など、自然と共生する地域づくりを進めてまいります。また、温泉については、全国調査の結果を踏まえて、加水、加温、循環ろ過装置や入浴剤の使用に関する表示など、利用者への情報提供を充実するための方策について早急に検討してまいります。

 このほか、さきの通常国会で成立いたしました外来生物法の円滑な実施に加え、外来生物の防除事業の実施、新たな世界自然遺産の登録など重要な生態系の保全、再生の推進、飼養動物の愛護管理の強化などを図ってまいります。

 環境汚染を防止し、安全で安心できる社会を構築することも重要な課題であります。このため、世界最高水準の自動車排出ガス規制の実施や低公害車の普及促進、オフロード特殊自動車からの排出ガス規制の検討などを進めてまいります。

 また、ヒートアイランド化を防ぐ都市対策や、湖沼環境対策等の水環境保全対策を推進するほか、化学物質による環境リスクの低減とリスクコミュニケーションの充実強化、公害健康被害の補償、予防の着実な推進、被害の未然防止の観点からの毒ガス対策の実施など、各般の施策を講じてまいります。

 去る十月十五日には、水俣病関西訴訟の最高裁判決が出されました。水俣病の拡大を防止できなかったことについて真摯に反省し、このような悲惨な公害を決して再び繰り返してはならないとの決意を新たにしております。多年にわたり苦悩を強いられてこられた方々に対しまして、まことに申しわけないという気持ちであります。環境省としては、平成七年の与党三党による政治解決に基づく取り組みなどの水俣病対策を今後とも一層着実に実施をしてまいります。

 こうした施策の実施に当たっては、国民、民間団体、事業者、地方公共団体など各主体とのパートナーシップをより確かなものとしていきます。また、地域の実情に応じた機動的できめ細やかな環境行政が展開できるよう、環境省の地方組織を整備していきたいと考えております。

 環境問題には、直ちに対策を講じなければならない問題もある一方で、時間をかけて取り組むべき問題もあります。持続可能な社会への変革は、決して一朝一夕に実現するものではありません。十年後、百年後の地球に影響を与える課題であるからこそ、今何をなすべきかをしっかりと見きわめ、ためらうことなく取り組んでいくことが必要であります。

 私がこれまでの一年間に取り組み、道筋をつけてきた施策が、大きな成果を上げることができるよう、国内外のあらゆる方々の協力を得ながら、これからも全力で取り組んでまいります。

 委員各位におかれましては、環境行政の一層の推進のため、今後とも御支援、御協力を賜りますように、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。

 どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

小沢委員長 高野環境副大臣。

高野副大臣 おはようございます。

 去る九月の二十九日に環境副大臣を拝命いたしました高野博師でございます。

 環境省が小池大臣のもとでその責任を十分に果たしていくことができるように、私も誠心誠意、一生懸命頑張ってまいりますので、小沢委員長を初め委員各位の皆さん方の御指導、御鞭撻、御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

小沢委員長 能勢環境大臣政務官。

能勢大臣政務官 おはようございます。

 私は、九月三十日に環境大臣政務官を拝命いたしました能勢和子でございます。

 改めて、日々環境問題の重要さを痛感しているところでございます。今後とも、高野副大臣とともに小池大臣を補佐しながら、この環境行政に全力で取り組む決意でございます。どうか、小沢委員長を初め各委員の先生方、御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

小沢委員長 次回は、来る十一月九日火曜日午前九時五十分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前十時十二分散会


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