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第50号 平成14年7月9日(火曜日)

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平成十四年七月九日(火曜日)
    正午開議
 出席委員
   委員長 鳩山 邦夫君
   理事 大野 功統君 理事 小坂 憲次君
   理事 米田 建三君 理事 小此木八郎君
   理事 馳   浩君 理事 高木 義明君
   理事 上田 清司君 理事 長浜 博行君
   理事 東  順治君
      伊藤信太郎君    上川 陽子君
      桜田 義孝君    林 省之介君
      福井  照君    三ッ林隆志君
      大石 尚子君    金子善次郎君
      手塚 仁雄君    三井 辨雄君
      丸谷 佳織君    都築  譲君
      児玉 健次君    日森 文尋君
      小池百合子君
    …………………………………
   議長           綿貫 民輔君
   副議長          渡部 恒三君
   事務総長         谷  福丸君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――
鳩山委員長 これより会議を開きます。
 まず、本日の議事日程第一ないし第四の各案に対し、自由民主党の伊藤信太郎君、民主党・無所属クラブの中村哲治君、自由党の黄川田徹君、日本共産党の春名直章君、社会民主党・市民連合の重野安正君から、それぞれ討論の通告があります。
 討論時間は、おのおの十分以内とするに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
鳩山委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
    ―――――――――――――
鳩山委員長 次に、各案の採決について御協議願います。
 高木義明君。
高木(義)委員 今議題になりました、本日の日本郵政公社法案及び同施行法案につきまして、私どもとして、ぜひ本会議の場において、原案についても意見の表明、採決をしていただきたいということをお願いしておきます。
 この郵政公社法案につきましては、国民生活の安心、安定、そのインフラの整備、また地域コミュニティーの拠点、こういう意味合いにおいて、今後、郵政事業が本当の意味で国民にとってそのサービスが充実するという意味で大変大切なものでございます。
 小泉総理は、郵政改革にはかなり物事をはっきり申してまいりましたし、特に公社法案については、修正はしない、こういうことを明言してまいっておりました。私どもとしましては、その総理の方針どおり、原案についてあらゆる角度から透明な議論もしてまいりました。
 ところが、先週になりまして、急遽、修正の協議が与党内で進んでおりまして、短時間のうちにそのことがまとめられた。したがって、私どもとしては、国民とともに、その内容、経過がよくわからない。
 国民にはっきりさせるために、私どもとしては、修正案とともに原案についても、その賛否について明らかにする場を、重要法案であるこの法案についてはそれをやっていくべきだ、このように思いますので、ぜひひとつ、原案に対しても賛否を問う、そのような形にしていただきたい。
 以上、お願いをいたします。
鳩山委員長 原案についても賛否を問えという御主張でございました。
 大野功統君。
大野(功)委員 ただいまの郵政公社化法案並びに同法施行法案につきまして、原案についても採決をせよ、こういう御主張でございました。
 私は、結論から言いますと、反対でございます。従来どおりのやり方でやるべきである。
 第一に、我が国の国会運営というのは、委員会中心主義でやってきております。さまざまな論点ございましたけれども、そういう議論は委員会で十分やっているはずでございますし、また、採決につきましても、原案について委員会では採決してまいっているのが今日の委員会中心主義の日本の国会運営のあり方でございます。そして、本会議では、委員会の結論をわかりやすく提示して、そしてそれに対して賛否を問う、こういうやり方でございます。
 第二点として、確かに五十年前に原案についても採決をした経緯があります。しかしながら、やはり、よりよき採決、よりよき国会の運営という姿を求めてやってまいりましたこの五十年の伝統、慣行でございます。その点は十分御勘案ちょうだいしたいと思います。
 第三点で申し上げますと、きょうは討論がございます。討論の中でどうぞ思いのたけをお述べいただきたい、このように思う次第でございます。
 したがいまして、五十年にわたり確立されたよき慣行を、この際も、きょうの採決についてもお守りくださいますよう、よろしくお願いします。
 委員長、採決については、従前どおり、委員長報告のとおり決するか否かについて採決されるよう望みます。
鳩山委員長 それでは、採決いたします。
 今、大野筆頭からお話がありましたが、お気をつけいただきたいのは、高木理事から御提案のあった採決方法について採決するのではなくて、従来からの方法について採決をいたします。
 各案の採決につきましては、従前どおり、委員長報告のとおり決するか否かについて採決するに賛成の諸君の挙手を求めます。
    〔賛成者挙手〕
鳩山委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。
    ―――――――――――――
鳩山委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
谷事務総長 日程第一ないし第四につき、平林総務委員長の報告がございます。次いで四案に対しまして五人の方々からそれぞれ討論が行われますが、順序は印刷物のとおりであります。採決は二回になります。一回目は日程第一及び第二で、民主党、自由党及び共産党が反対でございます。二回目は日程第三及び第四で、民主党、自由党、共産党及び社会民主党が反対でございます。
 本日の議事は、以上でございます。
    ―――――――――――――
 議事日程 第三十七号
  平成十四年七月九日
    午後一時開議
 第一 日本郵政公社法案(内閣提出)
 第二 日本郵政公社法施行法案(内閣提出)
 第三 民間事業者による信書の送達に関する法律案(内閣提出)
 第四 民間事業者による信書の送達に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案(内閣提出)
    ―――――――――――――
       議 事 順 序
 日程第一 日本郵政公社法案(内閣提出)(修正)
 日程第二 日本郵政公社法施行法案(内閣提出)(修正)
 日程第三 民間事業者による信書の送達に関する法律案(内閣提出)
 日程第四 民間事業者による信書の送達に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案(内閣提出)
  一、総務委員長の報告(日程第一及び第二は修正、日程第三及び第四は可決)
             平林 鴻三君
  二、討論
   日程第一ないし第四に反対
             中村 哲治君(民主)
   日程第一ないし第四に賛成
             伊藤信太郎君(自民)
   日程第一ないし第四に反対
             黄川田 徹君(自由)
   日程第一ないし第四に反対
             春名 直章君(共産)
   日程第一及び第二に賛成、日程第三及び第四に反対
             重野 安正君(社民)
  三、採決
   1日程第一及び第二
           反対 民主、自由、共産
   2日程第三及び第四
        反対 民主、自由、共産、社民
    ―――――――――――――
鳩山委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。
    ―――――――――――――
鳩山委員長 次に、次回の本会議及び委員会は、追って公報をもってお知らせいたします。
 なお、来る十一日木曜日午前十一時から理事会を開会いたします。
 本日は、これにて散会いたします。
    午後零時七分散会


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