衆議院

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第17号 平成16年3月30日(火曜日)

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平成十六年三月三十日(火曜日)

    午後零時四分開議

 出席委員

   委員長 武部  勤君

   理事 小坂 憲次君 理事 鈴木 恒夫君

   理事 村田 吉隆君 理事 小林 興起君

   理事 渡辺 具能君 理事 藤村  修君

   理事 一川 保夫君 理事 安住  淳君

   理事 西  博義君

      江渡 聡徳君    小渕 優子君

      谷川 弥一君    谷本 龍哉君

      中山 泰秀君    葉梨 康弘君

      保坂  武君    大谷 信盛君

      小宮山泰子君    手塚 仁雄君

      馬淵 澄夫君    松崎 哲久君

      笠  浩史君    高木美智代君

      穀田 恵二君    阿部 知子君

    …………………………………

   議長           河野 洋平君

   副議長          中野 寛成君

   事務総長         駒崎 義弘君

    ―――――――――――――

委員の異動

三月三十日

 辞任         補欠選任

  小宮山泰子君     松崎 哲久君

同日

 辞任         補欠選任

  松崎 哲久君     小宮山泰子君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 国家公務員任命につき同意を求めるの件

 本会議における議案の趣旨説明聴取の件

 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――

武部委員長 これより会議を開きます。

 まず、国家公務員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、人事官、会計検査院情報公開審査会委員、原子力安全委員会委員、衆議院議員選挙区画定審議会委員、公認会計士・監査審査会会長及び同委員、中央更生保護審査会委員、中央社会保険医療協議会委員に、お手元の印刷物にあります諸君を任命するについて、内閣から本院の同意を求めてまいっております。

    ―――――――――――――

 一、国家公務員任命につき同意を求めるの件

  人事官

   谷  公士君 中島忠能君四、三任期満了につきその後任

  会計検査院情報公開審査会委員

   碓井 光明君 三、三一任期満了につき再任

   早坂 禧子君 五代利矢子君三、三一任期満了につきその後任

   河野 正男君 隅田一豊君三、三一任期満了につきその後任

  原子力安全委員会委員

   鈴木 篤之君 四、二〇任期満了につき再任

   早田 邦久君 飛岡利明君四、二〇任期満了につきその後任

   久住 静代君 松原純子君辞職予定につきその後任

  衆議院議員選挙区画定審議会委員

   村松 岐夫君 石川忠雄君四、一〇任期満了につきその後任

   早川 正徳君 荒尾正浩君一五、三、五死去につきその後任

   大石  眞君 内田満君四、一〇任期満了につきその後任

   吉田 弘正君 大林勝臣君四、一〇任期満了につきその後任

   眞柄 秀子君 大宅映子君四、一〇任期満了につきその後任

   稲葉  馨君 塩野宏君四、一〇任期満了につきその後任

   小田原満知子君 味村治君一五、七、二五死去につきその後任

  公認会計士・監査審査会会長及び同委員

   会長 金子  晃君

   委員 脇田 良一君

      引頭 麻実君

      奥山 章雄君

      高橋 厚男君

      田島 優子君

      辻山 栄子君

      中村 芳夫君

      平松 一夫君

      吉井  毅君

  中央更生保護審査会委員

   山上  皓君 四、一任期満了につき再任

  中央社会保険医療協議会委員

   土田 武史君 四、七任期満了につき再任

    ―――――――――――――

武部委員長 本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

武部委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

武部委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件についてでありますが、内閣提出の高速道路株式会社法案、独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構法案、日本道路公団等の民営化に伴う道路関係法律の整備等に関する法律案、日本道路公団等民営化関係法施行法案の各法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、これに対する質疑を行うことに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

武部委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、右各法律案の趣旨説明は、石原国土交通大臣が行います。

 右各法律案の趣旨説明に対し、自由民主党の永岡洋治君、民主党・無所属クラブの岩國哲人君、松野信夫君から、それぞれ質疑の通告があります。

 質疑時間は、永岡洋治君は十分以内、岩國哲人君、松野信夫君はおのおの十五分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

武部委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。

    ―――――――――――――

 一、趣旨説明を聴取する議案の件

  高速道路株式会社法案(内閣提出)

  独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構法案(内閣提出)

  日本道路公団等の民営化に伴う道路関係法律の整備等に関する法律案(内閣提出)

  日本道路公団等民営化関係法施行法案(内閣提出)

   趣旨説明 国土交通大臣 石原 伸晃君

   質疑通告    時 間   要求大臣

 永岡 洋治君(自民)  十分以内 総理、国交

 岩國 哲人君(民主) 十五分以内 総理、国交

 松野 信夫君(民主) 十五分以内 総理、国交

    ―――――――――――――

武部委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

駒崎事務総長 まず最初に、国家公務員任命につき同意を求めるの件についてお諮りをいたします。採決は六回になりますが、順序は印刷物のとおりであります。

 次に、日程第一ないし第三につき、柳本法務委員長の報告がございます。三案を一括して採決いたしまして、全会一致であります。

 次に、日程第四及び第五は委員長提出の議案でありますので、議長から委員会の審査を省略することをお諮りいたします。次いで衛藤厚生労働委員長の趣旨弁明がございます。両案を一括して採決いたしまして、全会一致であります。

 次に、日程第六につき、小此木安全保障委員長の報告がございまして、共産党が反対でございます。

 次に、日程第七ないし第九につき、米澤外務委員長の報告がございます。採決は二回になります。一回目は日程第七で、共産党及び社民党が反対でございます。二回目は日程第八及び第九で、全会一致であります。

 次に、高速道路株式会社法案等の日本道路公団等民営化関連四法案につきまして、石原国土交通大臣から趣旨の説明がございます。これに対しまして、三人の方々からそれぞれ質疑が行われます。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

       採決順序

 一、(反対 民主、社民)

  人事官

                谷  公士君

 二、(全会一致)

  会計検査院情報公開審査会委員

      碓井 光明君    早坂 禧子君

      河野 正男君

  衆議院議員選挙区画定審議会委員

      村松 岐夫君    早川 正徳君

      大石  眞君    眞柄 秀子君

      稲葉  馨君   小田原満知子君

  公認会計士・監査審査会会長及び同委員

   会長 金子  晃君

   委員 脇田 良一君    引頭 麻実君

      田島 優子君    辻山 栄子君

      平松 一夫君    吉井  毅君

  中央更生保護審査会委員

                山上  皓君

  中央社会保険医療協議会委員

                土田 武史君

 三、(反対 共産、社民)

  原子力安全委員会委員

                鈴木 篤之君

 四、(反対 社民)

  原子力安全委員会委員

      早田 邦久君    久住 静代君

 五、(反対 共産)

  衆議院議員選挙区画定審議会委員

                吉田 弘正君

  公認会計士・監査審査会委員

      高橋 厚男君    中村 芳夫君

 六、(反対 民主、共産)

  公認会計士・監査審査会委員

                奥山 章雄君

    ―――――――――――――

 議事日程 第十一号

  平成十六年三月三十日

    午後一時開議

 第一 知的財産高等裁判所設置法案(内閣提出)

 第二 裁判所法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第三 労働審判法案(内閣提出)

 第四 クリーニング業法の一部を改正する法律案(厚生労働委員長提出)

 第五 公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律の一部を改正する法律案(厚生労働委員長提出)

 第六 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第七 サイバー犯罪に関する条約の締結について承認を求めるの件

 第八 児童の売買、児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利に関する条約の選択議定書の締結について承認を求めるの件

 第九 武力紛争における児童の関与に関する児童の権利に関する条約の選択議定書の締結について承認を求めるの件

    ―――――――――――――

武部委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。

    ―――――――――――――

武部委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来る四月一日木曜日午後一時から開会することといたします。

 また、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。

 この際、休憩いたします。

    午後零時八分休憩

     ――――◇―――――

    午後四時四十分開議

武部委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 趣旨説明を聴取する議案の件について御協議願います。

 小坂憲次君。

小坂委員 ただいま再開をしていただきましたが、先ほどまでの議院運営委員会の理事会におきまして、一日の議案につきまして、国民年金法の一部を改正する法律案外二案、三法案についての趣旨説明を議題とすべく協議をしてまいりました。

 既に、たび重なる協議の中で、一日の年金法案の趣旨説明をお願いしてまいりまして、理解を得てきたところでございますが、昨今のマスコミ等の報道によりまして事情が変わったとの野党さんの御意見がございました。私ども最大限配慮をさせていただきまして、政府の統一見解も聞きまして、その上で御理解を求めましたが、いまだに完全な理事会での御理解は得られておりません。

 しかしながら、私どもとしては円満なうちに今回の趣旨説明議案を決定いたしたいと思いまして、その意味から、委員会におきまして、それぞれ趣旨を、それぞれの思うところを述べて、その後に、私どもとしては、一日の本会議に国民年金関係法案を議題としていただくべく、動議を提出いたしたいと存じます。

 来る四月一日の本会議において、内閣提出の国民年金法等の一部を改正する法律案、年金積立金管理運用独立行政法人法案、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律案の各法案の趣旨説明を聴取し、これに対する質疑を行うことを望みます。

 今申し上げたような理由でございまして、ぜひとも速やかに御決定いただきますよう、お取り計らいをお願いいたす次第でございます。

武部委員長 藤村修君。

藤村委員 民主党の藤村修でございます。

 私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました、いわゆる年金関連法案の本会議趣旨説明を四月一日に行う件につきまして、これは絶対反対の立場で意見を申し上げます。

 反対する第一の理由は、私ども民主党も、年金改革の重要性にかんがみ、小泉首相が先日突然に提案されたいわゆる年金一元化をも盛り込んだ対案を準備しております。間もなく、四月九日には提出が可能であり、そのときには、政府案と同時に趣旨説明と質疑を行うことができます。

 事案の重要性を考慮すれば、当然政府案と我が党案を同時に審議することが望ましいと考えますし、政府案だけで四月一日に趣旨説明をしなければならない論拠はないと思います。

 また、過日、小泉総理は、年金問題の重要性を考えると、年金改革についての抜本的な議論が与野党の壁を超えて必要だと発言されました。この件において、福田官房長官は先ほどの議院運営委員会理事会で、小泉総理の発言は現在提出されている政府案が成立した後の話だと主張をされましたが、政府案が抜本改革でもあり、あるいは、今後五十年、百年の安心を提案するというきょうまでの政府の説明との整合性がとれません。

 官房長官の御説明では、小泉総理があえてこの時期にあのような発言をされた真意が全く伝わってまいりません。むしろ、現在の政府案、今出ている年金関連法案は抜本改革にはほど遠いものだと発言されたのではないかとすら思うのであります。したがって、現在提出されている政府案の審議を急ぐ必要性はなくなったと言っても過言ではありません。

 以上が、四月一日に本会議において政府案だけの趣旨説明をすることに反対する主な理由でございます。

 委員各位も、事の重大性は十分御理解いただいているものと存じます。各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。

武部委員長 西博義君。

西委員 公明党の西博義でございます。

 私は、四月一日、本会議において、国民年金法等の一部を改正する法律案他二法案に対して、趣旨説明並びに質疑を行うよう要望申し上げたいと思います。

 申すまでもなく、今国会、年金の問題は大変重要な法案として、与野党ともに取り組もうとしているというふうに私は理解をしております。議運の理事会の現場でも、再三、一日も早く審議入りをするように、与党として申し上げてまいりました。

 幸いにして、先週予算も無事成立をし、いよいよ各法案の審議というところで、与野党ほぼ合意に近い形で本日を迎えたわけですが、週末の総理の発言等により、今藤村筆頭の議論がございましたが、それは、先ほどまさしく官房長官からお話のあったとおり、このこととは別に議論をすべき問題、こう考えているわけでございます。

 この国民年金法の重要性にかんがみ、一刻も早く審議入りをして、そして充実した審議を図られるよう、特に委員長にお願いを申し上げたいと思います。

 以上です。

武部委員長 穀田恵二君。

穀田委員 私は、四月一日に本会議において趣旨説明、質疑を行うことに反対です。

 まず第一に、先ほどの官房長官による政府統一見解のお話でしたが、一方的にお話ししただけで、理解を得るには不十分だったと思います。

 特に、その内容は、御存じのとおり、国民全体が年金に対する、政府案に対して八三%の方が不安に思っている、そういう内容を反映した、いわばその意味で、総理大臣が一元化に言及した背景もあるかと私は思います。そして、その一元化という問題について言うならば、改革と不可分のものだと私は思いますし、その点の解明はございませんでした。

 したがって、その内容を前提とした議論をしっかりすべきであって、私は、ともかく一日に一方的にやるということについては、改めて反対の意を表明いたします。

 以上です。

武部委員長 阿部知子君。

阿部委員 私も、四月の一日に与党案のみの形での本会議設定がなされるということには強く反対いたします。

 理由は、年金問題というのが本当に国民的な課題であって、このような、あたかも与野党対立の構図をとって論議されることは不幸であると思います。

 そして、これまで与党も本当に寛容に民主党案を待っておられたわけですから、いま一歩の寛容と、さらに、民主党案の方も、小泉首相のさまざまなこの間の御発言もあり、それを一歩、国民的論議にのせられるような形できっと御提案があるものと期待しておりますから、逆に、四月一日に始まることによって、国民に映る姿が、与党のみ採択してこの審議にかかったという形になることは大変に残念ですし、ぜひとも御配慮をいただきたいと思います。

武部委員長 それでは、小坂憲次君の動議に賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

武部委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後四時四十九分散会


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