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第30号 平成22年5月13日(木曜日)

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平成二十二年五月十三日(木曜日)

    午後二時三十四分開議

 出席委員

   委員長 松本 剛明君

   理事 高木 義明君 理事 松崎 公昭君

   理事 牧  義夫君 理事 松木けんこう君

   理事 横山 北斗君 理事 鷲尾英一郎君

   理事 逢沢 一郎君 理事 高木  毅君

   理事 遠藤 乙彦君

      石井  章君    菊田真紀子君

      高山 智司君    津川 祥吾君

      手塚 仁雄君    松崎 哲久君

      皆吉 稲生君    伊東 良孝君

      小泉進次郎君    齋藤  健君

      橘 慶一郎君    佐々木憲昭君

      服部 良一君    山内 康一君

      下地 幹郎君

    …………………………………

   議長           横路 孝弘君

   副議長          衛藤征士郎君

   事務総長         鬼塚  誠君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 内閣委員長田中けいしゅう君解任決議案(浜田靖一君外五名提出)の取扱いに関する件

 本会議における議案の趣旨説明聴取の件

 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――

松本委員長 これより会議を開きます。

 まず、決議案の取扱いに関する件についてでありますが、本日、浜田靖一君外五名から、自由民主党・無所属の会、日本共産党、みんなの党の三会派共同提案による内閣委員長田中けいしゅう君解任決議案が提出されました。

 本決議案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本決議案の趣旨弁明は、提出者の長島忠美君が行います。

 討論につきましては、民主党・無所属クラブの村上史好君から反対、自由民主党・無所属の会の小泉進次郎君、日本共産党の塩川鉄也君から、それぞれ賛成討論の通告があります。

 討論時間は、村上史好君、小泉進次郎君はおのおの十分以内、塩川鉄也君は五分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本決議案の採決は、記名投票をもって行います。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、本日の議事日程第一ないし第三の各案に対し、民主党・無所属クラブの大泉ひろこ君、自由民主党・無所属の会の井上信治君、公明党の高木美智代君から、それぞれ討論の通告があります。

 討論時間は、おのおの十分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、本日の議事日程第四は、これを延期するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、本日農林水産委員会の審査を終了した公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律案について、委員長から緊急上程の申し出があります。

 本法律案は、本日の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件についてでありますが、この際、佐々木憲昭君から発言を求められておりますので、これを許します。佐々木憲昭君。

佐々木(憲)委員 本日の本会議において、政治主導確立のための内閣法等改正案を議題とし、趣旨説明、質疑を行うことに反対の意見を述べます。

 初めに、与野党の合意がないにもかかわらず、委員長が職権で本会議を立て、委員会を開いたことに厳しく抗議いたします。議会運営は、与野党合意のもとで円滑に進めるべきであります。

 本法案は政治主導の確立を掲げていますが、政治主導というなら、今緊急になすべきは政治の信頼の確立であります。

 そのために、まず第一に、政治と金の問題で、鳩山総理と小沢幹事長が国民に対し説明責任を果たすことであります。

 鳩山総理は、九億円の資金使途について約束どおり資料を提出して説明すること、小沢氏は、国会の証人喚問に応じ、みずからの政治資金疑惑について証言すべきであります。

 第二に、普天間米軍基地の無条件撤去を政治決断することです。

 鳩山総理は、移設先探しで迷走を続けたあげく、県外、国外は公約ではないと言い逃れ、結局、沖縄と徳之島に負担を押しつけようとしており、国民の大きな怒りを呼んでおります。予算委員会の集中審議でこの公約違反と政府方針の混迷をただし、国民、県民の求める方向に政治を主導することが求められているのであります。

 本法案は、民主党小沢幹事長の主導のもと、いわゆる国会法改正案と一体で構想され、進められてきたものであります。

 その内容は、内閣官房、内閣府に新たな機構を設け、副大臣、政務官、総理補佐官を大幅に増員し、さらに政務調査官を新設するなど、要するに、総理官邸を中心とする内閣機能の権限を強化するものであります。

 その一方、国会に対しては、政府参考人制度の廃止、法案審議と国政調査の切り離しなどによって官僚答弁を排除する方向をとっていますが、これでは、国会が必要とする行政実態についての審査や調査ができず、予算や法案の充実した審議を阻害し、国会の行政監視機能を弱体化させ、国政調査権能を形骸化させることは明白です。

 とりわけ、内閣法制局長官を政府特別補佐人から除外し、国会審議の場から外し、九条の解釈改憲を政治主導で進めることをねらっていることは断じて容認できません。

 政治主導の確立、国会審議活性化といいますが、その実態は、強い政府主導で国会審議を弱体化する国家改造にほかなりません。国民主権、議会制民主主義という憲法の根本原則に反するものであります。

 こうした国家機構や国会の仕組みの重大な変更は、政府・与党、民主党の一存で強引に進めるべきものではありません。当然、時間をかけた国民的議論が必要です。

 また、民主党は、国会法改正のため、議会制度協議会の開催を要求していますが、そもそも議会制度協議会は、議長の諮問機関として、国会のあり方、運営ルールについて与野党合意で円満に進めるための協議機関であり、その場で形だけ協議すればいいというものではありません。

 与党側が一方的に国会法改正案の提出などという挙に出た場合には、重大な決意で臨むことを表明しておきます。

 以上で、意見表明を終わります。

松本委員長 それでは、内閣提出、政府の政策決定過程における政治主導の確立のための内閣法等の一部を改正する法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、これに対する質疑を行うことに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

松本委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本法律案の趣旨説明は、平野国務大臣が行います。

 本法律案の趣旨説明に対し、民主党・無所属クラブの橋本博明君、自由民主党・無所属の会の平井たくや君、公明党の遠山清彦君、みんなの党の江田憲司君から、それぞれ質疑の通告があります。

 質疑時間は、橋本博明君、平井たくや君、遠山清彦君はおのおの十五分以内、江田憲司君は五分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松本委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。

    ―――――――――――――

 一、趣旨説明を聴取する議案の件

  政府の政策決定過程における政治主導の確立のための内閣法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

   趣旨説明 国務大臣 平野 博文君

   質疑通告     時 間  要求大臣

 橋本 博明君(民主) 15分以内 総理、仙谷国務、枝野国務

 平井たくや君(自民) 15分以内 総理、仙谷国務(国家戦略)、総務、官房

 遠山 清彦君(公明) 15分以内 総理、官房、財務

 江田憲司君(みんな) 5分以内 総理

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

鬼塚事務総長 まず最初に、動議により、内閣委員長田中けいしゅう君解任決議案を上程いたします。自民党の長島忠美さんが趣旨弁明を行います。次いで三人の方々からそれぞれ討論が行われますが、順序は印刷物のとおりでございます。次いで記名投票をもって採決いたします。

 次に、日程第一ないし第三につき、田中内閣委員長の報告がございます。次いで三案に対しまして、三人の方々からそれぞれ討論が行われますが、順序は印刷物のとおりでございます。採決は二回になります。一回目は日程第一及び第二で、委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。民主党、公明党、共産党、社民党、国民新党及び国益と国民の生活を守る会が反対でございます。二回目は日程第三で、自民党、公明党、共産党、みんなの党、たちあがれ日本及び国益と国民の生活を守る会が反対でございます。

 次に、動議により、日程第四を延期いたします。

 次に、農林水産委員会の法律案を緊急上程いたします。筒井農林水産委員長の報告がございまして、全会一致でございます。

 次に、政治主導確立のための内閣法等改正案につきまして、平野国務大臣から趣旨の説明がございます。これに対しまして、四人の方々からそれぞれ質疑が行われます。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

 一、決議案の取扱いに関する件

  内閣委員長田中けいしゅう君解任決議案(浜田靖一君外五名提出)

   趣旨弁明      長島 忠美君(自民)

   討論通告

      反 対    村上 史好君(民主)

      賛 成    小泉進次郎君(自民)

      賛 成    塩川 鉄也君(共産)

   採決(記名)

    ―――――――――――――

 議事日程 第十七号

  平成二十二年五月十三日

    午後一時開議

 第一 国家公務員法等の一部を改正する法律案(塩崎恭久君外四名提出)

 第二 幹部国家公務員法案(塩崎恭久君外四名提出)

 第三 国家公務員法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第四 エネルギー環境適合製品の開発及び製造を行う事業の促進に関する法律案(内閣提出)

    ―――――――――――――

       議 事 順 序

 日程第一 国家公務員法等の一部を改正する法律案(塩崎恭久君外四名提出)

 日程第二 幹部国家公務員法案(塩崎恭久君外四名提出)

 日程第三 国家公務員法等の一部を改正する法律案(内閣提出)(修正)

  (1)内閣委員長の報告(日程第一及び第二は否決、第三は修正)

           田中けいしゅう君

  (2)討論通告

   日程第一及び第二に賛成、第三に反対

             井上 信治君(自民)

   日程第一及び第二に反対、第三に賛成

             大泉ひろこ君(民主)

   日程第一ないし第三に反対

             高木美智代君(公明)

  (3)採決

   1日程第一及び第二

    原案に反対 民主、公明、共産、社民、国民、国守

   2日程第三

    反対 自民、公明、共産、みんな、日本、国守

    ―――――――――――――

松本委員長 それでは、本日の本会議は、午後二時四十五分予鈴、午後二時五十五分から開会いたします。

    ―――――――――――――

松本委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来る十八日火曜日午後一時から開会することといたします。

 また、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。

 なお、明十四日金曜日午前十一時から理事会を開会いたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後二時四十二分散会


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