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第25号 平成24年6月15日(金曜日)

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平成二十四年六月十五日(金曜日)

    午後零時十六分開議

 出席委員

   委員長 小平 忠正君

   理事 松野 頼久君 理事 山井 和則君

   理事 笠  浩史君 理事 糸川 正晃君

   理事 鷲尾英一郎君 理事 橋本 清仁君

   理事 佐藤  勉君 理事 高木  毅君

   理事 遠藤 乙彦君

      相原 史乃君    太田 和美君

      坂口 岳洋君    浜本  宏君

      三宅 雪子君    水野 智彦君

      森山 浩行君    伊東 良孝君

      小泉進次郎君    齋藤  健君

      塩崎 恭久君    佐々木憲昭君

      渡辺浩一郎君    服部 良一君

      中島 正純君

    …………………………………

   議長           横路 孝弘君

   副議長          衛藤征士郎君

   事務総長         鬼塚  誠君

    ―――――――――――――

委員の異動

六月十五日

 辞任         補欠選任

  川内 博史君     三宅 雪子君

同日

 辞任         補欠選任

  三宅 雪子君     川内 博史君

    ―――――――――――――

六月十五日

 参政権が国民固有の権利であることを再度確認するための国会決議を求めることに関する請願(渡辺義彦君紹介)(第二三〇二号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 寛仁親王殿下薨去につき弔詞奉呈報告の件

 裁判官弾劾裁判所裁判員予備員辞職の件

 裁判官弾劾裁判所裁判員予備員の選挙の件

 内閣提出議案撤回の件

 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――

小平委員長 これより会議を開きます。

 まず、寛仁親王殿下薨去につき弔詞奉呈報告の件についてでありますが、去る六日、寛仁親王殿下が薨去されました。

 ここに謹んで哀悼の意を表します。

 弔詞につきましては、お手元の印刷物のとおりの弔詞を、理事各位の御了承を得まして、去る十一日、議長から奉呈していただきましたので、御了承願います。

    ―――――――――――――

 大勲位寛仁親王殿下には にわかに薨去されました まことに痛惜哀悼の至りにたえません

 衆議院はここに謹んで弔意を表します

    ―――――――――――――

小平委員長 弔詞につきましては、本日の本会議において、議長から奉呈の報告があり、弔詞を朗読されることになります。

 その際、議員の方は御起立を願うことになっております。

    ―――――――――――――

小平委員長 次に、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員辞職の件についてでありますが、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員である佐々木隆博君から辞職願が提出されております。

 本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小平委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

小平委員長 次に、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員の選挙の件についてでありますが、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員辞職の件が許可されましたならば、引き続き同予備員の選挙を行うことに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小平委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 この選挙は、その手続を省略して、議長において指名することになりますから、御了承願います。

 なお、後任の候補者として、民主党・無所属クラブから宮島大典君を届け出てまいっております。

    ―――――――――――――

小平委員長 次に、内閣提出議案撤回の件についてでありますが、本日、内閣から、原子力の安全の確保に関する組織及び制度を改革するための環境省設置法等の一部を改正する法律案、原子力安全調査委員会設置法案、地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、産業保安監督部及び那覇産業保安監督事務所並びに産業保安監督部の支部並びに産業保安監督署の設置に関し承認を求めるの件(承認第一号)をそれぞれ撤回することについて、国会法第五十九条の規定により、本院の承諾を求めてまいっております。

 本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小平委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

小平委員長 次に、本日文部科学委員会の審査を終了した著作権法の一部を改正する法律案について、委員長から緊急上程の申し出があります。

 本法律案は、本日の本会議において緊急上程するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

小平委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 次に、本日厚生労働委員会から提出されたホームレスの自立の支援等に関する特別措置法の一部を改正する法律案、国土交通委員会の審査を終了した特定タンカーに係る特定賠償義務履行担保契約等に関する特別措置法案、同委員会から提出された離島振興法の一部を改正する法律案の各法律案について、それぞれ委員長から緊急上程の申し出があります。

 各法律案は、本日の本会議において緊急上程するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小平委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 次に、本日環境委員会から提出された原子力規制委員会設置法案、同委員会の審査を終了した地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、産業保安監督部及び那覇産業保安監督事務所並びに産業保安監督部の支部並びに産業保安監督署の設置に関し承認を求めるの件(承認第五号)の両案件について、委員長から緊急上程の申し出があります。

 この際、発言を求められておりますので、これを許します。佐々木憲昭君。

佐々木(憲)委員 原子力規制委員会設置法案に対して、意見表明をいたします。

 この法案は、民主、自民、公明の三党によって緊急上程されようとしておりますが、断固反対です。

 法案は、昨夜十九時の時点で、でき上がっていなかったのであります。示されたのは、A4の紙一枚の、未定稿の要綱のみであります。きょうになって法案が示され、それを、まともな審議もせず、どうして採択できるでしょうか。しかも、本会議での討論も行わないなど、到底認められません。

 もともと、法案は、環境省の所管を超える広範な領域を含む原子力行政全般にかかわるものであり、全ての政党が参加し、充実した審議を行うにふさわしい委員会に付託すべきでありました。本会議では、重要広範議案として扱われ、総理も出席して質疑が行われたのであります。

 ところが、三党は、特定の範囲しか扱わない環境委員会に原子力規制委員会設置法案を付託するという暴挙を行ったのであります。

 私たちが抗議すると、与党は、議運理事会で、環境委員会に付託するかわり、審議には日本共産党、社民党、みんなの党などを常時出席させて審議を行わせ、理事会にも出席させるという言明がありました。

 しかし、審議時間は極めて短く、きょうを入れてわずか二回しか行われず、連合審査は一回だけでありました。理事会では、陪席さえ許されず、単なる傍聴扱いでありました。委員会での総理出席の審議も行われておりません。なぜ、これほど拙速な形で法案を通さなければならないのでしょうか。

 この法案には重大な問題が含まれております。

 第一は、昨年の三月十一日福島第一原発の事故原因と教訓を全面的に踏まえた法案となっていないのであります。

 特に、原子炉等規制法で、根拠も実証試験もなく、老朽原発の四十年、例外六十年制限としていたところ、本法案で、さらに、事実上、青天井とし、半永久的稼働を容認したことは、政府案を一層改悪するものであります。

 第二は、原子力規制組織について、推進と規制の分離、独立性を確保すべき規制委員会を環境省のもとに置くこととしていることであります。

 環境省は、歴史的にも、基本政策の上でも、原発推進の一翼を担ってきた官庁であり、今国会に提案している地球温暖化対策基本法案で、温室効果ガスの排出抑制のため、原発推進を条文上も明記したままであります。この削除と抜本的反省なしに、真の独立性は担保されません。

 第三に、原子力基本法を改め、原子力利用の目的について、「我が国の安全保障に資する」としたことは、いわゆる原子力平和利用三原則にも抵触するものであります。

 最後に、我が国の原発政策の根幹をなす日米原子力協定と電源三法のもとで、安全神話をつくり上げ、地域住民の反対を押し切って原発を推進してきた歴代政権の政財官学の構造そのものにメスを入れることが必要であります。原発再稼働など論外であります。

 このことを指摘し、意見表明といたします。

小平委員長 それでは、両案件は、本日の本会議において緊急上程するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

小平委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

小平委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

鬼塚事務総長 まず最初に、議長から、寛仁親王殿下薨去につき弔詞奉呈の報告がございまして、弔詞を朗読されます。

 次に、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員辞職の件につきお諮りいたします。

 辞職の件が許可されましたら、引き続いて裁判官弾劾裁判所裁判員予備員の選挙を行います。この選挙は、動議により、手続を省略して、議長において指名されることになります。

 次に、内閣提出二法律案及び承認案件撤回の件をお諮りいたします。全会一致でございます。

 次に、日程第一につき、荒井内閣委員長の報告がございまして、共産党及び社民党が反対でございます。

 次に、動議により、文部科学委員会の法律案を緊急上程いたします。石毛文部科学委員長の報告がございまして、共産党、新党きづな及び社民党が反対でございます。

 次に、厚生労働委員会の法律案を緊急上程いたします。池田厚生労働委員長の趣旨弁明がございまして、全会一致でございます。

 次に、国土交通委員会の二法律案を緊急上程いたしまして、伴野国土交通委員長の報告及び趣旨弁明がございます。採決は二回になります。一回目は特定タンカー賠償義務担保特措法案で、全会一致でございます。二回目は離島振興法改正案で、全会一致でございます。

 次に、環境委員会の法律案及び承認案件を緊急上程いたしまして、生方環境委員長の趣旨弁明及び報告がございます。採決は二回になります。一回目は原子力規制委員会設置法案で、共産党、社民党及びみんなの党が反対でございます。二回目は産業保安監督部等設置承認案件で、社民党及びみんなの党が反対でございます。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

 議事日程 第十四号

  平成二十四年六月十五日

    午後一時開議

 第一 内閣府設置法等の一部を改正する法律案(内閣提出)

    ―――――――――――――

小平委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。

    ―――――――――――――

小平委員長 次に、次回の本会議及び委員会は、追って公報をもってお知らせいたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後零時二十六分散会


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