衆議院

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第6号 平成24年11月15日(木曜日)

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平成二十四年十一月十五日(木曜日)

    午後一時三十一分開議

 出席委員

   委員長 高木 義明君

   理事 渡辺  周君 理事 篠原  孝君

   理事 大谷 信盛君 理事 福田 昭夫君

   理事 森本 哲生君 理事 高木  毅君

   理事 坂本 哲志君 理事 太田 和美君

   理事 遠藤 乙彦君

      打越あかし君    大西 健介君

      川越 孝洋君    坂口 岳洋君

      浜本  宏君    早川久美子君

      平山 泰朗君    渡部 一夫君

      伊東 良孝君    佐藤  勉君

      齋藤  健君    柴山 昌彦君

      橘 慶一郎君    渡辺浩一郎君

      佐々木憲昭君    服部 良一君

    …………………………………

   議長           横路 孝弘君

   副議長          衛藤征士郎君

   事務総長         鬼塚  誠君

    ―――――――――――――

委員の異動

十一月十五日

 辞任         補欠選任

  小泉進次郎君     柴山 昌彦君

同日

 辞任         補欠選任

  柴山 昌彦君     佐藤  勉君

同日

 辞任         補欠選任

  佐藤  勉君     小泉進次郎君

    ―――――――――――――

十一月十五日

 国会議員の歳費及び期末手当の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案(渡辺周君外四名提出、衆法第三号)

 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律及び裁判官弾劾法の一部を改正する法律案(渡辺周君外六名提出、衆法第四号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 本会議における議案の趣旨説明聴取の件

 議員松下忠洋君逝去につき弔詞贈呈及び追悼演説の件

 国会議員の歳費及び期末手当の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案(渡辺周君外四名提出、衆法第三号)

 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律及び裁判官弾劾法の一部を改正する法律案(渡辺周君外六名提出、衆法第四号)

 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――

高木委員長 これより会議を開きます。

 趣旨説明を聴取する議案の件について御協議願います。

 渡辺周君。

渡辺(周)委員 動議を提出いたします。

 渡辺周君外四名提出の国会議員の歳費及び期末手当の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案及び渡辺周君外六名提出の国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律及び裁判官弾劾法の一部を改正する法律案は、本会議において趣旨説明を聴取しないこととし、議長において本委員会に付託されることを望みます。

高木(毅)委員 委員長、今、これは法案二本読まれたんですか。

高木委員長 はい。

高木(毅)委員 事務総長。

鬼塚事務総長 二本読みました。

高木(毅)委員 つるしおろしに対して賛否が違うんですが、これはどのように採決するんですか。

鬼塚事務総長 採決は、分けていたします。

高木(毅)委員 はい。

高木委員長 それでは、国会議員の歳費及び期末手当の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案について、渡辺周君の動議に賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

高木委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 次に、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律及び裁判官弾劾法の一部を改正する法律案について、渡辺周君の動議に賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

高木委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 この際、休憩いたします。

    午後一時三十四分休憩

     ――――◇―――――

    午後二時三十三分開議

高木委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。

 まず、議員松下忠洋君逝去につき弔詞贈呈及び追悼演説の件についてでありますが、去る九月十日、鹿児島県第三区選出議員松下忠洋君が逝去されました。

 ここに謹んで哀悼の意を表します。

 弔詞につきましては、お手元に配付の案文のとおりとし、本日の本会議において贈呈を決定するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高木委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

 衆議院は 多年憲政のために尽力し さきに内閣委員長の要職にあたられた国務大臣議員松下忠洋君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞をささげます

    ―――――――――――――

高木委員長 次に、松下君に対する追悼演説は、本日の本会議において行うこととし、演説者は、自由民主党・無所属の会の小渕優子君にお願いいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高木委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本会議において、議長が弔詞を朗読される際、議員の方は御起立願うこととなっております。

    ―――――――――――――

高木委員長 次に、本日の議事日程第三に対し、民主党・無所属クラブ・国民新党の斉木武志君、自由民主党・無所属の会の齋藤健君、国民の生活が第一・きづなの玉城デニー君、公明党の竹内譲君、日本共産党の佐々木憲昭君、みんなの党の平智之君、社会民主党・市民連合の中島隆利君、日本維新の会の石関貴史君から、それぞれ討論の通告があります。

 討論時間は、斉木武志君、齋藤健君、玉城デニー君、竹内譲君はおのおの十分以内、佐々木憲昭君は七分以内、平智之君、中島隆利君、石関貴史君はおのおの五分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高木委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

高木委員長 次に、本日政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会の審査を終了した参議院提出の公職選挙法の一部を改正する法律案、細田博之君外二名提出の衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律案、安住淳君外三名提出の公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律案の各法律案について、委員長から緊急上程の申し出があります。

 各法律案は、本日の本会議において緊急上程するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

高木委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

高木委員長 次に、本日付託となりました渡辺周君外四名提出、国会議員の歳費及び期末手当の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案、渡辺周君外六名提出、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律及び裁判官弾劾法の一部を改正する法律案の両法律案を議題といたします。

 提出者から趣旨の説明を聴取いたします。渡辺周君。

    ―――――――――――――

 国会議員の歳費及び期末手当の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案

 国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律及び裁判官弾劾法の一部を改正する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

渡辺(周)議員 ただいま議題となりました国会議員の歳費及び期末手当の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、民主党・無所属クラブ・国民新党を代表して、その提案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。

 本法律案は、我が国の財政状況や国民世論等を踏まえ、政治家みずから身を切る姿勢を示すことが求められていることから、本年四月に制定された国会議員の歳費及び期末手当の臨時特例に関する法律を改正し、国会議員の定数削減による歳出の削減の状況等を勘案し別に法律で定める日までの間、各議院の議長、副議長及び議員の受ける歳費及び期末手当をおのおの二〇%減額するものであります。

 以上が、本法律案の趣旨及び内容であります。

 次に、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律及び裁判官弾劾法の一部を改正する法律案につきまして、民主党・無所属クラブ・国民新党、公明党及び日本共産党を代表して、その提案の趣旨及び内容を御説明申し上げます。

 本法律案は、我が国の財政状況や国民世論等を踏まえ、政治家みずから身を切る姿勢を示すことが求められていることから、各議院の役員等に支給される議会雑費等を廃止するものであります。

 また、今国会の分の議会雑費等につきましては、国庫への自主返納ができることとしております。

 以上が、本法律案の趣旨及び内容であります。

 何とぞ委員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。

高木委員長 これにて趣旨の説明は終わりました。

 これより質疑に入るのでありますが、質疑の申し出がありません。

 これより両案を一括して討論に入ります。

 討論の申し出がありますので、これを許します。高木毅君。

高木(毅)委員 自由民主党の高木毅でございます。

 私は、ただいま議題となりました国会議員の歳費及び期末手当の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案及び国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律及び裁判官弾劾法の一部を改正する法律案について発言を申し上げます。

 前者の法案をいわゆる国会議員歳費削減、後者の法案をいわゆる委員長手当の廃止というふうに呼ばせていただきます。

 そもそも、本二法案につきましては、きのうの党首討論でわかるように、いよいよ、あすまさに解散をしようかというようなときに、けさになって唐突に出されたものでありまして、十分な議論をする間もなく、しかも、本日の本会議で採決をしようというようなことが与党から諮られたわけでございます。

 私は、しっかりとした議論をしてなすべきことだというふうに思います。

 特に、どちらの法案につきましても、議員全ての身分あるいはまた身分保障ということにかかわる問題でありますから、十分な審議が必要だと考えておりまして、両案とも、実は、付託することには賛成しかねたわけでございますが、しかし、昨日の党首討論の状況、そして、一日も早く議員定数は削減しなきゃならない、それまでの間、議員歳費を二割削減するということについては、これは万やむなしと考えて、私どもは賛成するということにいたしました。

 しかし、特にこの委員長手当の方の法案につきましては、まさに、こういった法案の性格上、議運の理事メンバーが、いわゆる水面下と申しましょうか、そういったところでしっかりと議論をして、そして、どの党もが納得をして、いわば委員長提案という形で本来出されるべきものであり、そういう手順を全く踏まずに、実は、昨日の与党、野党筆頭間でもそんな話は、まあ、出したいという気持ちはあるようには思いましたけれども、それを出すということは全く言うことなく、けさになって唐突として出されたわけであります。

 ですから、まず、この法案の提出の仕方、そして、この委員会に至るまでの過程について、私は、強く抗議を申し上げたいというふうに存じます。

 私どもは、決して、この委員長手当を廃止することについて反対をしているというわけではございませんが、もし本当に民主党の皆さん方がそのように思うのであったら、私は、この際、三年前にさかのぼって返納するというぐらいの気持ちを持ってこの法律を出していただきたかった、そのような思いもあります。

 先ほども申し上げたとおり、いよいよあすにでももう解散しようかというこの期に及んで、こういった法案を合意のないまま出してきて、そして合意のないままこの委員会で採決でもって法案の付託をする、そして採決をするということについては、強く抗議をするものであります。

 以上、両法案について、私ども自民党の考え方を申し述べました。

 前者の方につきましては、万やむなく、この状況を考えて賛成いたしますし、後者の方の法案、委員長手当の法案につきましては、付託すること自体反対でございますが、残念ながら議題になりますが、反対で我が党は態度を表明させていただくところでございます。

 以上です。

高木委員長 佐々木憲昭君。

佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。

 今日の厳しい経済状況下における国民生活の実情に鑑み、議員歳費二割削減法案に、賛成の態度をとるものといたします。

 ただし、消費税増税のために身を切ると称して、定数削減を求めたり、それが実現するまでの間歳費カットをするという考え方、そういうやり方にくみするものではありません。定数削減は、民意を切り捨てるものであり、議会制民主主義の土台を掘り崩すものだからであります。

 もともと、復興のためという理由、これはどこに行ったのでしょうか。また、歳費については、本来、議員のあり方の議論を踏まえて取り扱うべきものでございます。このことを指摘しておきます。

 また、委員長手当の廃止法案については、我が党は一貫してその廃止を求めてきたものであり、その課題を実現するものでありますので、賛成をいたします。

 以上です。

高木委員長 服部良一君。

服部委員 社民党の服部良一です。

 歳費の削減に反対する立場から討論をいたします。

 社民党は、消費税増税に反対であります。また、議員定数、とりわけ比例定数の削減にも反対であります。

 したがって、消費税増税と比例定数削減のために、それを前提として歳費を削減するという発想そのものに反対です。

 国会のあり方に関する問題は、少数会派も含めた全ての会派で丁寧な議論をすべきであって、こんな選挙対策のパフォーマンスみたいなやり方には賛成できません。

 以上です。

高木委員長 これにて討論は終局いたしました。

 これより採決に入ります。

 まず、渡辺周君外四名提出の国会議員の歳費及び期末手当の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案について採決いたします。

 本案に賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

高木委員長 挙手多数。よって、本案は可決すべきものと決定いたしました。

 次に、本法律案は、本日の本会議において緊急上程するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

高木委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 次に、渡辺周君外六名提出の国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律及び裁判官弾劾法の一部を改正する法律案について採決いたします。

 本案に賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

高木委員長 挙手多数。よって、本案は可決すべきものと決定いたしました。

 次に、本法律案は、本日の本会議において緊急上程するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

高木委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 お諮りいたします。

 ただいま議決いたしました両法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高木委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

    〔報告書は附録に掲載〕

    ―――――――――――――

高木委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

鬼塚事務総長 まず最初に、議長から、故議員松下忠洋先生に対する弔詞贈呈につきお諮りした後、議長が弔詞を朗読されます。次いで小渕優子さんから追悼演説がございます。

 次に、日程第一及び第二につき、長妻厚生労働委員長の報告がございます。採決は二回になります。一回目は日程第一で、国民の生活が第一、共産党、みんなの党、社民党、改革無所属の会、減税日本、新党大地・真民主が反対でございます。二回目は日程第二で、国民の生活が第一、共産党、みんなの党、社民党、日本維新の会、改革無所属の会、減税日本、新党大地・真民主が反対でございます。

 次に、日程第三につき、五十嵐財務金融委員長の報告がございます。次いで八人の方々からそれぞれ討論が行われますが、順序は印刷物のとおりでございます。国民の生活が第一、共産党、みんなの党、社民党、新党大地・真民主が反対でございます。

 次に、動議により、ただいま御決定いただきました二法律案を緊急上程いたしまして、高木議院運営委員長の報告がございます。採決は二回になります。一回目は渡辺周君外四名提出の国会議員の歳費及び期末手当の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案、二回目は渡辺周君外六名提出の国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律及び裁判官弾劾法の一部を改正する法律案で、採決は、いずれも起立採決をもって行います。

 次に、政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会の三法律案を緊急上程いたしまして、加藤政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員長の報告がございます。採決は三回になります。一回目は参議院提出の公職選挙法改正案で、国民の生活が第一、共産党、みんなの党、社民党、新党大地・真民主が反対でございます。二回目は細田博之君外二名提出の人口較差是正公職選挙法等改正案で、共産党、社民党、減税日本、新党大地・真民主が反対でございます。三回目は安住淳君外三名提出の公職選挙法及び選挙区画定審議会設置法改正案で、自民党、国民の生活が第一、公明党、共産党、みんなの党、社民党、新党大地・真民主、太陽の党が反対でございます。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

 議事日程 第四号

  平成二十四年十一月十五日

    午後一時開議

 第一 国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案(第百八十回国会、内閣提出)

 第二 年金生活者支援給付金の支給に関する法律案(第百八十回国会、内閣提出)

 第三 財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律案(内閣提出)

    ―――――――――――――

 一、討論通告

  日程第三 財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律案(内閣提出)(修正)

    反対 生活、共産、みんな、社民、大地

    財務金融委員長  五十嵐文彦君

    討論通告

      反 対    玉城デニー君(生活)

      賛 成    斉木 武志君(民主)

      反 対    佐々木憲昭君(共産)

      賛 成    齋藤  健君(自民)

      反 対    平 智之君(みんな)

      賛 成    竹内  譲君(公明)

      反 対    中島 隆利君(社民)

      賛 成    石関 貴史君(維新)

    ―――――――――――――

高木委員長 それでは、本日の本会議は、午後三時五十分予鈴、午後四時から開会いたします。

    ―――――――――――――

高木委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明十六日金曜日午後一時から開会することといたします。

 また、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後二時四十九分散会


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