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第21号 平成28年3月24日(木曜日)

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平成二十八年三月二十四日(木曜日)

    正午開議

 出席委員

   委員長 河村 建夫君

   理事 松野 博一君 理事 御法川信英君

   理事 北村 茂男君 理事 丹羽 秀樹君

   理事 大塚 高司君 理事 薗浦健太郎君

   理事 笠  浩史君 理事 牧  義夫君

   理事 稲津  久君

      伊藤 忠彦君    大串 正樹君

      大隈 和英君    勝沼 栄明君

      田野瀬太道君    根本 幸典君

      橋本 英教君    宮澤 博行君

      渡辺 孝一君    神山 洋介君

      小山 展弘君    福島 伸享君

      角田 秀穂君    塩川 鉄也君

      遠藤  敬君

    …………………………………

   議長           大島 理森君

   副議長          川端 達夫君

   事務総長         向大野新治君

    ―――――――――――――

委員の異動

三月二十四日

 辞任         補欠選任

  笹川 博義君     勝沼 栄明君

同日

 辞任         補欠選任

  勝沼 栄明君     笹川 博義君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 特別委員会設置の件

 本会議における議案の趣旨説明聴取の件

 国立国会図書館長の辞職の件

 国立国会図書館長の任命承認の件

 立法事務費の交付を受ける会派の認定に関する件

 本日の本会議の議事等に関する件


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     ――――◇―――――

河村委員長 これより会議を開きます。

 まず、特別委員会設置の件についてでありますが、環太平洋パートナーシップ協定の締結について承認を求めるの件及び環太平洋パートナーシップ協定の締結に伴う関係法律の整備に関する法律案を審査するため委員四十五人よりなる環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会の設置についてお諮りいたします。

 この際、発言を求められておりますので、これを許します。塩川鉄也君。

塩川委員 環太平洋連携協定、TPP協定承認案と関連法案を審議するための特別委員会の設置について意見を述べます。

 TPP協定は、関税の原則撤廃により日本農業と地域経済に壊滅的な打撃を与え、食料主権を侵害するものです。医療分野でも、薬価制度の改変等によって国民皆保険制度の形骸化につながる危険があります。食の安全、雇用、保険、共済、政府調達など、あらゆる分野で国民の命や暮らしを脅かす一方で多国籍大企業の要求を最大化する仕組みであり、国民の利益と相入れません。

 また、TPP協定は国会決議に明確に違反するものです。国会決議が求めた重要農産品の除外もされていません。TPP断固反対という自民党の選挙公約にも反しています。

 しかも、今、米大統領選挙では、主要候補が軒並みTPP反対の意思表示をしており、日本が前のめりになって急いで議論を進めていくような状況にないことは明らかです。

 さらに重大なことは、TPP協定は、国民に対して情報を開示しない秘密交渉で進められ、交渉過程はいまだに明らかにされていません。国会に提出されたTPP協定承認案は、附属文書を含め英文で八千四百ページある協定書のうち、六千ページ分は日本語訳を提出していません。国会と国民に情報を開示せずに審議を進めようとするやり方は、到底認められません。

 このようなTPP協定と関連法案は撤回することを強く求め、TPP協定と関連法案審議のための特別委員会の設置に反対するものです。

 以上です。

河村委員長 それでは、環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会を設置することとし、本日の本会議において議決するに賛成の諸君の挙手を求めます。

    〔賛成者挙手〕

河村委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本特別委員会委員の各会派割り当て数は、自由民主党二十八人、民主・維新・無所属クラブ九人、公明党四人、日本共産党二人、おおさか維新の会一人、改革結集の会一人となります。

    ―――――――――――――

河村委員長 次に、本日の議事日程第一に対し、民主・維新・無所属クラブの高井崇志君、日本共産党の梅村さえこ君から、また、日程第四に対し、民主・維新・無所属クラブの佐々木隆博君、日本共産党の宮本岳志君から、それぞれ討論の通告があります。

 討論時間は、高井崇志君、佐々木隆博君はおのおの十分以内、梅村さえこ君、宮本岳志君はおのおの五分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

河村委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

河村委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件についてでありますが、内閣提出の原子力発電における使用済燃料の再処理等のための積立金の積立て及び管理に関する法律の一部を改正する法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、これに対する質疑を行うことに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

河村委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本法律案の趣旨説明は、林経済産業大臣が行います。

 本法律案の趣旨説明に対し、民主・維新・無所属クラブの升田世喜男君、日本共産党の藤野保史君、おおさか維新の会の木下智彦君から、それぞれ質疑の通告があります。

 質疑時間は、升田世喜男君は十五分以内、藤野保史君は八分以内、木下智彦君は五分以内とするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

河村委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。

    ―――――――――――――

 一、趣旨説明を聴取する議案の件

  原子力発電における使用済燃料の再処理等のための積立金の積立て及び管理に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)

   趣旨説明 経済産業大臣 林  幹雄君

   質疑通告     時間   要求大臣

 升田世喜男君(民維ク) 15分以内 経産、文科、外務

 藤野 保史君(共産) 8分以内 経産、文科、外務

 木下 智彦君(おおさか) 5分以内 外務、経産

    ―――――――――――――

河村委員長 次に、国立国会図書館長の辞職の件についてでありますが、大滝図書館長から辞職いたしたいとの申し出があります。

 議長において、参議院議長と協議の上、これを許可すべきものと答申するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

河村委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

河村委員長 次に、国立国会図書館長の任命承認の件についてでありますが、後任の国立国会図書館長には羽入佐和子君を任命すべきものとし、議長において、参議院議長と協議の上、本日の本会議において承認を求められるよう答申するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

河村委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

河村委員長 次に、立法事務費の交付を受ける会派の認定に関する件についてでありますが、これについて事務総長の説明を求めます。

向大野事務総長 立法事務費の交付を受ける会派の認定は、当委員会の議決によって決定することとなっております。

 今回、立法事務費の交付に関する届け出が、院内において無所属となっております鈴木貴子君の大地の会から提出されておりますので、会派の認定をお願いいたします。

 なお、大地の会は、政治資金規正法第六条の届け出を行っております。

河村委員長 それでは、ただいま事務総長から説明のありましたとおり、大地の会を立法事務費の交付を受ける会派と認定するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

河村委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

    ―――――――――――――

河村委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

向大野事務総長 まず最初に、ただいまお決めいただきました特別委員会の設置についてお諮りをいたします。共産党及び社民党が反対でございます。

 次に、日程第一につき、遠山総務委員長の報告がございます。次いで二人の方々からそれぞれ討論が行われますが、順序は印刷物のとおりでございます。民主・維新・無所属クラブ、共産党、改革結集の会、生活の党及び社民党が反対でございます。

 次に、日程第二及び第三は委員長提出の議案でありますので、議長から委員会の審査を省略することをお諮りいたします。次いで西村内閣委員長の趣旨弁明がございます。両案を一括して採決いたしまして、共産党及び社民党が反対でございます。

 次に、日程第四につき、山本地方創生に関する特別委員長の報告がございます。次いで二人の方々からそれぞれ討論が行われますが、順序は印刷物のとおりでございます。民主・維新・無所属クラブ、共産党、生活の党及び社民党が反対でございます。

 次に、日程第五につき、山本政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員長の報告がございまして、共産党が反対でございます。

 次に、日程第六及び第七につき、渡辺厚生労働委員長の報告がございます。両案を一括して採決いたしまして、全会一致でございます。

 次に、原発使用済燃料再処理積立金法改正案につきまして、林経済産業大臣から趣旨の説明がございます。これに対しまして、三人の方々からそれぞれ質疑が行われます。

 次に、国立国会図書館の館長の任命承認の件についてお諮りいたします。

 本日の議事は、以上でございます。

    ―――――――――――――

 議事日程 第十一号

  平成二十八年三月二十四日

    午後一時開議

 第一 放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件

 第二 成年後見制度の利用の促進に関する法律案(内閣委員長提出)

 第三 成年後見の事務の円滑化を図るための民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律案(内閣委員長提出)

 第四 地域再生法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第五 国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律及び公職選挙法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第六 戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法及び戦没者等の妻に対する特別給付金支給法の一部を改正する法律案(内閣提出)

 第七 戦没者の遺骨収集の推進に関する法律案(第百八十九回国会、本院提出)(参議院送付)

    ―――――――――――――

 一、討論通告

  日程第一 放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件

         反対 民維ク、共産、結集、生活、社民

    総務委員長    遠山 清彦君

    討論通告

      反 対    高井 崇志君(民維ク)

      反 対    梅村さえこ君(共産)

  日程第四 地域再生法の一部を改正する法律案(内閣提出)

         反対 民維ク、共産、生活、社民

    地方創生に関する特別委員長             山本 幸三君

    討論通告

      反 対    佐々木隆博君(民維ク)

      反 対    宮本 岳志君(共産)

    ―――――――――――――

河村委員長 それでは、本日の本会議は、午後零時五十分予鈴、午後一時から開会いたします。

    ―――――――――――――

河村委員長 次に、次回の本会議及び委員会は、追って公報をもってお知らせいたします。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後零時八分散会


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