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第1号 平成16年8月4日(水曜日)

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本国会召集日(平成十六年七月三十日)(金曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。

   委員長 佐藤謙一郎君

   理事 赤城 徳彦君 理事 川崎 二郎君

   理事 渡辺 博道君 理事 楢崎 欣弥君

   理事 樋高  剛君

      小里 貞利君    海部 俊樹君

      鈴木 俊一君    森  喜朗君

      森山  裕君    綿貫 民輔君

      小沢 一郎君    川端 達夫君

      仙谷 由人君    樽床 伸二君

      渡部 恒三君    神崎 武法君

平成十六年八月四日(水曜日)

    午後四時開議

 出席委員

   委員長 佐藤謙一郎君

   理事 赤城 徳彦君 理事 川崎 二郎君

   理事 渡辺 博道君 理事 楢崎 欣弥君

      小里 貞利君    海部 俊樹君

      鈴木 俊一君    津島 恭一君

      蓮実  進君    森山  裕君

      川端 達夫君    岸本  健君

      仙谷 由人君    樽床 伸二君

      松木 謙公君    西  博義君

    …………………………………

   議員           小林 興起君

    ―――――――――――――

委員の異動

八月四日

 辞任         補欠選任

  森  喜朗君     蓮実  進君

  綿貫 民輔君     津島 恭一君

  小沢 一郎君     岸本  健君

  渡部 恒三君     松木 謙公君

  神崎 武法君     西  博義君

同日

 辞任         補欠選任

  津島 恭一君     綿貫 民輔君

  蓮実  進君     森  喜朗君

  岸本  健君     小沢 一郎君

  松木 謙公君     渡部 恒三君

  西  博義君     神崎 武法君

    ―――――――――――――

七月三十日

 議員津村啓介君懲罰事犯の件

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 議員津村啓介君懲罰事犯の件


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     ――――◇―――――

佐藤委員長 これより会議を開きます。

 第百五十九回国会において継続審査となりました議員津村啓介君懲罰事犯の件を議題といたします。

 まず、小林興起君から懲罰動議提出の理由について説明を求めます。小林興起君。

小林(興)議員 自由民主党の小林興起でございます。

 ただいま議題となりました議員津村啓介君懲罰動議につきまして、提出者を代表して、その提出理由を御説明いたします。

 議員津村啓介君の懲罰動議を提出するに至った理由は、さきの第百五十九回通常国会中の六月五日、午前四時過ぎの参議院本会議において、民主党・無所属クラブの衆議院議員津村啓介君らは、既に参議院の与野党議員が議場に入っているさなかにもかかわらず、徒党を組み、集団で倉田参議院議長の議場入りを実力で阻止をはかろうといたしました。その際に、議長を中に入れるななどと叫びながら、もみ合いの中で倉田議長の眼鏡を破損させるなどの被害を負わせるなどをして参議院本会議の審議を妨害いたしました。

 このような行為は、平成十二年十月十二日の衆議院議院運営委員会における申合せ、国会は衆議院と参議院で構成されており、「それぞれの院の独自性、自律性が保たれなければならない。議員は、他院の委員会での傍聴は許されているが、他院の秩序を乱し、議院の品位を傷つける言動は、厳に慎むべきである。」この申合せに反していることは明白であります。

 また、衆議院規則二百十一条に「議員は、議院の品位を重んじなければならない。」とあり、この規則にも違反していることは言うまでもないと考えます。

 この二院制の根幹にもかかわる暴挙については、津村君のホームページに概要が掲載され、津村君本人がその事実を認めた形になっておりました。掲載されていた内容の一部を御紹介すると、次のとおりであります。

 三時半からは、参議院の民主党役員室で、四十人近い同僚代議士と待機、四時半ごろから再開した参院本会議では、倉田議長、自民党出身への不信任案が議題となる中で代行で議長席に座った本岡副議長、民主党出身が散会を宣言、にもかかわらず、その後、倉田議長が入場し、散会宣告の無効と休憩を告げる、中略、この時点で、我々衆議院からの応援部隊は、倉田議長の議場入場の実力阻止を行ったが、途中国対幹部から引けとの指示が飛び云々、以下略とありました。

 このように、津村君本人がその行為を認めていたところであります。したがって、議員津村啓介君を懲罰に科すべきものと考え、再発防止を強く求めるものであります。

 議院の品位を確立し、我が国の議会制民主主義の健全な発展を期する見地から、この動議に対して各位の御賛同が得られますよう切に要望して、本動議提出の理由説明とさせていただきます。(拍手)

佐藤委員長 これにて趣旨説明は終わりました。

    ―――――――――――――

佐藤委員長 これより質疑に入るのでありますが、質疑の申し出がありません。

 この際、議員津村啓介君に対し、懲罰事犯として懲罰を科すべきかどうか、及び懲罰を科することとすれば、国会法第百二十二条に規定するいずれの懲罰を科すべきかについて、御意見を求めます。渡辺博道君。

渡辺(博)委員 私は、自由民主党を代表して、本件は懲罰事犯として国会法第百二十二条第一号による公開議場における戒告をすべしとの動議を提出いたします。

 その理由を申しますと、去る六月五日、参議院において参議院議長の議場入場阻止を行った津村啓介君の行動は、平成十二年十月十二日の議院運営委員会の申合せにも反し、二院制の根幹にもかかわる不穏当なものである。

 本院の品位を著しく傷つけ、国会の権威を貶めるかかる事態が再び惹起されることがあってはならない。

 以上、本動議提出の理由であります。

    ―――――――――――――

佐藤委員長 これより討論に入るのでありますが、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。

 それでは、本件は国会法第百二十二条第一号により公開議場における戒告をすべしとの渡辺博道君の動議について採決いたします。

 渡辺博道君の動議に賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

佐藤委員長 起立多数。よって、本件について、国会法第百二十二条第一号により公開議場における戒告をすべきものと決定いたしました。

 なお、本件に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

佐藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

    ―――――――――――――

    〔報告書は附録に掲載〕

    ―――――――――――――

佐藤委員長 本日は、これにて散会いたします。

    午後四時七分散会


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