衆議院

メインへスキップ



第10号 平成14年7月30日(火曜日)

会議録本文へ
平成十四年七月三十日(火曜日)
    午前九時四分開議
 出席委員
   委員長 田並 胤明君
   理事 田中 和徳君 理事 吉田六左エ門君
   理事 今田 保典君 理事 松原  仁君
   理事 遠藤 和良君 理事 山田 正彦君
      岩崎 忠夫君    岩屋  毅君
      大村 秀章君    梶山 弘志君
      左藤  章君    高木  毅君
      谷本 龍哉君    中野  清君
      中本 太衛君    西川 京子君
      村上誠一郎君    谷津 義男君
      山本 明彦君    山本 幸三君
      奥田  建君    鈴木 康友君
      津川 祥吾君    土肥 隆一君
      長妻  昭君    前田 雄吉君
      赤羽 一嘉君    東  順治君
      塩川 鉄也君    藤木 洋子君
      菅野 哲雄君    山内 惠子君
      西川太一郎君
    …………………………………
   衆議院調査局第三特別調査
   室長           柴田 寛治君
    ―――――――――――――
委員の異動
七月三十日
 辞任         補欠選任
  小泉 俊明君     長妻  昭君
同日
 辞任         補欠選任
  長妻  昭君     小泉 俊明君
    ―――――――――――――
七月二十三日
 東海地震の強震動予測に基づく主要施設の耐震安全性に関する予備的調査要請書(細野豪志君外四十四名提出、平成十四年衆予調第三号)
は本委員会に送付された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 閉会中審査に関する件
 災害対策に関する件


このページのトップに戻る

     ――――◇―――――
田並委員長 これより会議を開きます。
 災害対策に関する件について調査を進めます。
 去る七月二十四日、阪神・淡路大震災の復旧・復興状況等調査のため、兵庫県に視察を行いました。その概要につきまして、私から御報告をいたします。
 当日の視察委員は、自由民主党の吉田六左エ門理事、小野晋也理事、民主党・無所属クラブの今田保典理事、小泉俊明委員、鈴木康友委員、津川祥吾委員、公明党の遠藤和良理事、自由党の山田正彦理事、日本共産党の塩川鉄也委員、藤木洋子委員、社会民主党・市民連合の菅野哲雄委員、山内惠子委員、保守党の西川太一郎委員、そして私、田並胤明の十四名であります。
 御承知のとおり、阪神・淡路大震災は、平成七年一月十七日に発生した我が国の近代的な大都市の初めての直下型地震であり、六千名を超える死者を出すなど、甚大な人的被害と家屋の倒壊・焼失、都市基盤の損壊、商業・業務機能の停滞といったさまざまな被害をもたらしました。
 この阪神・淡路大震災につきましては、発生後七年が経過し、人口や鉱工業生産指数等の各種指標においても、おおむね震災前の水準に回復するなど、本格的な復興を迎えております。しかし、被災者の抱える問題においては、個別・多様化するなど復興に係る課題は依然として存在しております。
 また、震災によって明らかにされたのは都市における防災対策の重要性であり、これは大きな課題であると言えます。
 このため、甚大な被害を受け、復興されつつある兵庫県の実情を認識することは大変重要であることから、阪神・淡路大震災の復旧・復興状況等調査を当委員会において行ったものであります。
 それでは、調査の概要について申し上げます。
 まず、兵庫県公館において、藤本、齋藤両兵庫県副知事及び矢田神戸市長等から阪神・淡路大震災の復旧・復興状況の概要について説明を聴取いたしました。
 次いで、委員との間で、人口の回復状況や住宅再建、災害に強いまちづくり、災害ボランティアの活用等について意見交換が行われました。
 次に、阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」において、地震発生の瞬間を再現したシアターや模型等の施設の視察を行いました。その後、貝原財団法人阪神・淡路大震災記念協会理事長から、当時の知事としての経験や震災対策及び防災対策等への取り組みに対する説明を聴取し、防災の人材育成や住宅再建等支援のあり方について意見交換を行いました。
 続いて、神戸大学の田所助教授による、災害時に救助隊が近づけない危険な場所で行方不明者を捜索するレスキューロボットの説明を聴取しつつ、見学が行われました。
 次に、被災された高齢者が、不安や孤独を感じないよう、居住者が協同で支え合うための空間を設けたコレクティブ・ハウジングの視察を行いました。
 大変限られた日程ではありましたが、阪神・淡路大震災の復旧・復興状況や防災対策に対する貴重な御意見をお聞きし、また甚大な被害をもたらした地震の脅威というものに触れ、地震防災対策を推進することの重要性を改めて認識することができました。同時に、被災された地域の方々が生活基盤を確立し、安心して暮らすことができる社会のために、我々として支援を行うことの必要性を深く認識したところであります。
 以上が、委員会視察の概要であります。
 なお、今回の視察に当たりましては、兵庫県及び神戸市を初め、地元関係者の方々の多大なる御協力をいただきました。ここに深く謝意を表しまして、報告といたします。
     ――――◇―――――
田並委員長 この際、御報告をいたします。
 今会期中、本委員会に付託になりました請願は一件であります。請願の取り扱いにつきましては、理事会において協議いたしましたが、委員会での採否の決定は保留することになりましたので、御了承願います。
 なお、今会期中、参考送付されました陳情書及び意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、震災対策関係施策の充実強化に関する陳情書外三件、豪雪地帯対策特別措置法第十四条、第十五条の期限延長に関する意見書外二十四件であります。念のため御報告申し上げます。
     ――――◇―――――
田並委員長 この際、御報告いたします。
 去る二十三日、議長より本委員会に送付されました、議員細野豪志君外四十四名からの東海地震の強震動予測に基づく主要施設の耐震安全性に関する予備的調査の要請につきましては、理事間の協議により、衆議院規則第五十六条の三第三項によって、去る二十五日、調査局長に対し、予備的調査を命じましたので、御報告いたします。
     ――――◇―――――
田並委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
 第百五十回国会、前原誠司君外二名提出、被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案
 第百五十回国会、前原誠司君外二名提出、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部を改正する法律案
並びに
 災害対策に関する件
以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
田並委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。
 まず、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、派遣の目的、派遣委員、派遣期間、派遣地等所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
田並委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 次に、閉会中審査におきまして、委員会に参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合には、その出席を求めることとし、人選及び日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
田並委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前九時十一分散会


このページのトップに戻る
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.