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第8号 平成15年7月28日(月曜日)

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平成十五年七月二十八日(月曜日)
    午前十時五十四分開議
 出席委員
   委員長 上田 清司君
   理事 小野 晋也君 理事 実川 幸夫君
   理事 原田 義昭君 理事 松岡 利勝君
   理事 島   聡君 理事 松原  仁君
   理事 江田 康幸君 理事 一川 保夫君
      荒井 広幸君    今村 雅弘君
      岩崎 忠夫君    岩屋  毅君
      梶山 弘志君    左藤  章君
      砂田 圭佑君    高木  毅君
      谷本 龍哉君    中本 太衛君
      星野 行男君    堀之内久男君
      増原 義剛君    山本 明彦君
      小泉 俊明君    土肥 隆一君
      中村 哲治君    葉山  峻君
      伴野  豊君    細野 豪志君
      前田 雄吉君    赤羽 一嘉君
      丸谷 佳織君    黄川田 徹君
      塩川 鉄也君    藤木 洋子君
      大島 令子君    中川 智子君
      松浪健四郎君
    …………………………………
   国務大臣
   (防災担当大臣)     鴻池 祥肇君
   政府参考人
   (気象庁長官)      北出 武夫君
   衆議院調査局第三特別調査 
   室長           石田 俊彦君
    ―――――――――――――
委員の異動
七月二十八日
 辞任         補欠選任
  梶山 弘志君     金子 恭之君
  星野 行男君     西川 京子君
  津川 祥吾君     中村 哲治君
  塩川 鉄也君     小沢 和秋君
  中川 智子君     今川 正美君
同日
 辞任         補欠選任
  中村 哲治君     津川 祥吾君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 政府参考人出頭要求に関する件
 閉会中審査に関する件
 災害対策に関する件(宮城県北部を震源とする地震による被害及び対策状況)


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     ――――◇―――――
上田委員長 これより会議を開きます。
 災害対策に関する件について調査を進めます。
 この際、お諮りいたします。
 本件調査のため、本日、政府参考人として気象庁長官北出武夫君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
上田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――
上田委員長 この際、宮城県北部を震源とする地震による被害及び対策状況について、政府から説明を聴取いたします。鴻池防災担当大臣。
鴻池国務大臣 このたびの宮城県北部を震源とする地震につきまして御報告を申し上げます。
 七月二十六日零時十三分ごろ、宮城県北部を震源とするマグニチュード五・五の地震が発生したのを皮切りに、同日七時十三分ごろには、このたびの一連の地震の中では最大となるマグニチュード六・二の地震が、さらに、同日十六時五十六分ごろにはマグニチュード五・三の地震が発生いたしました。これらの地震により、宮城県南郷町、矢本町及び鳴瀬町で震度六強、河南町、桃生町、涌谷町及び小牛田町で震度六弱が観測されました。その後も余震が続いております。
 被災された方々や、余震が続く中、大変不安な思いをしておられる避難されている方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げる次第であります。
 被害状況でございますが、消防庁の調べによりますと、人的被害につきましては、宮城県におきまして、負傷者五百六十九名となっておりますほか、住家被害につきましては、宮城県等におきまして、全壊七十三棟、半壊・一部破損五千七百二十九棟の被害が発生しております。また、昨日の時点では、二千六百五十一名の方が避難所に避難されていたとのことであります。
 土砂災害につきましては、国土交通省の調べによりますと、がけ崩れなどが三十四カ所となっております。
 さらに、河川、道路、鉄道、水道施設及び文教施設につきまして、多数の被害が生じております。
 その他の被害の状況等につきましては、別添資料のとおりでございます。
 次に政府の対応でありますが、災害発生に伴い、直ちに現地からの被害情報の収集を行うとともに、関係省庁の局長等による緊急参集チームが参集して対応を協議したほか、自衛隊や警察の広域緊急援助隊、緊急消防援助隊を派遣し、現地の関係機関と連携して、総力を挙げて応急対策を行っているところであります。
 さらに、昨二十七日には、私自身、十二省庁三十九名から成る政府調査団の団長として、宮城県の被災現地を調査してまいりました。
 実際に現地の状況を目の当たりにいたしまして、三回にわたる大きな地震による被害のつめ跡の大きさを改めて認識した次第であります。
 特に、昨日は被災者の方々の声もお聞きし、地方公共団体からの御意見、御要望も承りましたので、これらを踏まえ、地方公共団体とも連携して、被害に遭われた方々が一日も早く安心した生活に戻ることができますよう、被災者への支援や被災地の速やかな復旧等につき、政府一体となった対応を行ってまいりたいと考えております。
 また同時に、今回の被災現地の調査を踏まえて、防災担当大臣として地震対策を初めとした防災対策にも万全を期してまいりたいと考えております。
 以上、報告させていただきます。
上田委員長 次に、北出気象庁長官。
北出政府参考人 お手元に、宮城県北部の地震についての資料があると思いますので、それについて御説明させていただきます。
 七月二十六日零時十三分ごろ、六弱ということで、その後、六クラスの地震が合わせて三回起こって、そのほか五弱の余震が二回起こっております。それらの地震の震源分布図が、お手元の資料の二枚目の地図に書いてございます。
 宮城県北部ということで、大変多くの余震が黒い形で出ておりますけれども、六クラス三回、それから五弱の余震が二回ということで、その他、余震が大変頻発しております。
 今後の見通しでございますが、本日九時から二十四時間以内にマグニチュード五以上の余震、これは最大震度で五強クラスのものでございますけれども、発生する確率は約三〇%だというふうに考えております。
 以上でございます。
上田委員長 以上で説明は終わりました。
     ――――◇―――――
上田委員長 この際、御報告をいたします。
 今会期中、本委員会に付託になりました請願は六十三件であります。各請願の取り扱いにつきましては、理事会において協議いたしましたが、委員会での採否の決定はいずれも保留することになりましたので、御了承願います。
 なお、今会期中、当委員会に参考のため送付されました陳情書及び意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、東海地震等に対する地震防災対策の強化と補助制度の拡充に関する陳情書外二件、東海地震発災時における広域支援体制の整備に関する意見書外十四件であります。
     ――――◇―――――
上田委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
 第百五十回国会、前原誠司君外二名提出、被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案
 第百五十回国会、前原誠司君外二名提出、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部を改正する法律案
並びに
 災害対策に関する件
以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
上田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。
 まず、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、派遣の目的、派遣委員、派遣期間、派遣地等所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
上田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 次に、閉会中審査におきまして、委員会に参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合には、その出席を求めることとし、人選及び日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
上田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前十一時一分散会


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