第7号 平成16年7月22日(木曜日)
平成十六年七月二十二日(木曜日)午前十一時三十分開議
出席委員
委員長 堀込 征雄君
理事 河井 克行君 理事 河本 三郎君
理事 達増 拓也君 理事 都築 譲君
理事 松原 仁君 理事 石田 祝稔君
今村 雅弘君 岩屋 毅君
江藤 拓君 大野 松茂君
金子 恭之君 佐藤 勉君
菅原 一秀君 谷 公一君
平田 耕一君 保坂 武君
松島みどり君 松野 博一君
御法川信英君 泉 房穂君
小沢 鋭仁君 奥田 建君
黄川田 徹君 菊田まきこ君
小宮山泰子君 田島 一成君
土肥 隆一君 中川 治君
西村智奈美君 三日月大造君
高橋千鶴子君 山本喜代宏君
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国務大臣
(防災担当) 井上 喜一君
内閣府副大臣 佐藤 剛男君
衆議院調査局第三特別調査室長 五十島幸男君
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委員の異動
七月二十二日
辞任 補欠選任
大前 繁雄君 御法川信英君
西村 明宏君 菅原 一秀君
原田 令嗣君 佐藤 勉君
山本 明彦君 松島みどり君
吉野 正芳君 松野 博一君
奥村 展三君 田島 一成君
増子 輝彦君 西村智奈美君
村井 宗明君 菊田まきこ君
若泉 征三君 小宮山泰子君
同日
辞任 補欠選任
佐藤 勉君 原田 令嗣君
菅原 一秀君 西村 明宏君
松島みどり君 山本 明彦君
松野 博一君 吉野 正芳君
御法川信英君 大前 繁雄君
菊田まきこ君 村井 宗明君
小宮山泰子君 若泉 征三君
田島 一成君 奥村 展三君
西村智奈美君 増子 輝彦君
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六月十六日
一、災害対策に関する件
の閉会中審査を本委員会に付託された。
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本日の会議に付した案件
災害対策に関する件(平成十六年七月梅雨前線豪雨災害)
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○堀込委員長 これより会議を開きます。
議事に入るに先立ちまして、委員会を代表して一言申し上げます。
このたびの平成十六年七月梅雨前線豪雨災害により多数の方々がお亡くなりになりました。心から哀悼の意を表します。また、現在行方不明となっている方々が一刻も早く救出されますようお祈り申し上げますとともに、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。
これより、お亡くなりになられた方々に対し、謹んで黙祷をささげたいと思います。
全員御起立をお願いいたします。――黙祷。
〔総員起立、黙祷〕
○堀込委員長 黙祷を終わります。御着席願います。
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○堀込委員長 災害対策に関する件について調査を進めます。
この際、平成十六年七月梅雨前線豪雨災害について政府から説明を聴取いたします。井上防災担当大臣。
○井上国務大臣 このたびの梅雨前線豪雨による災害につきまして御報告いたします。
まず、この災害により亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に対し、深く哀悼の意を表します。また、行方不明の方の一刻も早い発見をお祈りいたしますとともに、被災された方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。
七月十二日夜から十三日にかけまして、日本海から東北南部に停滞する梅雨前線の活動が活発化し、新潟、福島の両県では、多いところで約四百二十ミリの豪雨となりました。このため、見附市を初め三市町で約六千世帯に対する避難指示が出されましたほか、二十七市町村の約二万四千世帯に対する避難勧告が出されました。避難者数は最大で約九千人に達し、現在も依然として一千人以上の方が避難されております。
また、梅雨前線が南下したのに伴い、十七日夜から十八日にかけまして、北陸地方では、多いところで約二百八十ミリの豪雨となりました。このため、福井市を初め三市町村で一万三千世帯以上に対する避難指示が出されましたほか、七市町村で約四万二千世帯に対する避難勧告が出されました。避難者数は最大で約二千八百人に達し、現在も約三百人の方が避難されております。
次に、新潟・福島豪雨における被害状況につきましては、死者十五名、行方不明者一名、負傷者三名となっております。また、住家被害につきましては、全壊二十二棟、半壊百五十二棟、床上浸水・床下浸水二万六千五百二十二棟となっております。
また、河川の堤防十二カ所が破堤したほか、土砂災害につきましては、崖崩れ、地すべり等三百九十四カ所となっております。ライフラインにつきましても、約二万戸で電力供給が停止したほか、九千戸以上で水道供給が停止いたしましたが、現在はほぼ復旧いたしております。
一方、福井豪雨は、死者三名、行方不明者二名、負傷者十五名のほか、住家被害につきましては、全壊七十一棟、半壊百五十九棟、床上浸水・床下浸水一万二千三百三十棟となっております。
また、河川の堤防十一カ所が破堤等したほか、JR越美北線で橋梁五カ所が流失するなどの被害が生じております。
ライフラインにつきましても、約二万三千戸で電力供給が停止したほか、約七千戸で水道供給が停止いたしました。現在も、電力が約百戸、水道が約九百戸で供給停止しております。
その他の被害状況につきましては、資料のとおりでございます。
次に、政府の対応でございますが、今回の豪雨災害の発生前より、内閣府に情報対策室を設置するなど、現地からの情報の収集を行うとともに、発災後、関係省庁連絡会議を随時開催して対応を協議したほか、自衛隊、警察の広域緊急援助隊、緊急消防援助隊等を派遣し、現地の関係機関と連携して、救助、救援活動や河川の応急復旧等、総力を挙げた応急復旧対策等を実施いたしております。
なお、全国からは多くのボランティアが駆けつけ、住民、自治体、自衛官等と一丸となって復旧復興活動を実施しているところであります。
さらに、被災現地の状況把握のため、十四日には、私自身、政府調査団の団長として新潟県の被災現地に赴き、また、十五日には、佐藤副大臣を政府調査団の団長として福島県へ派遣いたしました。その他、十九日には、小泉総理も新潟県の被災現地を視察いたしております。
一方、二十日には、佐藤副大臣を政府調査団の団長として福井県へ派遣いたしております。
被災地方公共団体からは、被災した住民や事業者への支援、災害復旧事業の迅速な実施、激甚災害の指定、廃棄物の適正処理等に対する助成措置等につきまして要望がございました。これらの要望につきましては、地方公共団体と密接な連携をとりつつ、復旧対策を速やかに実施するとともに、激甚災害の指定に係る復旧事業費の確認作業を速やかに行うよう、私からも指示したところでございます。
被害に遭われた方々が一日も早く安心して生活できますよう、被災者への支援、被災地の復旧復興に全力を尽くすとともに、防災対策について総合的な検証を行い、改善を進めるなど、防災担当大臣として防災対策に万全を期してまいりたいと考えております。
○堀込委員長 以上で説明は終わりました。
本日は、これにて散会いたします。
午前十一時三十六分散会