第2号 平成20年11月20日(木曜日)
平成二十年十一月二十日(木曜日)午前九時三十分開議
出席委員
委員長 林田 彪君
理事 佐田玄一郎君 理事 土屋 品子君
理事 萩山 教嚴君 理事 原田 令嗣君
理事 三ッ林隆志君 理事 松原 仁君
理事 松本 剛明君 理事 高木美智代君
新井 悦二君 稲田 朋美君
稲葉 大和君 小川 友一君
近江屋信広君 大前 繁雄君
梶山 弘志君 北川 知克君
坂井 学君 平 将明君
徳田 毅君 長島 忠美君
原田 憲治君 平口 洋君
藤井 勇治君 武藤 容治君
盛山 正仁君 石川 知裕君
岡本 充功君 小平 忠正君
近藤 洋介君 田村 謙治君
筒井 信隆君 寺田 学君
遠藤 乙彦君 坂口 力君
高橋千鶴子君 日森 文尋君
糸川 正晃君
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国務大臣
(防災担当) 佐藤 勉君
内閣府副大臣 宮澤 洋一君
内閣府大臣政務官 並木 正芳君
衆議院調査局第三特別調査室長 生駒 守君
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委員の異動
十一月二十日
辞任 補欠選任
高鳥 修一君 稲田 朋美君
西村智奈美君 寺田 学君
村井 宗明君 石川 知裕君
同日
辞任 補欠選任
稲田 朋美君 高鳥 修一君
石川 知裕君 村井 宗明君
寺田 学君 西村智奈美君
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○林田委員長 これより会議を開きます。
この際、佐藤防災担当大臣、宮澤内閣府副大臣及び並木内閣府大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。佐藤防災担当大臣。
○佐藤国務大臣 このたび防災担当大臣に就任をいたしました佐藤勉でございます。
我が国は、その自然的条件から各種の災害が発生しやすく、最近では、岩手・宮城内陸地震、岩手県沿岸北部を震源とする地震、今夏各地で頻発した局地的な豪雨などにより、全国各地で被害が発生しております。これらの災害によりお亡くなりになられた方々とその遺族に対し、深く哀悼の意を表しますとともに、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。政府といたしましては、今後とも復旧復興に向けた必要な対策を講じてまいります。
続きまして、最近の主な防災対策について御説明申し上げます。
まず、大規模地震対策については、中央防災会議の専門調査会において、首都直下地震発生時の避難者・帰宅困難者対策について報告を取りまとめるとともに、中部圏、近畿圏の大都市地域直下地震への対策等について重点的に取り組んでおります。東海地震、東南海・南海地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震などの大規模地震についても、引き続き政府一体となって想定される甚大な被害の軽減に取り組んでまいります。
次に、近年、世界的に大規模な水害が多発するとともに、我が国においても集中豪雨が増加傾向にあることを踏まえ、中央防災会議の専門調査会において、利根川、荒川の洪水及び東京湾の高潮災害を対象に、現在、想定される被害状況等を詳細に分析しており、これを踏まえ、広域避難対策を初めとする対策を取りまとめる予定としております。
また、この数年の災害における死者、行方不明者のうち高齢者がその多くを占めており、これらの被害を最小限にするためには、高齢者や障害者など災害時要援護者の避難支援対策を講ずることが肝要であり、政府としては、平成二十一年度までを目途に、市町村における取り組み方針を明らかにした避難支援プランの全体計画などが策定されるよう促進することとしております。そのため、本年二月に策定した市町村モデル計画の活用や全国キャラバンの展開等を通じて、要援護者支援対策の推進を図ってまいります。
さらに、被災者生活再建支援法については、昨年の臨時国会において、定額渡し切り方式による支給方法の導入や、年齢、年収による支給要件の撤廃などを内容とする改正が行われたところですが、今後とも、同法の趣旨に沿って、制度の適切な運用に努めてまいります。
一方、中国四川省における大地震やミャンマーのサイクロンなど、本年も世界各地で災害が頻発しており、途上国を初めとする各国に対して、災害に強い国づくりを支援する必要があります。今後とも、国連総会において決議された国際防災戦略への積極的な参画やアジア防災センターを通じたアジアの防災力の向上など、我が国の知識や技術を活用した国際防災協力を積極的に推進してまいります。
最後に、災害から安全、安心を確保するためには、行政による災害対策を強化し、公助を充実させていくことはもとより、国民一人一人や企業等がみずから取り組む自助や、地域の人々や企業、団体が力を合わせて助け合う共助の取り組み、さらにこれらの連携が不可欠であります。今後とも、政府として、国民の防災意識の啓発、ボランティア活動の環境整備を推進するとともに、企業の防災活動を促進してまいります。
今後とも災害対策に全力を尽くしてまいりますので、林田委員長を初め理事、委員各位の格別の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。よろしくお願いいたします。(拍手)
○林田委員長 次に、宮澤内閣府副大臣。
○宮澤副大臣 防災担当副大臣の宮澤洋一です。
岩手・宮城内陸地震、岩手県沿岸北部を震源とする地震、この夏各地で頻発した局地的な豪雨などによりお亡くなりになられた方々と御遺族に対しまして深く哀悼の意を表しますとともに、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
今後とも、これら災害の復旧復興に向けた必要な対策を講じてまいります。
災害から国民の生命、身体、財産を守ることは国政の最重要課題の一つであり、防災担当副大臣として、佐藤大臣を補佐し、災害対策に全力で取り組んでまいります。林田委員長を初め理事、委員各位の御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたします。(拍手)
○林田委員長 次に、並木内閣府大臣政務官。
○並木大臣政務官 おはようございます。防災担当大臣政務官の並木正芳でございます。
岩手・宮城内陸地震、岩手県沿岸北部を震源とする地震、また、今夏各地で頻発しました局地的な豪雨などによりお亡くなりになられた方々と御遺族に対しまして深く哀悼の意を表しますとともに、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。
こうした各種の災害対策に、防災担当大臣政務官として、佐藤大臣、宮澤副大臣を補佐し、全力を尽くしてまいります。
また、先日、アジア防災会議、インドネシアで行われましたが、参加させていただきましたが、先ほど佐藤大臣からお話ありましたとおり、日本が各種の災害に対して培った防災力、こうしたノウハウは大変世界から期待が大きいものがあります。国際協力にもまた力を尽くしてまいりたいというふうに思っております。
何とぞ、林田委員長を初め理事、委員各位の皆様の御指導、御協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○林田委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午前九時三十七分散会