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第2号 平成15年8月6日(水曜日)

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平成十五年八月六日(水曜日)
    午前十一時三十五分開議
 出席小委員
   小委員長 高木 義明君
      下村 博文君    中本 太衛君
      三ッ林隆志君    森岡 正宏君
      藤村  修君    西  博義君
      都築  譲君
    …………………………………
   議院運営委員       佐々木憲昭君
   議院運営委員       日森 文尋君
   議院運営委員       江崎洋一郎君
   国立国会図書館長     黒澤 隆雄君
    ―――――――――――――
八月六日
 小委員小渕優子君及び手塚仁雄君二月七日委員辞任につき、その補欠として中本太衛君及び藤村修君が委員長の指名で小委員に選任された。
同日
 小委員三ッ林隆志君二月十三日委員辞任につき、その補欠として三ッ林隆志君が委員長の指名で小委員に選任された。
同日
 小委員江田康幸君三月十三日委員辞任につき、その補欠として西博義君が委員長の指名で小委員に選任された。
同日
 小委員都築譲君四月十七日委員辞任につき、その補欠として都築譲君が委員長の指名で小委員に選任された。
同日
 小委員森岡正宏君四月二十二日委員辞任につき、その補欠として森岡正宏君が委員長の指名で小委員に選任された。
同日
 小委員松浪健太君七月十日委員辞任につき、その補欠として松浪健太君が委員長の指名で小委員に選任された。
同日
 小委員岸田文雄君同日小委員辞任につき、その補欠として下村博文君が委員長の指名で小委員に選任された。
同日
 小委員中本太衛君同日委員辞任につき、その補欠として小渕優子君が委員長の指名で小委員に選任された。
同日
 小委員下村博文君、藤村修君及び西博義君同日小委員辞任につき、その補欠として岸田文雄君、手塚仁雄君及び江田康幸君が委員長の指名で小委員に選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 平成十六年度国立国会図書館予算概算要求の件


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     ――――◇―――――
高木小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
 本日は、平成十六年度国立国会図書館予算概算要求の件について御協議願うことといたします。
 まず、黒澤図書館長の説明を求めます。
黒澤国立国会図書館長 国立国会図書館の平成十六年度予算概算要求の方針について御説明申し上げます。
 なお、要求額につきましては、政府の概算要求基準の方針に応じまして、今後調整することになりますので、御了承をお願いいたします。
 来年度予算の概算要求におきましては、次の諸点を重点事項として要求してまいりたいと存じます。
 第一は、東京本館の整備に必要な経費でございます。
 その内訳の第一として、東京本館の図書館資料の再配置等に必要な経費を要求いたしたいと存じます。これは、平成十四年度から三カ年計画で進めているものでございまして、平成十六年度が最終年度となります。
 内訳の第二は、開館日・開館時間の拡大に必要な経費でございます。東京本館の整備が終了した後、東京本館の開館日・開館時間を拡大いたします。開館日につきましては、現行の週五日開館を、月曜日から土曜日までの週六日開館に拡大いたします。また、平日の開館時間につきましても、現行の午前九時半から午後五時までの開館を、午前九時半から午後七時までに延長いたします。このため、資料出納業務などの業務量増大に伴う経費につきまして、増額要求いたしたいと存じます。
 第二は、電子図書館の基盤整備に必要な経費でございます。
 その内訳の第一として、電子図書館基盤システムの構築に必要な経費を要求いたしたいと存じます。これは、来館利用者管理システム等の開発を行いまして、東京本館に係る利用手続の全面システム化を実現するために必要な経費であります。
 内訳の第二として、電子図書館コンテンツの整備に必要な経費を要求いたしたいと存じます。これは、平成十六年度におきまして、十七万冊に及ぶ明治期刊行図書の電子化を終了し、インターネット上での原文提供の範囲を拡大すること等のために必要な経費であります。
 内訳の第三として、電子ジャーナルの拡充に必要な経費を要求いたしたいと存じます。これは、電子化され、インターネット上で配信される外国の主要雑誌の契約タイトル数を拡充し、最新の学術情報を迅速に提供するために必要な経費であります。
 内訳の第四として、帝国議会会議録データベースのシステム構築に必要な経費を要求いたしたいと存じます。これは、現在、ホームページで公開しております「国会会議録」に続きまして、「帝国議会会議録」を電子化し、インターネット上で広く公開しようとするための経費であります。
 これらの電子図書館の基盤整備を通じまして、国会サービスを初め、情報通信ネットワークの進展に対応した電子図書館サービスの一層の強化に努めてまいりたいと存じます。
 第三は、施設整備に必要な経費でございます。
 内訳の第一として、東京本館庁舎の改修工事に必要な経費を要求いたしたいと存じます。これは、東京本館の図書館資料の再配置に伴う書架の移設・増設工事、閲覧室・事務室の再編に伴う改修工事、閲覧室等のOAフロア化等を行うために必要な経費でありまして、平成十六年度は三カ年計画の最終年度となります。
 内訳の第二として、東京本館の防災監視設備の改修工事に必要な経費を要求いたしたいと存じます。これは、貴重な国民の文化遺産をお預かりし、また、不特定多数の方が利用される当館の防災につきまして万全を期するため、防災設備を改修しようとするものでございます。平成十六年度以降三カ年で実施いたしたいと存じます。
 内訳の第三として、東京本館の書庫棟消火設備等の改修に必要な調査費を要求いたしたいと存じます。現在、東京本館の書庫棟の消火設備は、本館書庫につきましては炭酸ガスを、新館書庫につきましてはハロンガスをそれぞれ使用しておりますが、炭酸ガスは人命への危険が指摘されており、また、ハロンガスは地球のオゾン層破壊の原因物質として問題となっておるところでございます。平成十六年度におきましては、現行の消火設備を、より安全な窒素ガスを使用した消火設備に改修するための調査を実施いたしたいと存じます。
 内訳の第四として、東京本館の新館改修のために必要な設計費を要求いたしたいと存じます。東京本館の新館は、昭和六十一年の竣工後十七年を経過し、経年による劣化が進行しております。平成十六年度におきましては、空調設備、書籍搬送設備、電力設備などの改修工事を行うための設計を実施いたしたいと存じます。
 以上が東京本館の施設整備関係経費でございますが、最後に、関西館第二期建設用地につきまして、これを計画的に取得するために必要な経費を要求いたしたいと存じます。
 なお、従来からの施策につきましては、基本的に平成十五年度予算を踏まえ、所要の額を要求いたしたいと存じます。
 以上でございますが、今後は、当小委員会の御議論を踏まえ、小委員長の御指示のもとに要求内容を精査し、計数を八月末までに整理した上で、当館概算要求として提出してまいりたいと存じます。
 よろしく御審議のほどをお願いいたします。
高木小委員長 これより懇談に入ります。
    〔午前十一時四十分懇談に入る〕
    〔午前十一時五十四分懇談を終わる〕
高木小委員長 これにて懇談を閉じます。
 それでは、平成十六年度国立国会図書館予算概算要求の件につきましては、ただいま御協議いただきました方針に基づいて処理することに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
高木小委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前十一時五十五分散会


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