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第2号 平成17年1月19日(水曜日)

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平成十七年一月十九日(水曜日)

    午後一時十五分開議

 出席小委員

   小委員長 筒井 信隆君

      田中 英夫君    寺田  稔君

      中山 泰秀君    古川 禎久君

      水野 賢一君    生方 幸夫君

      城島 正光君    高木美智代君

    …………………………………

   議院運営委員       穀田 恵二君

   国立国会図書館長     黒澤 隆雄君

    ―――――――――――――

一月十九日

 小委員谷川弥一君平成十六年十一月十六日委員辞任につき、その補欠として寺田稔君が委員長の指名で小委員に選任された。

同日

 小委員寺田稔君同日委員辞任につき、その補欠として谷川弥一君が委員長の指名で小委員に選任された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 平成十七年度国立国会図書館予定経費要求の件


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     ――――◇―――――

筒井小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。

 本日は、平成十七年度国立国会図書館予定経費要求の件について審査をいたしたいと存じます。

 まず、黒澤図書館長の説明を求めます。

黒澤国立国会図書館長 平成十七年度の国立国会図書館歳出予算の要求について御説明申し上げます。

 平成十七年度国立国会図書館関係の歳出予算要求の総額は、二百三十九億四千百万円余でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、一億二千七百万円余の減額となっております。

 次に、その概要を御説明申し上げます。

 第一は、管理運営に必要な経費、すなわち人件費及び事務費等であります。その総額は、二百五億五千五百万円余でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、二億九千六百万円余の減額となっております。

 これは、主として、退職者数の減に伴う退職手当の減額によるものであります。

 第二は、科学技術関係資料の収集整備に必要な経費でありまして、九億七千万円余を計上しております。これを前年度予算額と比較いたしますと、一千三百万円余の増額となっております。

 これは、科学技術分野の電子ジャーナル等の単価増に対応するための経費の増額によるものであります。

 第三は、施設整備に必要な経費でありまして、十九億六千二百万円余を計上しております。これを前年度予算額と比較いたしますと、一億三千三百万円余の減額となっております。

 第四は、平成十三年度補正予算(第2号)により支出いたしました改革推進公共投資国立国会図書館施設費の償還金でありまして、四億五千三百万円余を計上しております。これを前年度予算額と比較いたしますと、二億八千八百万円余の増額となっております。

 主な内容につきまして、お手元の参考資料「平成十七年度国立国会図書館歳出予算要求の概要」に基づき、順次御説明申し上げます。

 一のデジタル・アーカイブの構築経費につきましては、第一に、デジタル・アーカイブのシステム構築に必要な経費として九億八千二百万円を計上しております。

 第二に、電子情報の長期保存対策に必要な経費として一千九百万円を計上しております。

 第三に、電子図書館コンテンツの整備に必要な経費として六千二百万円を計上しております。

 二の電子図書館の基盤整備経費につきましては、第一に、電子図書館基盤システムのリプレースに必要な経費として二十三億二千九百万円を計上しております。

 第二に、帝国議会会議録のデータベースの構築に必要な経費につきましては、前年度のシステム開発に引き続き、会議録データを順次投入することとしており、そのために平成十七年度は四千万円を計上しております。

 第三に、電子ジャーナルの拡充等に必要な経費として八億六千八百万円を計上しております。

 三のプランゲ文庫(占領期刊行図書)の収集経費につきましては、連合国最高司令官総司令部(GHQ)が検閲のために収集し、現在米国メリーランド大学が所蔵する我が国占領期の刊行図書のうち、まず児童書から順次マイクロフィルム等に複製し収集するための経費として五千七百万円を計上しております。

 四は、施設整備経費でございます。

 第一に、東京本館の新館を平成十六年度から順次改修するために必要な経費として、平成十七年度は七億一千八百万円を計上しております。

 第二に、東京本館の防災監視設備の改修工事につきましては、三カ年計画の二カ年度目として、平成十七年度は六億二千四百万円を計上しております。

 第三に、関西館第二期建設用地を計画的に取得する経費として四億一千九百万円を計上しております。

 第四に、上野にあります職員宿舎取り壊し工事につきましては、二千百万円を計上しております。

 五の人件費につきましては、七人の定員削減及び業務合理化による二人の減員を行う一方で、デジタル・アーカイブ構築に必要な人員として十人の新規増員が認められております。

 以上、国立国会図書館の平成十七年度歳出予算要求について御説明申し上げました。

 よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。

    ―――――――――――――

 平成十七年度国立国会図書館予定経費要求書

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

筒井小委員長 これより懇談に入ります。

    〔午後一時十八分懇談に入る〕

    〔午後一時十九分懇談を終わる〕

筒井小委員長 これにて懇談を閉じます。

 それでは、平成十七年度国立国会図書館予定経費要求の件につきましては、お手元の印刷物のとおり決定し、議院運営委員会においては、勧告を付さないで議長に送付すべきものとするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

筒井小委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 なお、本日の議院運営委員会において、以上の審査の経過及び結果を私から御報告いたしますので、御了承願いたいと存じます。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後一時二十分散会


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