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第1号 平成17年9月29日(木曜日)

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本小委員会は平成十七年九月二十二日(木曜日)委員会において、設置することに決した。

九月二十二日

 本小委員は委員長の指名で、次のとおり選任された。

      亀岡 偉民君    清水清一朗君

      萩生田光一君    平沢 勝栄君

      水野 賢一君    山本 有二君

      中川 正春君    三井 辨雄君

      遠藤 乙彦君

九月二十二日

 中川正春君が委員長の指名で、小委員長に選任された。

平成十七年九月二十九日(木曜日)

    午後二時三十三分開議

 出席小委員

   小委員長 中川 正春君

      大前 繁雄君    亀岡 偉民君

      清水清一朗君    萩生田光一君

      水野 賢一君    山本 有二君

      三井 辨雄君    遠藤 乙彦君

    …………………………………

   議院運営委員       穀田 恵二君

   国立国会図書館長     黒澤 隆雄君

    ―――――――――――――

九月二十七日

 小委員萩生田光一君同月二十六日委員辞任につき、その補欠として萩生田光一君が委員長の指名で小委員に選任された。

同日

 小委員平沢勝栄君同日委員辞任につき、その補欠として大前繁雄君が委員長の指名で小委員に選任された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 平成十八年度国立国会図書館予算概算要求の件


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     ――――◇―――――

中川小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。

 本日は、平成十八年度国立国会図書館予算概算要求の件について御協議願うことといたします。

 まず、黒澤図書館長の説明を求めます。

黒澤国立国会図書館長 国立国会図書館の平成十八年度予算概算要求について御説明申し上げます。

 お手元の資料をごらんください。

 平成十八年度概算要求額は二百六十三億一千二百万円となっております。平成十七年度予算額と比較いたしますと、二十三億七千万円の増額でございます。これは、昨年と同様に、要求段階における裁量的経費及び公共投資関係費(施設費)の要求額を増額するとの方針によるものでございます。

 以下、重点要求の諸点について御説明申し上げます。

 第一は、デジタルアーカイブの構築に必要な経費でございます。

 その内訳の第一は、デジタルアーカイブのシステム構築に必要な経費でございます。デジタルアーカイブは、インターネット上にある電子情報を収集、蓄積、提供するものです。これは、国会審議に資するとともに国民共有の情報資源となるものであり、平成十七年度に引き続き、構築を進めていくための経費であります。

 内訳の第二は、電子図書館コンテンツの構築に必要な経費でございます。十七万冊に及ぶ明治期刊行図書を順次電子化し、平成十四年度からインターネット上で原文を公開してきましたが、平成十八年度は、明治期刊行図書の電子化を完了し、さらに大正期刊行図書に着手いたしたいと存じます。

 第二は、電子図書館の基盤整備に必要な経費でございます。

 その内訳の第一は、電子図書館基盤システムの更新及び改修に必要な経費でございます。これは、二カ年計画の二年度目となります。

 内訳の第二は、帝国議会会議録データベースシステムの構築に必要な経費でございます。当館では、現在ホームページで公開しております「国会会議録」に続き、「帝国議会会議録」の電子化に取り組んでおりますが、これを引き続き構築していくための経費であります。

 内訳の第三は、電子ジャーナルの拡充等に必要な経費でございます。これは、最新の学術情報を迅速に提供するために、インターネット上で配信される外国の主要雑誌の契約タイトル数を拡充するのに必要な経費であります。

 第三は、施設整備に必要な経費でございます。

 その内訳の第一は、東京本館の新館改修工事に必要な経費でございます。東京本館の新館は竣工後約二十年を経過し、経年による劣化が進行しております。平成十八年度におきましては、平成十六年度開始いたしました改修工事を継続して実施いたしたいと存じます。

 内訳の第二は、東京本館の防災監視設備の改修工事に必要な経費でございます。これは、国民の文化財と不特定多数の利用者の防災について万全を期するもので、平成十八年度は三カ年計画の三年度目となります。

 内訳の第三は、国際子ども図書館の施設拡充のための敷地調査及び建築調査に必要な経費でございます。国際子ども図書館の書庫は、平成二十年代前半には満杯になると予測されております。同図書館の将来計画については、昨年度、外部有識者から成る調査会から、今後の機能拡充に向けた答申を受けました。この経費は、答申を踏まえ、今後の施設拡充の内容を精査するための調査を委託により行おうとするものであります。

 内訳の第四は、関西館第二期建設用地を計画的に取得するために必要な経費でございます。

 なお、従来からの施策につきましては、基本的に平成十七年度予算を踏まえたものといたしております。

 以上でございますが、今後は、当小委員会の御議論を踏まえ、小委員長の御指示のもとに予算折衝に臨んでまいりたいと存じます。

 よろしく御審議のほどをお願いいたします。

中川小委員長 これより懇談に入ります。

    〔午後二時三十七分懇談に入る〕

    〔午後二時五十七分懇談を終わる〕

中川小委員長 これにて懇談を閉じます。

 今回概算要求を提出したことについては、やむを得ず認めることにしても、積み残しになっている問題について、今国会中に議論して、来年度予算にきちんと反映するように調整していくこととしたいと思います。

 ゆえに、今回の分については、小委員長に任せていただくというか、御一任いただきたいということでありますが、それでよろしいでしょうか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

中川小委員長 はい、ありがとうございました。

 本日は、これにて散会いたします。

    午後二時五十八分散会


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