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第3号 平成25年5月31日(金曜日)

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平成二十五年五月三十一日(金曜日)

    午前九時三十分開議

 出席委員

   委員長 谷畑  孝君

   理事 伊藤 忠彦君 理事 今村 雅弘君

   理事 河野 太郎君 理事 松本 文明君

   理事 武藤 容治君 理事 柚木 道義君

   理事 三宅  博君 理事 伊藤  渉君

      秋本 真利君    大岡 敏孝君

      勝沼 栄明君    菅野さちこ君

      工藤 彰三君    熊田 裕通君

      小林 茂樹君    國場幸之助君

      坂本 剛二君    笹川 博義君

      島田 佳和君    白石  徹君

      瀬戸 隆一君    田畑  毅君

      武井 俊輔君    武村 展英君

      辻  清人君    福田 達夫君

      村上誠一郎君    辻元 清美君

      野田 佳彦君    古川 元久君

      河野 正美君    田沼 隆志君

      西岡  新君    石井 啓一君

      三谷 英弘君    吉川  元君

      小泉 龍司君

    …………………………………

   財務大臣         麻生 太郎君

   財務副大臣        小渕 優子君

   会計検査院長職務代行

   検査官          河戸 光彦君

   決算行政監視委員会専門員 平川 素行君

    ―――――――――――――

委員の異動

四月十日

 辞任         補欠選任

  中根 康浩君     古川 元久君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 平成二十三年度一般会計歳入歳出決算

 平成二十三年度特別会計歳入歳出決算

 平成二十三年度国税収納金整理資金受払計算書

 平成二十三年度政府関係機関決算書

 平成二十三年度国有財産増減及び現在額総計算書

 平成二十三年度国有財産無償貸付状況総計算書


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     ――――◇―――――

谷畑委員長 これより会議を開きます。

 平成二十三年度一般会計歳入歳出決算、平成二十三年度特別会計歳入歳出決算、平成二十三年度国税収納金整理資金受払計算書及び平成二十三年度政府関係機関決算書並びに平成二十三年度国有財産増減及び現在額総計算書及び平成二十三年度国有財産無償貸付状況総計算書、以上の各件を一括して議題といたします。

 まず、財務大臣から各件について概要の説明を求めます。麻生財務大臣。

麻生国務大臣 平成二十三年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を国会に提出し、また、平成二十三年度の国の債権の現在額並びに物品の増減及び現在額につきましても国会に報告をいたしましたので、その概要を御説明させていただきます。

 まず、平成二十三年度の一般会計の決算につきましては、歳入の決算額は百九兆九千七百九十五億円余、歳出の決算額は百兆七千百五十四億円余であります。差し引き九兆二千六百四十一億円余の剰余を生じました。

 この剰余金は、財政法第四十一条の規定にのっとり、既に平成二十四年度の一般会計の歳入に繰り入れをいたしております。

 なお、平成二十三年度における財政法第六条の純剰余金は一兆九千七百九十億円余となります。

 次に、平成二十三年度の特別会計の決算でありますが、同年度における特別会計の数は十七であり、これらの決算の内容につきましては、特別会計歳入歳出決算のとおりであります。

 次に、平成二十三年度における国税収納金整理資金の受け入れ及び支払いにつきましては、同資金への収納済み額は五十二兆三千三百五十七億円余であり、一般会計の歳入への組み入れ額等は五十一兆六千六十六億円余であります。

 次に、平成二十三年度の政府関係機関の決算でありますが、その内容につきましては、それぞれの決算書のとおりであります。

 次に、国の債権の現在額、物品の増減及び現在額でありますが、その内容につきましては、それぞれ、平成二十三年度の国の債権の現在額総報告、平成二十三年度の物品増減及び現在額総報告のとおりであります。

 以上が、平成二十三年度の一般会計歳入歳出決算等の概要であります。

 何とぞ御審議のほどお願いを申し上げます。

 次に、平成二十三年度の国有財産増減及び現在額総計算書並びに平成二十三年度の国有財産無償貸付状況総計算書を国会に報告いたしましたので、その概要を御説明させていただきます。

 まず、平成二十三年度の国有財産増減及び現在額総計算書の概要について御説明をさせていただきます。

 平成二十三年度中におきましては、国有財産の総額は、差し引き一兆六千六百三億円余の純増加となっております。これを平成二十二年度末現在額に加算いたしますと百二兆八千五百四十三億円余となり、これが国有財産法に基づきます平成二十三年度末現在額であります。

 次に、平成二十三年度の国有財産無償貸付状況総計算書の概要について御説明を申し上げます。

 平成二十三年度中におきましては、無償貸付財産の総額は、差し引き百五十六億円余の純減少となっております。これを平成二十二年度末現在額より差し引きますと一兆四百四十二億円余となり、これが平成二十三年度末現在において国有財産法に基づき無償貸し付けをしております国有財産の総額であります。

 何とぞ御審議のほどよろしくお願い申し上げます。

 以上です。

谷畑委員長 次に、会計検査院当局から各件の検査報告に関する概要の説明を求めます。河戸会計検査院長職務代行検査官。

河戸検査官 平成二十三年度決算検査報告につきまして、その概要を御説明いたします。

 会計検査院は、平成二十四年九月四日、内閣から平成二十三年度歳入歳出決算の送付を受け、その検査を行って、平成二十三年度決算検査報告とともに、平成二十四年十一月二日、内閣に回付いたしました。

 平成二十三年度の一般会計の決算は、歳入百九兆九千七百九十五億余円、歳出百兆七千百五十四億余円でありまして、会計検査院はこれらの決算を確認いたしました。

 平成二十三年度の特別会計につきまして、会計検査院は十七特別会計それぞれの歳入、歳出の決算を確認いたしました。

 また、国税収納金整理資金は、収納済み額五十二兆三千三百五十七億余円、歳入組み入れ額四十二兆八千六百六十二億余円でありまして、会計検査院はこれらの受け払い額を検査完了いたしました。

 平成二十三年度の政府関係機関につきまして、会計検査院は三政府関係機関それぞれの収入、支出の決算額を検査完了いたしました。

 平成二十三年度の歳入歳出等に関し、会計検査院は、国、政府関係機関、国の出資団体等の検査対象機関について、書面検査及び実地検査を実施いたしました。そして、検査の進行に伴い、関係者に対して八百余事項の質問を発しております。

 検査の結果、検査報告に掲記した不当事項等について、その概要を御説明いたします。

 まず、法律、政令もしくは予算に違反しまたは不当と認めた事項は、合計三百五十七件、百九十一億三千三百八十三万余円であります。

 このうち、収入に関するものは、三十四件、二十三億八千二百四十八万余円であります。また、支出に関するものは、三百二十三件、百六十七億五千百三十五万余円であります。

 次に、平成二十三年十一月から二十四年十月までの間におきまして、会計検査院法第三十四条または第三十六条の規定により意見を表示しまたは処置を要求いたしましたものは八十一件であります。

 次に、本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項は五十三件であります。

 次に、不当事項に係る是正措置等の検査の結果につきましては、昭和二十一年度から平成二十二年度までの決算検査報告に掲記した不当事項のうち、是正措置が未済となっているものは三十八省庁等における四百七十二件、百二十四億二千九百二十七万余円、このうち金銭を返還させる是正措置を必要とするものは三十七省庁等における四百六十九件、百十六億千八百三十八万余円となっております。

 また、平成二十二年度決算検査報告において改善の処置の履行状況を継続して検査していくこととした本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項のうち、改善の処置が一部履行されていなかったものが一件あります。

 次に、平成二十三年十一月から二十四年十月までの間におきまして、会計検査院法第三十条の二の規定により国会及び内閣に対して報告いたしましたものは十三件であります。

 次に、平成二十三年十一月から二十四年十月までの間におきまして、国会からの検査要請事項に関し、会計検査院法第三十条の三の規定により検査の結果を報告いたしましたものは、特別会計改革の実施状況等に関するもの、大規模な治水事業に関するもの、牛肉等関税を財源とする肉用子牛等対策の施策等に関するもの、年金積立金の管理運用に係る契約の状況等に関するもの、公共土木施設等における地震・津波対策の実施状況等に関するもの、公共建築物における耐震化対策等に関するもの、独立行政法人における不要財産の認定等の状況に関するもの、三菱電機株式会社等による過大請求事案に関するもの、東日本大震災からの復興等に対する事業の実施状況等に関するものの九件となっております。

 次に、本院の検査業務のうち、検査報告に掲記する必要があると認めた特定の検査対象に関する事項は六件であります。

 次に、国民の関心の高い事項等に関する検査の状況として、これまで御説明いたしました事項などを整理し、検査報告に掲記しております。

 最後に、特別会計に関する法律の規定に基づき、平成二十三年十一月に内閣から送付を受けた平成二十二年度特別会計財務書類について検査した旨を、検査報告に掲記いたしました。

 以上をもって概要の説明を終わります。

 会計検査院といたしましては、機会あるごとに関係各省庁などに対して適正な会計経理の執行について努力を求めてまいりましたが、なお、ただいま申し述べましたような事例がありますので、関係各省庁などにおいてもさらに特段の努力を払うよう望んでいる次第であります。

 次に、平成二十三年度国有財産検査報告につきまして、その概要を御説明いたします。

 会計検査院は、平成二十四年九月四日、内閣から平成二十三年度国有財産増減及び現在額総計算書及び平成二十三年度国有財産無償貸付状況総計算書の送付を受け、その検査を行って、平成二十三年度国有財産検査報告とともに、平成二十四年十一月二日、内閣に回付いたしました。

 平成二十三年度末の国有財産現在額は百二兆八千五百四十三億余円、無償貸付財産の総額は一兆四百四十二億余円になっております。

 検査の結果、国有財産の管理及び処分に関しまして、平成二十三年度決算検査報告に掲記いたしましたものは十六件であります。

 以上をもって概要の説明を終わります。

谷畑委員長 これにて平成二十三年度決算外二件の概要の説明は終わりました。

    ―――――――――――――

谷畑委員長 この際、資料要求に関する件についてお諮りいたします。

 平成二十三年度決算の審査に当たり、決算の検査報告に掲記されました会計検査院の指摘事項に対する関係責任者の処分状況調べについて、財務省当局に対してその提出を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

谷畑委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。

 次回は、来る六月三日月曜日午後零時五十分理事会、午後一時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前九時四十三分散会


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