衆議院

メインへスキップ



第4号 平成15年8月6日(水曜日)

会議録本文へ
平成十五年八月六日(水曜日)
    午前十一時二分開議
 出席小委員
   小委員長 佐田玄一郎君
      佐藤 静雄君    下村 博文君
      高木 義明君    藤村  修君
      西  博義君    都築  譲君
    …………………………………
   議院運営委員       佐々木憲昭君
   議院運営委員       日森 文尋君
   議院運営委員       江崎洋一郎君
   事務総長         谷  福丸君
   庶務部長         井上 茂男君
   庶務部副部長       斉藤 信春君
   庶務部副部長       白井  始君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 平成十六年度本院予算概算要求の件


このページのトップに戻る

     ――――◇―――――
佐田小委員長 これより庶務小委員会を開会いたします。
 本日は、平成十六年度本院予算概算要求の件について御協議願うことといたします。
 まず、事務総長の説明を求めます。
谷事務総長 平成十六年度本院予算概算要求案をお手元にお配りしてございますが、それに従いまして、順次御説明させていただきたいと思います。
 なお、要求総額につきましては、平成十六年度概算要求基準に準じて調整したいと考えておりますので、御了承をお願いします。
 まず、議員歳費でございます。現在、本年三月の歳費法の改正により、歳費月額は、四月以降、平成十四年度と同水準に据え置かれておりますが、この措置は平成十六年三月まででございますので、平成十五年度予算と同額を要求することになります。
 なお、人事院勧告に基づき給与法が改正された場合は、その定められた月額になります。
 二番目の文書通信交通滞在費は、現在、月額百万円でございますが、現行どおり要求させていただきたいと考えております。
 三番目の弔慰金でございますが、これも現行制度どおり要求することでいかがかと考えております。
 四番目の立法事務費でございますが、現在、月額六十五万円でございますが、これも現行どおり要求させていただきたいと考えております。
 五番目の国会議員鉄道乗車証等経費でございますが、JR乗車パス及び航空機利用に係る現行制度に必要な経費を要求させていただきたいと考えております。
 六番目は議員秘書経費でございます。これにつきましては、議員秘書の制度及び給与等に関しまして、国会議員の秘書に関する調査会において調査・審議をしていただいているところでございますが、当面、政策担当秘書以下三名の現行制度における給与等の所要額を要求させていただきたいと考えております。
 七番目は、平成十六年六月二十四日の議員の任期満了に伴う総選挙関係経費でございまして、議員氏名標等更新経費、議員会館等議員室内装改修費及び議員秘書退職手当等でございます。
 八番目の海外派遣経費でございますが、これは、議員団派遣に必要な外国旅費及び派遣地での調査活動費でございます。調査活動費につきましては、調査活動に支障のないよう、在外公館等の関係も考慮して、増額要求させていただきたいと考えております。
 それから、次のページになりますが、九番目の議員会館整備でございます。十五年度におきましては、新議員会館建設に向けて、中低層二棟案のもとでのPFI手法の適用可能性及び関連業務の調査検討を実施しているところでございます。この調査検討の中で、基本構想に基づき、在来手法をもって建設し維持管理運用するより、PFI手法により整備する方が、コスト、経済性が確保できる結果が判明しております。したがいまして、PFI手法で整備を実施する方向として、新たに、施設実施設計費を要求するとともに、事業実施に要する業務支援委託費を要求することでいかがかと存じます。
 なお、本件は、暮れのトップ会談に上る事項となると思われますので、改めて御協議をお願いいたしたいと思います。
 十番目の議員宿舎整備でございます。これはPFIによる赤坂議員宿舎整備等事業に要する経費でございまして、十四年度において総額三百三十三億九千三百万円で契約いたしておりますが、その契約に基づく十六年度所要額八億七千六百万円を要求することとなります。
 なお、その額は十五年度に引き続きPFI事業者の仮宿舎提供に要する経費相当額でございます。
 十一番目の国会審議テレビ中継関係経費でございますが、一つは、テレビ中継の実施に要する経費でございまして、また、他の一つは、国会審議のインターネット中継の実施に要する経費でございます。これも十五年度並みの額を要求させていただきたいと考えております。
 十二番目の情報化推進関係等経費でございますが、議員事務室には衆議院LANに接続したパソコン等情報機器を整備し、立法情報ネットワークシステム及びインターネット等の情報を御利用いただいております。この経費につきましては、衆議院LANの管理運用経費、各議員事務室のパソコンの設置経費及び各種システムの運用経費等を引き続き要求させていただきたいと考えております。
 十三番目は、調査機能拡充強化経費でございます。これは主に衆議院調査局の各委員会調査室及び法制局の調査及び立案事務に要する活動費でございます。
 十四番目は、職員の人件費で、事務局及び法制局の職員の給与に必要な経費でございます。
 十五番目はその他の経費でございますが、これは、旅費及び議事堂本館を初めとする衆議院各施設の維持管理費等の経常的に必要な経費でございます。その主なものとして、低公害車導入に必要な自動車交換経費を要求させていただきたいと考えております。
 なお、赤坂議員宿舎維持管理費につきましては、PFIによる赤坂議員宿舎整備等事業の開始に伴い、全額削減ということになります。
 次に、別途の事項といたしまして、議員外交充実強化経費及び速記者養成所の統合がございます。
 まず、議員外交充実強化経費は、一定の友好議員連盟に公式な地位を与え、その活動を支援し、議員外交の機能を体系的に強化する趣旨の経費でございまして、これは議長からの指示もございますので、事項要求として、所要の人員及び予算を要求してまいりたいと存じます。
 次の速記者養成所の統合につきましては、現在、衆参両議院事務局において協議を進めているところでございますが、その結果を踏まえ、本小委員会に御相談申し上げ、所要の措置を講じてまいりたいと存じます。
 この二件は、いずれにしても、交渉の成り行きを見て改めて小委員会に御相談を申し上げ、対応してまいりたいと存じます。
 その次は、衆議院施設費でございます。
 施設整備費として、国会審議テレビ中継装置並びに第二別館昇降機及び空調機等整備に要する経費を要求させていただきたいと考えております。
 最後に、衆議院予備経費でございますが、十五年度におきましては、衆議院名誉議員胸像設置経費相当額を含めて計上いたしました。衆議院名誉議員胸像設置の取り扱いにつきましては決定をまだ見ておりませんので、十六年度におきましても引き続き同額を要求することをお願いいたしたいと存じます。
 以上が概算要求案の説明でございます。計数につきましては、御協議いただいた方針に基づいて八月二十九日までに整理させていただいた上、本院概算要求として内閣の方に提出いたしたいと存じます。
 以上でございます。
佐田小委員長 これより懇談に入ります。
    〔午前十一時九分懇談に入る〕
    〔午前十一時三十二分懇談を終わる〕
佐田小委員長 これにて懇談を閉じます。
 それでは、平成十六年度本院予算概算要求の件につきましては、ただいま御協議いただきました方針に基づいて処理することとし、小委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
佐田小委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前十一時三十三分散会


このページのトップに戻る
衆議院
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
電話(代表)03-3581-5111
案内図

Copyright © Shugiin All Rights Reserved.