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第1号 平成17年10月7日(金曜日)

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本委員は平成十七年九月二十二日(木曜日)議長の指名で、次のとおり選任された。

      井澤 京子君    石原 伸晃君

      石原 宏高君    江崎洋一郎君

      遠藤 利明君    小野 晋也君

      木原  稔君    倉田 雅年君

      佐藤ゆかり君    鈴木 俊一君

      関  芳弘君    薗浦健太郎君

      高鳥 修一君    竹本 直一君

      谷川 弥一君    土井 真樹君

      中根 一幸君    平口  洋君

      藤田 幹雄君    藤野真紀子君

      松本 和巳君    松本 洋平君

      宮下 一郎君   山本ともひろ君

      渡辺 喜美君    小沢 鋭仁君

      鈴木 克昌君    田村 謙治君

      永田 寿康君    長安  豊君

      平岡 秀夫君    古本伸一郎君

      三谷 光男君    吉田  泉君

      鷲尾英一郎君    石井 啓一君

      谷口 和史君    佐々木憲昭君

      野呂田芳成君    中村喜四郎君

九月二十二日

 小野晋也君が議院において、委員長に選任された。

平成十七年十月七日(金曜日)

    午後零時二十分開議

 出席委員

   委員長 小野 晋也君

   理事 石原 伸晃君 理事 江崎洋一郎君

   理事 遠藤 利明君 理事 竹本 直一君

   理事 渡辺 喜美君 理事 永田 寿康君

   理事 古本伸一郎君 理事 石井 啓一君

      井澤 京子君    石原 宏高君

      木原  稔君    倉田 雅年君

      佐藤ゆかり君    柴山 昌彦君

      鈴木 俊一君    関  芳弘君

      薗浦健太郎君    高鳥 修一君

      土井 真樹君    中根 一幸君

      平口  洋君    藤田 幹雄君

      藤野真紀子君    松本 和巳君

      松本 洋平君    宮下 一郎君

      山本ともひろ君    小沢 鋭仁君

      鈴木 克昌君    田村 謙治君

      平岡 秀夫君    吉田  泉君

      鷲尾英一郎君    谷口 和史君

      佐々木憲昭君    中村喜四郎君

    …………………………………

   財務大臣         谷垣 禎一君

   国務大臣

   (金融担当)       伊藤 達也君

   内閣府副大臣       七条  明君

   財務副大臣        上田  勇君

   財務副大臣       田野瀬良太郎君

   内閣府大臣政務官     西銘順志郎君

   財務大臣政務官      倉田 雅年君

   財務大臣政務官      段本 幸男君

   財務金融委員会専門員   鈴木健次郎君

    ―――――――――――――

委員の異動

十月七日

 辞任         補欠選任

  谷川 弥一君     柴山 昌彦君

同日

 辞任         補欠選任

  柴山 昌彦君     谷川 弥一君

    ―――――――――――――

十月七日

      石原 伸晃君    江崎洋一郎君

      遠藤 利明君    竹本 直一君

      渡辺 喜美君    永田 寿康君

      古本伸一郎君    石井 啓一君

 が理事に当選した。

    ―――――――――――――

十月七日

 銀行法等の一部を改正する法律案(内閣提出第一四号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の互選

 国政調査承認要求に関する件


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     ――――◇―――――

小野委員長 これより会議を開きます。

 この際、一言ごあいさつを申し上げます。

 このたび、財務金融委員長の重責を担うことになりました小野晋也でございます。

 江戸末期、備中松山藩の財政再建にらつ腕を振るった財政家山田方谷は、総じてよく天下のことを制する者は事の外に立って事の内に屈しないものだ、しかるに当今の財政の当事者はことごとく財の内に屈していると述べ、長期的、総合的、根本的に財務金融問題をとらえる重要性を指摘しております。当委員会に課せられた使命は、まことに重大なものがございます。

 委員長としても、この職責を十分に認識し、国家の根幹である財政、金融の健全化とさらなる発展を心に期して、甚だ微力ではございますが、委員各位の御理解、御協力をいただきまして、公正かつ円満な、良識に基づく委員会運営に努めてまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)

     ――――◇―――――

小野委員長 これより理事の互選を行います。

 理事の員数は、議院運営委員会の決定の基準に従いまして八名とし、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小野委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 それでは

      石原 伸晃君    江崎洋一郎君

      遠藤 利明君    竹本 直一君

      渡辺 喜美君    永田 寿康君

      古本伸一郎君    石井 啓一君

をそれぞれ理事に指名いたします。

     ――――◇―――――

小野委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。

 財政に関する事項

 税制に関する事項

 関税に関する事項

 外国為替に関する事項

 国有財産に関する事項

 たばこ事業及び塩事業に関する事項

 印刷事業に関する事項

 造幣事業に関する事項

 金融に関する事項

 証券取引に関する事項

以上の各事項につきまして、今会期中国政に関する調査を行うため、議長に対し、国政調査承認要求を行うこととし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小野委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

     ――――◇―――――

小野委員長 この際、谷垣財務大臣、伊藤金融担当大臣、田野瀬財務副大臣、上田財務副大臣、七条内閣府副大臣、倉田財務大臣政務官、段本財務大臣政務官及び西銘内閣府大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。財務大臣谷垣禎一君。

谷垣国務大臣 このたび、引き続き財務大臣を拝命いたしました谷垣でございます。

 本委員会における御審議の開始に当たり、一言ごあいさつ申し上げますとともに、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。

 経済財政運営に関する基本的な考え方について申し述べます。

 我が国経済は、政府、民間双方の構造改革の取り組みにより、財政出動に頼ることなく、国内民間需要を中心に回復を続けております。

 政府としては、こうした回復の動きを持続可能なものとするため、構造改革をさらに一層推進してまいります。また、早期のデフレ克服に向け、引き続き、日本銀行と一体となって政策努力を強化してまいります。

 財政構造改革については、本年六月の経済財政運営と構造改革に関する基本方針二〇〇五において、来年半ばを目途に歳出歳入一体改革の道筋を示すこととされており、今後、基礎的財政収支改善に向けた中期的取り組みに関する議論を進めてまいります。

 改革の総仕上げとなる平成十八年度予算におきましては、そうした議論の土台固めとして、徹底した歳出改革に取り組んでまいります。このため、一般歳出を十七年度に引き続き減額するとともに、新規国債発行額について十七年度を上回る規模で減額するとの方針のもと、医療制度改革や三位一体の改革といった課題への取り組みを初め、歳出全般について、従来にも増して大胆に見直し、歳出の抑制と予算配分の重点化、効率化を行ってまいります。

 税制については、少子高齢化やグローバル化等の大きな構造変化に対応し、あるべき税制を構築していかなければなりません。このため、これまでの政府・与党の方針を踏まえ、社会共通の費用を広く公平に分かち合うとともに、経済社会の持続的な活性化を実現するため、税制改革の具体化に取り組んでまいります。

 次に、世界経済の安定と発展への貢献について申し述べます。

 我が国は、国際機関やG7、アジア諸国等と協力しつつ、世界経済の安定と持続的な成長に貢献してまいります。特に、我が国と密接な関係を有するアジアにおいて、通貨危機の予防、対処のための域内の枠組みであるチェンマイ・イニシアチブのさらなる強化や、アジア債券市場育成イニシアチブの推進等に取り組んでまいります。

 為替相場については、経済の基礎的条件を反映し安定的に推移することが重要であり、今後とも、その動向を注視し、必要に応じて適切に対処してまいります。

 WTO新ラウンド交渉については、先般のG7においても、世界経済の成長のために確固たる成果が要請されたことを踏まえ、引き続き積極的に取り組んでまいります。あわせてASEAN諸国等との経済連携交渉についても最大限努力してまいります。こうした交渉においては、貿易の自由化に加え、税関手続の簡素化や国際的調和を含む貿易円滑化も重要であり、積極的に取り組んでまいります。

 以上、財政政策等に関する私の考えの一端を申し述べました。

 このたびの総選挙においては、郵政民営化を初めとする構造改革について、国民の皆様から強い信任を得ることができました。また、選挙を通じ、財政構造改革に対する国民の関心と期待の強さを肌身に感じました。私は、財務大臣としてこれを大変重いものと受けとめており、これまで以上に改革の実現に全力で取り組んでまいりたいと考えております。

 小野委員長を初め委員各位には、何とぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)

小野委員長 金融担当大臣伊藤達也君。

伊藤国務大臣 このたび金融担当大臣に再任をされました伊藤でございます。引き続きよろしくお願いを申し上げます。

 本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきたいと思います。

 最近の経済情勢を見ますと、景気は、企業部門と家計部門がともに改善をし、緩やかに回復しており、先行きについても、企業部門の好調さが家計部門へ波及しており、国内民間需要に支えられた景気回復が続くと見込まれております。こうした状況のもと、政府としては、日本銀行と一体となって、重点強化期間におけるデフレからの脱却を確実なものとするため、政策努力のさらなる強化拡充を図ることといたしております。特に、金融行政においては、引き続き金融システムの安定強化、金融資本市場の構造改革と活性化に強力に取り組んでいるところです。

 まず、金融システムの安定強化に関しましては、平成十四年十月に策定された金融再生プログラムの諸施策等を強力に推進した結果、主要行の不良債権比率が平成十四年三月期の八・四%から本年三月期には二・九%にまで低下をし、同比率を半減させるとの目標が達成され、主要行の不良債権問題が正常化されました。

 また、中小・地域金融機関についても、平成十五年三月以来、地域密着型金融の機能強化に係る累次のアクションプログラムのもと、中小企業金融の再生に向けた取り組みを進めつつ、同時に金融機関自身の健全性確保、収益性向上等を図るべく取り組んできたところであります。

 このように金融システムの安定強化が進む中で、本年四月のペイオフ解禁も、混乱なく予定どおり実施されたところです。

 次に、金融資本市場の構造改革と活性化について御説明いたします。

 我が国の金融システムをめぐる局面は、ただいま申し上げたとおり、不良債権問題への緊急対応から、将来の望ましい金融システムを目指す未来志向の局面に転換しつつあります。こうした状況のもと、金融庁では昨年末に、平成十七年、十八年度の重点強化期間における金融行政の指針である「金融改革プログラム 金融サービス立国への挑戦」を策定、公表し、同プログラムに盛り込まれた諸施策を、本年三月に公表した工程表に沿って着実に推進しているところであります。

 このプログラムにもあるとおり、今後の金融行政においては、健全な競争の促進と利用者保護を図り、多様な金融商品やサービスを国民が身近に利用できる金融サービス立国を、官の主導ではなく民の力で目指す必要があると考えております。

 こうした考えのもと、金融資本市場の構造改革を促進する観点から、規制改革・民間開放推進三カ年計画を踏まえ、銀行等の代理店制度について、顧客の金融サービスに対するアクセスを確保、向上させるとともに、金融機関が多様な販売チャネルを効率的に活用できるよう、所要の制度整備等を行うこととしております。

 この施策を実現するため、本国会には、銀行法等の一部を改正する法律案を提出したところです。

 法律案の詳しい内容につきましては、今後、改めて御説明をさせていただきますが、当委員会の小野委員長及び委員の皆様におかれましては、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)

小野委員長 財務副大臣田野瀬良太郎君。

田野瀬副大臣 このたび再び財務副大臣を拝命いたしました田野瀬良太郎でございます。

 財務省の行政運営に国民の高い関心が集まる中、大臣の御指示を仰ぎつつ、上田副大臣とともに、引き続き誠心誠意職務の遂行に当たる所存でございます。小野新委員長初め委員の皆様の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

小野委員長 財務副大臣上田勇君。

上田副大臣 このたび再び財務副大臣を拝命いたしました上田勇でございます。

 この重責を果たすべく、大臣の御指示を仰ぎつつ、田野瀬副大臣とともに、引き続き職責遂行に全力を傾注してまいる所存でございます。小野委員長を初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

小野委員長 内閣府副大臣七条明君。

七条副大臣 このたび引き続き内閣府副大臣を拝命いたしました七条明でございます。

 金融担当等を、所属しております方、どうかよろしくお願いを申し上げます。伊藤大臣を支え、職務に精励をしてまいりたいと思いますが、小野委員長初め理事、委員各位の皆さん方の御指導、御鞭撻を賜りますように心からお願いを申し上げて、ごあいさつにかえさせていただきます。(拍手)

小野委員長 財務大臣政務官倉田雅年君。

倉田大臣政務官 このたび再度財務大臣政務官を拝命いたしました倉田雅年でございます。

 段本政務官ともども、大臣を補佐しつつ、引き続き職務の遂行に全力を尽くしてまいりますので、委員の皆様の御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。(拍手)

小野委員長 財務大臣政務官段本幸男君。

段本大臣政務官 引き続き財務大臣政務官をやらせていただくことになりました段本幸男でございます。参議院の方からの参加でございます。

 倉田政務官ともども、大臣を補佐して、しっかりやっていきたいと思っておりますので、委員長初め委員の皆さんの御指導、御鞭撻をどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)

小野委員長 内閣府大臣政務官西銘順志郎君。

西銘大臣政務官 内閣府大臣政務官の西銘順志郎でございます。

 七条副大臣とともに、金融関係の政策を担当いたしております。小野委員長初め先生方の御指導、御協力、よろしくお願い申し上げます。(拍手)

小野委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後零時三十五分散会


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