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第1号 平成17年10月12日(水曜日)

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本委員は平成十七年九月二十二日(木曜日)議長の指名で、次のとおり選任された。

      阿部 俊子君    秋葉 賢也君

      井脇ノブ子君    伊藤信太郎君

      飯島 夕雁君    小川 友一君

      小渕 優子君    大前 繁雄君

      加藤 紘一君    川条 志嘉君

      岸田 文雄君    近藤 基彦君

      佐藤  錬君    下村 博文君

      鈴木 俊一君    鈴木 恒夫君

      永岡 桂子君    西村 明宏君

      葉梨 康弘君    馳   浩君

      福田 峰之君    馬渡 龍治君

      松浪健四郎君  やまぎわ大志郎君

      渡部  篤君    奥村 展三君

      北橋 健治君    末松 義規君

      田中眞紀子君    平野 博文君

      牧  義夫君    松本 大輔君

      山口  壯君    横山 北斗君

      笠  浩史君    池坊 保子君

      斉藤 鉄夫君    谷口 和史君

      石井 郁子君    保坂 展人君

九月二十二日

 斉藤鉄夫君が議院において、委員長に選任された。

平成十七年十月十二日(水曜日)

    午前十時三分開議

 出席委員

   委員長 斉藤 鉄夫君

   理事 伊藤信太郎君 理事 小渕 優子君

   理事 岸田 文雄君 理事 西村 明宏君

   理事 松浪健四郎君 理事 平野 博文君

   理事 牧  義夫君 理事 池坊 保子君

      阿部 俊子君    井脇ノブ子君

      飯島 夕雁君    小川 友一君

      大前 繁雄君    加藤 紘一君

      川条 志嘉君    近藤 基彦君

      佐藤  錬君    下村 博文君

      鈴木 恒夫君    田中 和徳君

      永岡 桂子君    葉梨 康弘君

      馳   浩君    平井たくや君

      福田 峰之君    馬渡 龍治君

      渡部  篤君    奥村 展三君

      末松 義規君    田中眞紀子君

      古本伸一郎君    松本 大輔君

      山口  壯君    横山 北斗君

      谷口 和史君    石井 郁子君

      保坂 展人君    

    …………………………………

   文部科学大臣       中山 成彬君

   文部科学副大臣      塩谷  立君

   文部科学大臣政務官    下村 博文君

   文部科学大臣政務官    小泉 顕雄君

   文部科学委員会専門員   井上 茂男君

    ―――――――――――――

委員の異動

十月十二日

 辞任         補欠選任

  鈴木 俊一君     平井たくや君

やまぎわ大志郎君     田中 和徳君

  笠  浩史君     古本伸一郎君

同日

 辞任         補欠選任

  田中 和徳君   やまぎわ大志郎君 

  平井たくや君     鈴木 俊一君

  古本伸一郎君     笠  浩史君

    ―――――――――――――

十月十二日

      伊藤信太郎君    小渕 優子君

      岸田 文雄君    西村 明宏君

      松浪健四郎君    平野 博文君

      牧  義夫君    池坊 保子君

 が理事に当選した。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の互選

 国政調査承認要求に関する件


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     ――――◇―――――

斉藤委員長 これより会議を開きます。

 この際、一言ごあいさつを申し上げます。

 このたび、再度、文部科学委員長の重責を担うことになりました斉藤鉄夫でございます。

 今日、教育あるいは科学技術の振興、スポーツ、文化などに対する国民の関心は大変高く、その充実を図ることは重要な課題であり、当委員会に課せられた使命はまことに重大であります。

 委員長といたしましては、委員各位の御協力を賜りまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じます。

 何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

     ――――◇―――――

斉藤委員長 これより理事の互選を行います。

 理事の員数は、議院運営委員会の決定の基準に従いその数を八名とし、先例により、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

斉藤委員長 御異議なしと認めます。

 それでは、理事に

      伊藤信太郎君    小渕 優子君

      岸田 文雄君    西村 明宏君

      松浪健四郎君    平野 博文君

      牧  義夫君    池坊 保子君

をそれぞれ指名いたします。

     ――――◇―――――

斉藤委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。

 文部科学行政の基本施策に関する事項

 生涯学習に関する事項

 学校教育に関する事項

 科学技術及び学術の振興に関する事項

 科学技術の研究開発に関する事項

 文化、スポーツ振興及び青少年に関する事項

以上の各事項につきまして、本会期中調査をいたしたいと存じます。

 つきましては、衆議院規則第九十四条により、議長に対し、承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

斉藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

     ――――◇―――――

斉藤委員長 この際、中山文部科学大臣、塩谷文部科学副大臣、下村文部科学大臣政務官及び小泉文部科学大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。中山文部科学大臣。

中山国務大臣 おはようございます。中山成彬でございます。

 皆様、御当選おめでとうございます。

 第百六十三回国会におきまして各般の課題を御審議いただくに当たり、一言ごあいさつ申し上げます。

 このたびの第三次小泉内閣の発足において、引き続き文部科学大臣を拝命いたしました。教育改革や科学技術・学術、スポーツ、文化芸術の振興のための施策にさらに力を尽くしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

 私は、昨年九月の大臣就任以来、みずから先頭に立ち、責任感とスピード感を持って教育改革に取り組んでまいりました。我が国にとって人材こそが資源であり、我が国が真に豊かで教養のある国家としてさらに発展し、活力を維持していくためには、国家戦略として人間力向上のための教育改革を一層推進していく必要があると考えたからであります。また、子供たちにとって今日受けた教育の影響は一生に及ぶことから、一日一日が勝負であり、その意味で教育改革は喫緊の課題であります。

 このような思いから、私は、昨年十一月に「甦れ、日本!」と題する教育改革案を発表し、教育基本法の改正、学力の向上、教員の資質向上、現場主義の観点に立った学校、教育委員会の改革、義務教育費国庫負担制度の改革の五つの改革案を示しました。その基本は、二十一世紀の厳しい社会を生き抜くため、頑張る子供を応援する教育を目標とし、挑戦する精神を持った子供たちを育てることにあります。

 これらの改革案に関しましては、学習指導要領の見直し、義務教育の到達目標の明確化や制度の弾力化、教育委員会制度のあり方、教員養成、免許制度の改革等について、中央教育審議会に検討をお願いしているところであります。また、スクールミーティングにおいて、三百八十を超える学校の子供たちや教員、保護者の方々から直接に御意見を伺ったところであります。

 私としては、全国的な観点から、教育の機会均等、教育水準の維持向上を図るため、国が必要な財源を確保する責務をしっかりと担いつつ、地域や学校が創意工夫を発揮し、常にその時点で考えられる最善の教育が行われるよう、引き続き力強く改革を進めてまいります。特に、義務教育の費用負担については、昨年末の政府・与党合意に基づき、今後取りまとめられる中央教育審議会の答申を踏まえ、国の責任をしっかりと果たせるよう取り組んでまいります。

 子供たちの学力については、確かな学力の育成を目指し、少人数、習熟度別指導など子供たち一人一人に応じたきめ細かな指導の充実やそのための教職員定数の改善、全国的な学力調査の実施、総合的な学習の時間の推進、学力向上アクションプランの実施など、総合的な学力向上に取り組みます。また、豊かな心の育成を目指し、命を大切にする心や規範意識、社会性などをはぐくむため、道徳教育の充実、奉仕・体験活動や読書活動の推進、キャリア教育の推進を図るとともに、不登校や問題行動等への適切な対応に努めます。

 幼児教育の振興に取り組み、就学前の教育、保育を一体としてとらえた一貫した総合施設の実現に向け、検討を進めます。LD、ADHD等の発達障害を含む障害のある子供たち一人一人のニーズに応じた特別支援教育を推進してまいります。

 また、家庭、地域と学校が一体となった子供の居場所づくりを積極的に推進するとともに、健やかな体の育成を目指し、栄養教諭制度の円滑な実施など食育の充実に取り組みます。

 さらに、保護者や地域住民が学校運営に参画するコミュニティ・スクールの設置促進や適切な学校評価システムの構築により信頼される学校づくりを進めます。

 学校の安全、安心の確保に組織的、継続的に取り組むとともに、喫緊の課題である学校施設等のアスベスト対策や、非常災害時に地域住民の応急避難場所となる学校施設の耐震化の一層の推進に努めてまいります。

 教育基本法の改正については、中央教育審議会の答申や与党における議論を踏まえ、国民的な議論を深めつつ、速やかな改正を目指し、しっかりと取り組んでまいります。

 高等教育については、国際的に魅力ある大学院の形成など、国際競争力に富む個性豊かな大学づくりを目指し、国公私立大学を通じた競争的な環境のもとで、各大学における大学改革への取り組みが一層促進されるよう支援に努めるとともに、第三者評価制度など高等教育の質保証システムの充実等に向けて積極的に取り組んでまいります。また、国立大学の教育研究の活性化の促進、私立学校の一層の振興、奨学金の充実等に努めてまいります。

 科学技術・学術の振興については、第三期科学技術基本計画の策定に向けた検討を精力的に進め、国際競争力強化に資する施策を積極的に展開し、科学技術創造立国の実現を目指してまいります。科学技術関係人材の養成確保、独創的、先端的な基礎研究の推進を図るとともに、競争的資金の拡充や産学官連携の推進、知的クラスターの創成等を通じ、ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料分野等における知の創出とイノベーションの実現に向けて取り組んでまいります。H2Aロケットを初めとする宇宙輸送システムなど国家の総合的な安全保障に密接にかかわる重要技術や、世界最高性能のスーパーコンピューターなどの開発を国家基幹技術として推進します。世界一流の人材を育て引きつけることを目指し、科学技術活動の基盤となる教育研究施設の整備充実を図ってまいります。

 宇宙、原子力、地震・防災、海洋等の研究開発や安全で安心な社会を実現する科学技術を戦略的に推進してまいります。

 十月一日に発足した独立行政法人日本原子力研究開発機構が、国際的にも誇り得る原子力研究開発の中核拠点として発展するよう努めてまいります。国際熱核融合実験炉計画、いわゆるITER計画については、準ホスト国としての我が国の役割を着実に果たし、関係国とともに具体的な取り組みを推進してまいります。

 人々が生涯にわたり自己実現を図ることができるよう、生涯学習の環境整備や大学、専修学校における社会人のキャリアアップのための教育を推進します。また、フリーター、ニート対策として、若者自立・挑戦プランを推進するとともに、男女平等を推進する教育、環境教育や人権教育、IT教育の充実等に努めます。

 スポーツの振興については、国民のだれもが身近にスポーツに親しめる生涯スポーツ社会の実現や、国民に大きな感動を与えてくれるトップレベルの競技者の育成などに取り組みます。

 我が国の顔となる文化芸術を創造し、世界に発信していくため、文化芸術創造プランや「日本文化の魅力」発見・発信プランを推進してまいります。また、子供の文化芸術体験活動の充実、地域文化の振興、文化的景観の保護など文化財の保存、活用や国際協力、新しい時代に対応した著作権等の施策を推進するとともに、国語の正しい理解が進むよう努めてまいります。

 このほか、留学生交流の推進など各分野における国際交流・協力の積極的な推進や、構造改革特区への対応等の行政改革の着実な推進などの課題に対応してまいります。

 私といたしましては、文部科学行政全般にわたり、引き続き現場主義の視点に立ちつつ、改革を加速させます。委員長を初め委員の皆様方には、今後とも御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。(拍手)

斉藤委員長 次に、塩谷文部科学副大臣。

塩谷副大臣 おはようございます。

 このたび、引き続き文部科学副大臣を拝命いたしました塩谷立でございます。

 義務教育がまさに正念場を迎えており、また、子供の体力向上など、スポーツのより一層の振興も必要であります。副大臣として、大臣をよく補佐し、新しい時代を切り拓くたくましい日本人の育成を目指して、教育文化立国の実現のため全力を尽くしてまいります。

 今後とも、委員長初め委員各位の皆さん方には、御指導、御鞭撻を賜りますよう、何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)

斉藤委員長 次に、下村文部科学大臣政務官。

下村大臣政務官 引き続き文部科学大臣政務官を拝命いたしました下村博文でございます。

 任期わずかでございますが、しっかりとした教育改革に取り組みながら、さらなる前進のために頑張りたいと思います。

 委員長初め委員皆様方の御指導をよろしくお願いいたします。(拍手)

斉藤委員長 次に、小泉文部科学大臣政務官。

小泉大臣政務官 おはようございます。

 このたび、引き続きまして文部科学大臣政務官を拝命いたしました小泉顕雄でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 私は、下村政務官ともども、中山大臣並びに塩谷、小島両副大臣をお支えしながら、文部科学行政、とりわけ科学技術・学術の振興あるいは文化芸術の振興に全力を尽くしてまいる所存でございます。

 つきましては、委員長並びに委員の皆様方には、よろしく御指導、御鞭撻を賜りますようにお願いを申し上げます。どうもありがとうございました。(拍手)

斉藤委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前十時十八分散会


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