衆議院

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第21号 平成16年6月9日(水曜日)

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平成十六年六月九日(水曜日)

    午前十時開議

 出席委員

   委員長 衛藤 晟一君

   理事 鴨下 一郎君 理事 北川 知克君

   理事 長勢 甚遠君 理事 宮澤 洋一君

   理事 城島 正光君 理事 三井 辨雄君

   理事 山井 和則君 理事 福島  豊君

      井上 信治君    石崎  岳君

      加藤 勝信君    上川 陽子君

      木村  勉君    木村 義雄君

      菅原 一秀君    竹本 直一君

      棚橋 泰文君    中西 一善君

      能勢 和子君    原田 令嗣君

      平田 耕一君    福井  照君

      三ッ林隆志君    三原 朝彦君

      吉野 正芳君    青木  愛君

      泉  房穂君    大島  敦君

      海江田万里君    小宮山泰子君

      五島 正規君    園田 康博君

      中根 康浩君    橋本 清仁君

      樋高  剛君    藤田 一枝君

      増子 輝彦君    水島 広子君

      古屋 範子君    桝屋 敬悟君

      山口 富男君    阿部 知子君

    …………………………………

   厚生労働大臣       坂口  力君

   厚生労働副大臣      谷畑  孝君

   厚生労働大臣政務官    竹本 直一君

   厚生労働大臣政務官    佐々木知子君

   厚生労働委員会専門員   宮武 太郎君

    ―――――――――――――

六月九日

 高齢者のホームづくりに関する請願(藤田一枝君紹介)(第三三〇七号)

 同(山井和則君紹介)(第三三〇八号)

 十五歳未満の臓器提供を可能にするための臓器移植法改正に関する請願(後藤田正純君紹介)(第三三〇九号)

 戦没者の遺骨と遺品の返還に関する請願(井上和雄君紹介)(第三三一〇号)

 同(川内博史君紹介)(第三三一一号)

 同(橋本清仁君紹介)(第三三一二号)

 総合的難病対策の早期確立等に関する請願(阿部知子君紹介)(第三三一三号)

 同(伊吹文明君紹介)(第三三一四号)

 同(江田康幸君紹介)(第三三一五号)

 同(上川陽子君紹介)(第三三一六号)

 同(鴨下一郎君紹介)(第三三一七号)

 同(川端達夫君紹介)(第三三一八号)

 同(木村義雄君紹介)(第三三一九号)

 同(岸本健君紹介)(第三三二〇号)

 同(北村直人君紹介)(第三三二一号)

 同(小坂憲次君紹介)(第三三二二号)

 同(近藤基彦君紹介)(第三三二三号)

 同(坂本剛二君紹介)(第三三二四号)

 同(棚橋泰文君紹介)(第三三二五号)

 同(中山太郎君紹介)(第三三二六号)

 同(中山成彬君紹介)(第三三二七号)

 同(根本匠君紹介)(第三三二八号)

 同(橋本清仁君紹介)(第三三二九号)

 同(鳩山由紀夫君紹介)(第三三三〇号)

 同(平井卓也君紹介)(第三三三一号)

 同(平岡秀夫君紹介)(第三三三二号)

 同(平田耕一君紹介)(第三三三三号)

 同(平野博文君紹介)(第三三三四号)

 同(藤田一枝君紹介)(第三三三五号)

 同(牧野聖修君紹介)(第三三三六号)

 同(三井辨雄君紹介)(第三三三七号)

 同(宮下一郎君紹介)(第三三三八号)

 同(村田吉隆君紹介)(第三三三九号)

 同(森岡正宏君紹介)(第三三四〇号)

 同(森山裕君紹介)(第三三四一号)

 同(保岡興治君紹介)(第三三四二号)

 同(山井和則君紹介)(第三三四三号)

 同(吉野正芳君紹介)(第三三四四号)

 保険によるよい歯科医療の実現に関する請願(阿部知子君紹介)(第三三四五号)

 同(川内博史君紹介)(第三三四六号)

 乳幼児医療費無料制度の創設に関する請願(井上和雄君紹介)(第三三四七号)

 あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律第十九条の改正に関する請願(今村雅弘君紹介)(第三三四八号)

 同(江渡聡徳君紹介)(第三三四九号)

 同(北側一雄君紹介)(第三三五〇号)

 同(後藤田正純君紹介)(第三三五一号)

 同(島村宜伸君紹介)(第三三五二号)

 同(鈴木恒夫君紹介)(第三三五三号)

 同(中山義活君紹介)(第三三五四号)

 同(永岡洋治君紹介)(第三三五五号)

 同(平野博文君紹介)(第三三五六号)

 同(松本大輔君紹介)(第三三五七号)

 年金・医療・介護等の社会保障制度確立に関する請願(今村雅弘君紹介)(第三三五八号)

 臓器移植の普及に関する請願(川端達夫君紹介)(第三三五九号)

 同(後藤田正純君紹介)(第三三六〇号)

 同(二階俊博君紹介)(第三三六一号)

 育児・介護休業法の整備等に関する請願(阿部知子君紹介)(第三三六二号)

 JR被保険者の厚生年金保険料率格差是正に関する請願(川端達夫君紹介)(第三三六三号)

 マッサージ診療報酬の適正な引き上げに関する請願(泉房穂君紹介)(第三三六四号)

 腎疾患総合対策の早期確立に関する請願(今村雅弘君紹介)(第三三六五号)

 同(川端達夫君紹介)(第三三六六号)

 同(後藤田正純君紹介)(第三三六七号)

 同(菅原一秀君紹介)(第三三六八号)

 同(二階俊博君紹介)(第三三六九号)

 介護・福祉・医療制度の拡充、障害者・家族の費用負担の軽減等に関する請願(桝屋敬悟君紹介)(第三三七〇号)

 小規模作業所等成人期障害者施策に関する請願(阿部知子君紹介)(第三三七一号)

 同(一川保夫君紹介)(第三三七二号)

 同(植竹繁雄君紹介)(第三三七三号)

 同(川端達夫君紹介)(第三三七四号)

 同(後藤田正純君紹介)(第三三七五号)

 同(島聡君紹介)(第三三七六号)

 同(長勢甚遠君紹介)(第三三七七号)

 同(二階俊博君紹介)(第三三七八号)

 同(西銘恒三郎君紹介)(第三三七九号)

 同(平野博文君紹介)(第三三八〇号)

 同(桝屋敬悟君紹介)(第三三八一号)

 同(松本純君紹介)(第三三八二号)

 同(三井辨雄君紹介)(第三三八三号)

 同(山井和則君紹介)(第三三八四号)

 同(渡辺周君紹介)(第三三八五号)

 総合的な肝疾患対策の拡充等に関する請願(阿部知子君紹介)(第三三八六号)

 同(井上信治君紹介)(第三三八七号)

 同(泉房穂君紹介)(第三三八八号)

 同(五島正規君紹介)(第三三八九号)

 同(桝屋敬悟君紹介)(第三三九〇号)

 てんかんを持つ人の医療と福祉の向上に関する請願(阿部知子君紹介)(第三三九一号)

 同(五島正規君紹介)(第三三九二号)

 同(藤田一枝君紹介)(第三三九三号)

 同(桝屋敬悟君紹介)(第三三九四号)

 雇用・失業情勢の深刻化に対応するための労働行政体制の整備に関する請願(阿部知子君紹介)(第三三九五号)

 同(五島正規君紹介)(第三三九六号)

 同(近藤昭一君紹介)(第三三九七号)

 同(佐藤公治君紹介)(第三三九八号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 労働組合法の一部を改正する法律案(内閣提出第八八号)

 独立行政法人医薬基盤研究所法案(内閣提出第九五号)(参議院送付)

 結核予防法の一部を改正する法律案(内閣提出第九六号)(参議院送付)

 薬剤師法の一部を改正する法律案(内閣提出第九七号)(参議院送付)


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     ――――◇―――――

衛藤委員長 これより会議を開きます。

 内閣提出、労働組合法の一部を改正する法律案、内閣提出、参議院送付、独立行政法人医薬基盤研究所法案、結核予防法の一部を改正する法律案及び薬剤師法の一部を改正する法律案の各案を議題とし、順次趣旨の説明を聴取いたします。坂口厚生労働大臣。

    ―――――――――――――

 労働組合法の一部を改正する法律案

 独立行政法人医薬基盤研究所法案

 結核予防法の一部を改正する法律案

 薬剤師法の一部を改正する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

坂口国務大臣 おはようございます。

 ただいま議題となりました四法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。

 まず、労働組合法の一部を改正する法律案について申し上げます。

 不当労働行為審査制度については、労働委員会における審査が著しく長期化していること、命令に対する取り消し率が高いこと等により、労使間の対等な交渉を可能とするための基盤を確保するという制度本来の趣旨が十分に実施できていない状況にあります。こうした状況にかんがみ、審査の迅速化及び的確化を図るため、労働委員会における審査の手続及び体制の整備等の措置を講ずることとし、この法律案を提出した次第であります。

 以下、この法律案の主な内容について御説明申し上げます。

 第一に、労働委員会における審査体制の整備であります。

 地方労働委員会について、条例の定めるところにより委員定数を増加させること等ができることとしております。

 また、不当労働行為事件等について、中央労働委員会は原則として公益委員五人による合議体で処理を行うこととするとともに、地方労働委員会についても同様の処理ができることとしております。

 第二に、審査手続の整備であります。

 まず、計画的な審査を進めるため、労働委員会は、争点及び証拠等を記載した審査の計画を定めなければならないこととしております。

 また、迅速かつ的確な事実認定を行うため、労働委員会は、証人等の出頭や物件の提出を命ずることができることとしております。

 さらに、和解を促進するため、その手続等を整備することとしております。

 第三に、物件提出命令に反して提出しなかった物件は、労働委員会の命令に対する取り消し訴訟において、正当な理由がない限り証拠として提出できないこととしております。

 なお、この法律の施行期日は、一部を除き、平成十七年一月一日としております。

 次に、独立行政法人医薬基盤研究所法案について申し上げます。

 厚生労働省においては、国立試験研究機関の再編を進める中で、最先端のゲノム科学等を活用し、医薬品等の開発に係る基盤研究等を行う組織の検討も進めてきたところであります。

 一方で、規制と振興の分離の観点から、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の業務から研究開発振興業務を早急に分離することが求められております。

 このため、国立試験研究機関及び独立行政法人医薬品医療機器総合機構の業務の一部を移管、統合し、非公務員型の独立行政法人医薬基盤研究所を設置するため、この法律案を提出した次第であります。

 以下、この法律案の主な内容について御説明申し上げます。

 第一に、法人の名称を独立行政法人医薬基盤研究所とし、医薬品等の開発に資する共通的な研究、民間等において行われる研究開発の振興等の業務を行うこととしております。

 第二に、法人の資本金は、全額政府出資とし、その額は、法人が国及び独立行政法人医薬品医療機器総合機構から承継する資産等の額としております。

 なお、法人の設立については、平成十七年四月一日を予定しておりますが、その準備に要する期間を考慮して、この法律の施行期日は、一部の事項を除き、公布の日としております。

 次に、結核予防法の一部を改正する法律案について申し上げます。

 結核は依然として我が国最大の感染症の一つであり、近年では改善傾向に鈍化が見られることから、結核の罹患状況の変化等、結核を取り巻く環境の変化に対応した新たな対策の推進が求められております。

 こうした状況を踏まえ、ツベルクリン反応検査の廃止や健康診断の実施方法等の見直し等を行うこととし、この法律案を提出した次第であります。

 以下、この法律案の主な内容につきまして御説明申し上げます。

 第一に、国及び地方公共団体は、結核に関する正しい知識の普及等を図ること等を明らかにすることとしております。

 第二に、国は結核の予防の総合的な推進を図るための基本指針を定め、都道府県は結核の予防のための施策の実施に関する予防計画を定めることとしております。

 第三に、定期健康診断の対象者を政令で定めることとするとともに、定期外健康診断について、都道府県知事は、一定の者に対し健康診断を受けるべきことを勧告し、これに従わないときは、当該職員に健康診断を行わせることができることとしております。

 第四に、予防接種の前に行われるツベルクリン反応検査を廃止することとしております。

 第五に、結核患者に対し、薬剤を確実に服用することを指導することとしております。

 その他所要の見直しを行うこととしております。

 なお、この法律の施行期日は、平成十七年四月一日としております。

 最後に、薬剤師法の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。

 近年、医療の高度化、複雑化、高齢社会の到来、医薬分業の進展など薬剤師を取り巻く環境が大きく変化していく中で、薬剤師がより一層医療の担い手としての役割を果たすため、基礎的な知識、技術はもとより、高い倫理観、医療人としての教養、医療現場で通用する実践力など、その資質の一層の向上を図る必要があります。

 このため、薬剤師養成を目的とする大学における薬学教育において、今般、学校教育法の一部改正法案が提出され、その修業年限を現在の四年から六年に延長することとなっております。

 これに伴い、薬剤師国家試験の受験資格についても見直しを行うため、この法律案を提出した次第であります。

 以下、この法律案の主な内容について御説明申し上げます。

 第一に、薬剤師国家試験の受験資格を修業年限六年の薬学の課程を修めて卒業した者に与えることとしております。

 第二に、経過的取り扱いとして、修業年限四年の課程に続きその修士課程を修了した者等が一定の要件を満たす場合には、薬剤師国家試験を受けることができることとするほか、所要の経過措置を設けることとしております。

 なお、この法律の施行期日は、平成十八年四月一日としております。

 以上、四法案の提案理由及びその内容の概要について御説明申し上げました。

 何とぞ、御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願い申し上げる次第でございます。ありがとうございました。

衛藤委員長 これにて各案の趣旨の説明は終わりました。

 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前十時八分散会


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