衆議院

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第10号 平成19年12月4日(火曜日)

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平成十九年十二月四日(火曜日)

    午前九時四十八分開議

 出席委員

   委員長 茂木 敏充君

   理事 大村 秀章君 理事 後藤 茂之君

   理事 田村 憲久君 理事 宮澤 洋一君

   理事 吉野 正芳君 理事 山田 正彦君

   理事 山井 和則君 理事 福島  豊君

      新井 悦二君    井澤 京子君

      井上 信治君    石崎  岳君

      川条 志嘉君    木原 誠二君

      木村 義雄君    櫻田 義孝君

      清水鴻一郎君    杉村 太蔵君

      平  将明君    高鳥 修一君

      谷畑  孝君    長崎幸太郎君

      西本 勝子君    萩原 誠司君

      林   潤君    福岡 資麿君

      松浪 健太君    松本  純君

      松本 洋平君    三ッ林隆志君

      内山  晃君    岡本 充功君

      菊田真紀子君    園田 康博君

      仲野 博子君    長妻  昭君

      西村智奈美君    細川 律夫君

      三井 辨雄君    伊藤  渉君

      古屋 範子君    高橋千鶴子君

      阿部 知子君    糸川 正晃君

    …………………………………

   議員           大村 秀章君

   議員           田村 憲久君

   議員           宮澤 洋一君

   議員           吉野 正芳君

   議員           後藤 茂之君

   議員           石崎  岳君

   議員           井上 信治君

   議員           福島  豊君

   議員           古屋 範子君

   議員           江田 康幸君

   厚生労働副大臣      西川 京子君

   厚生労働大臣政務官    伊藤  渉君

   厚生労働大臣政務官    松浪 健太君

   厚生労働委員会専門員   榊原 志俊君

    ―――――――――――――

委員の異動

十二月四日

 辞任         補欠選任

  冨岡  勉君     平  将明君

  郡  和子君     西村智奈美君

  柚木 道義君     仲野 博子君

同日

 辞任         補欠選任

  平  将明君     冨岡  勉君

  仲野 博子君     柚木 道義君

  西村智奈美君     郡  和子君

    ―――――――――――――

十一月三十日

 肝炎対策基本法案(川崎二郎君外十五名提出、衆法第八号)

十二月四日

 不妊治療にかかわるすべての薬剤と検査に対する保険適用に関する請願(北神圭朗君紹介)(第六六八号)

 同(横光克彦君紹介)(第七二七号)

 同(枝野幸男君紹介)(第七八一号)

 非血縁者間骨髄移植に係る医療保険の適用範囲拡大を求めることに関する請願(塩川鉄也君紹介)(第六七四号)

 同(田村謙治君紹介)(第六七五号)

 同(徳田毅君紹介)(第六七六号)

 同(丸谷佳織君紹介)(第六七七号)

 同(小此木八郎君紹介)(第七二八号)

 同(重野安正君紹介)(第七七八号)

 同(野田聖子君紹介)(第七八二号)

 同(逢沢一郎君紹介)(第七八五号)

 同(小宮山洋子君紹介)(第八一三号)

 格差社会を是正し、命と暮らしを守るために社会保障の拡充を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第七〇〇号)

 同(石井郁子君紹介)(第七〇一号)

 同(笠井亮君紹介)(第七〇二号)

 同(穀田恵二君紹介)(第七〇三号)

 同(佐々木憲昭君紹介)(第七〇四号)

 生活保護等に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第七〇五号)

 同(石井郁子君紹介)(第七〇六号)

 同(笠井亮君紹介)(第七〇七号)

 医師・看護師不足など医療の危機打開に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第七〇八号)

 同(石井郁子君紹介)(第七〇九号)

 同(笠井亮君紹介)(第七一〇号)

 同(穀田恵二君紹介)(第七一一号)

 同(佐々木憲昭君紹介)(第七一二号)

 同(志位和夫君紹介)(第七一三号)

 同(塩川鉄也君紹介)(第七一四号)

 同(高橋千鶴子君紹介)(第七一五号)

 同(吉井英勝君紹介)(第七一六号)

 高齢者に負担増と差別医療を強いる後期高齢者医療制度の中止・撤回を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第七一七号)

 同(石井郁子君紹介)(第七一八号)

 同(笠井亮君紹介)(第七一九号)

 同(穀田恵二君紹介)(第七二〇号)

 同(佐々木憲昭君紹介)(第七二一号)

 同(志位和夫君紹介)(第七二二号)

 同(塩川鉄也君紹介)(第七二三号)

 同(高橋千鶴子君紹介)(第七二四号)

 同(吉井英勝君紹介)(第七二五号)

 一酸化炭素中毒患者に係る特別対策事業を委託する新病院に関する確認書早期履行を求めることに関する請願(川内博史君紹介)(第七二六号)

 中小自営業の家族従業者等に対する社会保障制度等の充実に関する請願(山口壯君紹介)(第七三五号)

 療養病床の廃止・削減と患者負担増の中止等を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第七五〇号)

 同(石井郁子君紹介)(第七五一号)

 同(笠井亮君紹介)(第七五二号)

 同(穀田恵二君紹介)(第七五三号)

 同(佐々木憲昭君紹介)(第七五四号)

 同(志位和夫君紹介)(第七五五号)

 同(塩川鉄也君紹介)(第七五六号)

 同(高橋千鶴子君紹介)(第七五七号)

 同(吉井英勝君紹介)(第七五八号)

 身近な地域で、安心して産める場所の確保に関する請願(谷畑孝君紹介)(第七五九号)

 高校生・大学生、青年の雇用と働くルールを求めることに関する請願(阿部知子君紹介)(第七六六号)

 同(赤嶺政賢君紹介)(第七六七号)

 同(石井郁子君紹介)(第七六八号)

 同(笠井亮君紹介)(第七六九号)

 同(菊田真紀子君紹介)(第七七〇号)

 同(穀田恵二君紹介)(第七七一号)

 同(佐々木憲昭君紹介)(第七七二号)

 同(志位和夫君紹介)(第七七三号)

 同(塩川鉄也君紹介)(第七七四号)

 同(高橋千鶴子君紹介)(第七七五号)

 同(吉井英勝君紹介)(第七七六号)

 同(岡本充功君紹介)(第七八三号)

 同(萩原誠司君紹介)(第七八六号)

 青年の雇用に関する請願(吉井英勝君紹介)(第七七七号)

 消えた年金問題の早急な解決と最低保障年金制度の実現を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第七九二号)

 同(石井郁子君紹介)(第七九三号)

 同(笠井亮君紹介)(第七九四号)

 同(穀田恵二君紹介)(第七九五号)

 同(佐々木憲昭君紹介)(第七九六号)

 同(志位和夫君紹介)(第七九七号)

 同(塩川鉄也君紹介)(第七九八号)

 同(高橋千鶴子君紹介)(第七九九号)

 同(吉井英勝君紹介)(第八〇〇号)

 公的保育制度の堅持・拡充と保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額に関する請願(木原誠二君紹介)(第八〇九号)

 同(菊田真紀子君紹介)(第八一〇号)

 同(高井美穂君紹介)(第八一一号)

 国の医療に回すお金をふやし、医療の危機打開と患者負担の軽減に関する請願(中川正春君紹介)(第八一二号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律案(大村秀章君外六名提出、衆法第五号)

 肝炎対策基本法案(川崎二郎君外十五名提出、衆法第八号)


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     ――――◇―――――

茂木委員長 これより会議を開きます。

 大村秀章君外六名提出、厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律案を議題といたします。

 先週、質疑をこなしていただきましたが、他に質疑の申し出がありませんので、これにて本案に対する質疑は終局いたしました。

    ―――――――――――――

茂木委員長 この際、お諮りいたします。

 本案に対し、去る十一月二十八日、山田正彦君外一名から提出されました修正案について、提出者全員から撤回の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

茂木委員長 御異議なしと認めます。よって、撤回を許可するに決しました。

    ―――――――――――――

茂木委員長 この際、本案に対し、大村秀章君外七名から、自由民主党・無所属会、民主党・無所属クラブ、公明党、日本共産党、社会民主党・市民連合及び国民新党・そうぞう・無所属の会の六派共同提案による修正案が提出されております。

 提出者から趣旨の説明を聴取いたします。福島豊君。

    ―――――――――――――

 厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律案に対する修正案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

福島委員 ただいま議題となりました厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律案に対する修正案につきまして、自由民主党・無所属会、民主党・無所属クラブ、公明党、日本共産党、社会民主党・市民連合及び国民新党・そうぞう・無所属の会を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。

 修正の要旨は、第一に、国は、特例納付保険料相当額を負担したときは、その負担した金額の限度において、事業主が特例対象者の負担すべき保険料を控除したにもかかわらず当該特例対象者に係る保険料を納付する義務を履行しなかったこと等に起因する当該特例対象者が当該事業主に対して有する金銭の給付を目的とする請求権を取得するとともに、政府が厚生年金基金等に対し未納掛金相当額等を交付したときも、同様とすること。

 第二に、政府は、おおむね六月に一回、国会に、年金記録確認第三者委員会が行った調査審議の結果の概要、社会保険庁長官が行った確認等の件数、特例納付保険料の納付状況その他この法律の施行状況について報告するものとすること。

 以上であります。

 何とぞ委員各位の御賛同をお願い申し上げます。

茂木委員長 これにて修正案の趣旨の説明は終わりました。

    ―――――――――――――

茂木委員長 この際、本案について、国会法第五十七条の三の規定により、内閣の意見を聴取いたします。西川厚生労働副大臣。

西川副大臣 衆議院議員大村秀章君外六名提出の厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律案につきましては、政府としては特に異議はありません。

    ―――――――――――――

茂木委員長 これより討論に入るのでありますが、その申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。

 大村秀章君外六名提出、厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律案及びこれに対する修正案について採決いたします。

 まず、大村秀章君外七名提出の修正案について採決いたします。

 本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

茂木委員長 起立総員。よって、本修正案は可決されました。

 次に、ただいま可決いたしました修正部分を除く原案について採決いたします。

 これに賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

茂木委員長 起立総員。よって、本案は修正議決すべきものと決しました。

 お諮りいたします。

 ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

茂木委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

    ―――――――――――――

    〔報告書は附録に掲載〕

     ――――◇―――――

茂木委員長 川崎二郎君外十五名提出、肝炎対策基本法案を議題といたします。

 提出者より趣旨の説明を聴取いたします。宮澤洋一君。

    ―――――――――――――

 肝炎対策基本法案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

宮澤議員 ただいま議題となりました肝炎対策基本法案につきまして、提出者を代表して、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。

 我が国においては、肝炎ウイルスに感染されている方が約三百万人、患者の方は約六十万人と推計されており、肝炎が国内最大の感染症となっています。肝炎は、感染を放置すると肝硬変、肝がんへと進行し、重篤な病態を招くおそれがあるものでありますが、近年、インターフェロン治療を受けることによって感染者の多くが完治できるようになりました。しかし、この治療については経済的負担が重く、治療を断念せざるを得ない方が大勢おられます。また、そもそも自分が感染していることを知らずに日常生活を過ごしておられる方も大勢おられるのが現状であります。

 このような現状に対して、感染者の方々、患者の方々の人権を尊重しつつ、肝炎対策を国民的課題として位置づけ、肝炎の克服に向けた取り組みを強力に推進していくことが求められています。

 また、血液製剤により肝炎に感染された方々から国及び製薬会社に対する訴訟が提起されていますが、現在、裁判所による和解が進められており、患者、感染者の方々の健康の回復のためにも、一日も早い全面解決が求められているところでございます。

 こうした中で、政府・与党が一体となり、肝炎ウイルスの検査の促進やインターフェロン治療の経済的負担の軽減等を内容とする新しい肝炎総合対策の推進を取りまとめたところでありますが、本案は、肝炎対策について基本法を制定し、肝炎対策の基本理念を定めるとともに、国、地方公共団体等の責務を明らかにした上で、肝炎の予防、早期発見、療養に係る経済的支援等の施策を総合的に推進しようとするものであります。

 以下、この法律案の主な内容について御説明申し上げます。

 第一に、前文を設け、肝炎が国内最大の感染症であること、戦後の医療の進歩等により肝炎の克服に向けた道筋が開かれてきた一方で、肝炎ウイルスに感染するという不幸な出来事が生じたこと等を踏まえて制定した旨を明確にすることとしております。

 第二に、肝炎に関する研究を推進し、その成果を普及、活用、発展させること、居住地域にかかわらず肝炎の検査及び適切な医療を受けることができるようにすること、施策の実施に当たって肝炎患者等であることを理由に差別されないように配慮することを肝炎対策の基本理念として定めることとしております。

 第三に、国、地方公共団体、医療保険者、国民及び医師等の責務を明らかにするとともに、政府は、肝炎対策を実施するため必要な法制上または財政上の措置等を講じなければならないものとすることとしております。

 第四に、厚生労働大臣は、肝炎対策の総合的な推進を図るため、肝炎の予防及び医療の推進の基本的な方向等について定める肝炎対策基本指針を策定するものとし、当該指針を策定しようとするときは、肝炎対策推進協議会の意見を聞くものとすることとしております。

 第五に、国及び地方公共団体は、肝炎の予防の推進、肝炎の早期発見に資する肝炎検査の質の向上等を図るために必要な施策を講ずるものとすることとしております。

 第六に、国及び地方公共団体は、肝炎治療に携わる専門的な知識等を有する医師等の育成、専門的な肝炎医療を行う医療機関の整備及び連携協力体制の整備等を図るために必要な施策を講ずるものとすることとしております。

 第七に、国及び地方公共団体は、肝炎患者が適切な肝炎医療を受けることができるよう、肝炎患者に係る経済的な負担を軽減するために必要な施策を講ずるものとすることとしております。

 第八に、厚生労働省に、肝炎対策基本指針の策定に際して意見を聞くため、肝炎患者等を代表する者、肝炎医療に従事する者及び学識経験のある者から構成される肝炎対策推進協議会を設置することとしております。

 最後に、この法律は、平成二十年四月一日から施行することとしております。

 以上が、本案の提案の理由及びその内容の概要であります。

 何とぞ速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。

 以上であります。

茂木委員長 以上で本案についての趣旨の説明は終わりました。

 次回は、来る七日金曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前九時五十七分散会


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