衆議院

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第13号 平成25年12月6日(金曜日)

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平成二十五年十二月六日(金曜日)

    午前九時八分開議

 出席委員

   委員長 後藤 茂之君

   理事 あべ 俊子君 理事 金子 恭之君

   理事 北村 茂男君 理事 とかしきなおみ君

   理事 丹羽 雄哉君 理事 上野ひろし君

   理事 古屋 範子君

      赤枝 恒雄君    今枝宗一郎君

      大串 正樹君    金子 恵美君

      小松  裕君    古賀  篤君

      白須賀貴樹君    新谷 正義君

      田中 英之君    田畑 裕明君

      高鳥 修一君    高橋ひなこ君

      豊田真由子君    中川 俊直君

      永山 文雄君    船橋 利実君

      堀内 詔子君    牧島かれん君

      松本  純君    三ッ林裕巳君

      宮崎 謙介君    村井 英樹君

      山下 貴司君    足立 康史君

      浦野 靖人君    重徳 和彦君

      新原 秀人君    輿水 恵一君

      桝屋 敬悟君    柏倉 祐司君

      中島 克仁君    高橋千鶴子君

    …………………………………

   参議院議員        高階恵美子君

   参議院議員        尾辻 秀久君

   参議院議員        古川 俊治君

   参議院議員       三原じゅん子君

   参議院議員        秋野 公造君

   参議院議員        福島みずほ君

   厚生労働大臣政務官    高鳥 修一君

   厚生労働委員会専門員   中尾 淳子君

    ―――――――――――――

委員の異動

十二月六日

 辞任         補欠選任

  大久保三代君     牧島かれん君

  豊田真由子君     宮崎 謙介君

同日

 辞任         補欠選任

  牧島かれん君     大久保三代君

  宮崎 謙介君     豊田真由子君

    ―――――――――――――

十二月五日

 世代間格差を是正するための公的年金制度及び医療保険制度の改革の推進に関する法律案(重徳和彦君外三名提出、衆法第二七号)

 中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部を改正する法律案(参議院提出、参法第九号)

 がん登録等の推進に関する法律案(参議院提出、参法第一一号)

は本委員会に付託された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 閉会中審査に関する件

 中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部を改正する法律案(参議院提出、参法第九号)

 がん登録等の推進に関する法律案(参議院提出、参法第一一号)

 請 願

   一 生活保護基準引き下げ反対に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第三号)

   二 同(笠井亮君紹介)(第四号)

   三 同(穀田恵二君紹介)(第五号)

   四 同(佐々木憲昭君紹介)(第六号)

   五 同(志位和夫君紹介)(第七号)

   六 同(塩川鉄也君紹介)(第八号)

   七 同(高橋千鶴子君紹介)(第九号)

   八 同(宮本岳志君紹介)(第一〇号)

   九 生活保護費、年金、最低賃金の引き上げに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第一一号)

  一〇 同(笠井亮君紹介)(第一二号)

  一一 同(穀田恵二君紹介)(第一三号)

  一二 同(佐々木憲昭君紹介)(第一四号)

  一三 同(志位和夫君紹介)(第一五号)

  一四 同(塩川鉄也君紹介)(第一六号)

  一五 同(高橋千鶴子君紹介)(第一七号)

  一六 同(宮本岳志君紹介)(第一八号)

  一七 再び被爆者をつくらない決意を世界に現行法(原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律)改正に関する請願(高木義明君紹介)(第三六号)

  一八 同(阿部知子君紹介)(第七四号)

  一九 同(赤嶺政賢君紹介)(第一二九号)

  二〇 同(笠井亮君紹介)(第一三〇号)

  二一 同(穀田恵二君紹介)(第一三一号)

  二二 同(佐々木憲昭君紹介)(第一三二号)

  二三 同(志位和夫君紹介)(第一三三号)

  二四 同(塩川鉄也君紹介)(第一三四号)

  二五 同(高橋千鶴子君紹介)(第一三五号)

  二六 同(宮本岳志君紹介)(第一三六号)

  二七 歩行障害児、者のための自走式足こぎ車椅子の導入支援、徹底活用に関する請願(西銘恒三郎君紹介)(第三七号)

  二八 難病、小児慢性疾患、長期慢性疾患の総合対策を求めることに関する請願(宮内秀樹君紹介)(第四九号)

  二九 保険でよい歯科医療の実現を求めることに関する請願(大西健介君紹介)(第六九号)

  三〇 同(山井和則君紹介)(第七〇号)

  三一 同(古川元久君紹介)(第九〇号)

  三二 同(近藤昭一君紹介)(第九五号)

  三三 社会保障制度改革に関する請願(畑浩治君紹介)(第七三号)

  三四 同(階猛君紹介)(第九一号)

  三五 脳脊髄液減少症の平成二十六年度保険適用に関する請願(山井和則君紹介)(第一〇〇号)

  三六 膵臓機能欠損症(1型糖尿病)の子供の総合対策に関する請願(岸本周平君紹介)(第一四三号)

  三七 患者窓口負担の大幅軽減に関する請願(小宮山泰子君紹介)(第一六二号)

  三八 同(田嶋要君紹介)(第一九三号)

  三九 国民の申請権を侵害し、餓死や孤立死を生み出す生活保護法改正案の廃案を求めることに関する請願(笠井亮君紹介)(第一六三号)

  四〇 生活保護基準の引き下げを中止し、生活保護法の改悪をやめることに関する請願(宮本岳志君紹介)(第一六四号)

  四一 二・五%の年金削減をやめ、安心の年金制度を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第一六五号)

  四二 同(笠井亮君紹介)(第一六六号)

  四三 同(穀田恵二君紹介)(第一六七号)

  四四 同(佐々木憲昭君紹介)(第一六八号)

  四五 同(志位和夫君紹介)(第一六九号)

  四六 同(塩川鉄也君紹介)(第一七〇号)

  四七 同(高橋千鶴子君紹介)(第一七一号)

  四八 同(宮本岳志君紹介)(第一七二号)

  四九 同(赤嶺政賢君紹介)(第二八〇号)

  五〇 同(笠井亮君紹介)(第二八一号)

  五一 同(穀田恵二君紹介)(第二八二号)

  五二 同(佐々木憲昭君紹介)(第二八三号)

  五三 同(志位和夫君紹介)(第二八四号)

  五四 同(塩川鉄也君紹介)(第二八五号)

  五五 同(高橋千鶴子君紹介)(第二八六号)

  五六 同(宮本岳志君紹介)(第二八七号)

  五七 脳脊髄液減少症の平成二十六年度保険適用に関する請願(泉健太君紹介)(第一七三号)

  五八 同(高橋千鶴子君紹介)(第二七六号)

  五九 膵臓機能欠損症(1型糖尿病)の子供の総合対策に関する請願(大西健介君紹介)(第一七四号)

  六〇 同(門博文君紹介)(第二一〇号)

  六一 同(上野ひろし君紹介)(第二七七号)

  六二 同(高橋千鶴子君紹介)(第二七八号)

  六三 同(橋本岳君紹介)(第二七九号)

  六四 じん肺とアスベスト被害根絶を求めることに関する請願(照屋寛徳君紹介)(第一九〇号)

  六五 同(吉川元君紹介)(第一九一号)

  六六 保険でよい歯科医療の実現を求めることに関する請願(大西健介君紹介)(第一九二号)

  六七 同(近藤昭一君紹介)(第二〇九号)

  六八 同(宮本岳志君紹介)(第二四八号)

  六九 同(宮本岳志君紹介)(第二七五号)

  七〇 中国残留孤児の配偶者の生活支援に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第二三九号)

  七一 同(笠井亮君紹介)(第二四〇号)

  七二 同(穀田恵二君紹介)(第二四一号)

  七三 同(佐々木憲昭君紹介)(第二四二号)

  七四 同(志位和夫君紹介)(第二四三号)

  七五 同(塩川鉄也君紹介)(第二四四号)

  七六 同(高橋千鶴子君紹介)(第二四五号)

  七七 同(宮本岳志君紹介)(第二四六号)

  七八 七十〜七十四歳の患者窓口負担一割の継続に関する請願(宮本岳志君紹介)(第二四七号)

  七九 同(高橋千鶴子君紹介)(第二八八号)

  八〇 同(宮本岳志君紹介)(第二八九号)

  八一 アンジェルマン症候群などの遺伝子疾患に対する難病対策に関する請願(門博文君紹介)(第三二一号)

  八二 同(岸本周平君紹介)(第三二二号)

  八三 特定行為を診療の補助に拡大する法改正反対に関する請願(小林史明君紹介)(第三二三号)

  八四 生活保護基準引き下げ反対に関する請願(佐々木憲昭君紹介)(第三二四号)

  八五 同(高橋千鶴子君紹介)(第四一〇号)

  八六 保険でよい歯科医療の実現を求めることに関する請願(宮本岳志君紹介)(第三二五号)

  八七 同(古川元久君紹介)(第三四八号)

  八八 同(宮本岳志君紹介)(第三四九号)

  八九 同(鈴木克昌君紹介)(第四五八号)

  九〇 七十〜七十四歳の患者窓口負担一割の継続に関する請願(宮本岳志君紹介)(第三二六号)

  九一 介護保険制度の改悪中止に関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第三四七号)

  九二 患者窓口負担の大幅軽減に関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第三五〇号)

  九三 同(塩川鉄也君紹介)(第四一二号)

  九四 同(鈴木克昌君紹介)(第四五九号)

  九五 アンジェルマン症候群等の遺伝子疾患に対する難病対策に関する請願(中田宏君紹介)(第三九九号)

  九六 筋痛性脳脊髄炎患者の支援に関する請願(秋葉賢也君紹介)(第四〇〇号)

  九七 同(金子恭之君紹介)(第四〇一号)

  九八 同(小松裕君紹介)(第四〇二号)

  九九 同(高木美智代君紹介)(第四〇三号)

 一〇〇 同(高橋千鶴子君紹介)(第四〇四号)

 一〇一 同(とかしきなおみ君紹介)(第四〇五号)

 一〇二 同(船田元君紹介)(第四〇六号)

 一〇三 同(松本洋平君紹介)(第四〇七号)

 一〇四 同(山井和則君紹介)(第四〇八号)

 一〇五 同(金子一義君紹介)(第四六一号)

 一〇六 障害者福祉についての新たな法制に関する請願(佐藤正夫君紹介)(第四〇九号)

 一〇七 脳脊髄液減少症の平成二十六年度保険適用に関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第四一一号)

 一〇八 二・五%の年金削減をやめ、安心の年金制度を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第四一三号)

 一〇九 じん肺とアスベスト被害根絶を求めることに関する請願(赤嶺政賢君紹介)(第四一四号)

 一一〇 同(笠井亮君紹介)(第四一五号)

 一一一 同(穀田恵二君紹介)(第四一六号)

 一一二 同(佐々木憲昭君紹介)(第四一七号)

 一一三 同(志位和夫君紹介)(第四一八号)

 一一四 同(塩川鉄也君紹介)(第四一九号)

 一一五 同(高橋千鶴子君紹介)(第四二〇号)

 一一六 同(宮本岳志君紹介)(第四二一号)

 一一七 憲法を生かし、安心の医療・介護を求めることに関する請願(志位和夫君紹介)(第四五三号)

 一一八 同(塩川鉄也君紹介)(第四五四号)

 一一九 七十〜七十四歳の患者窓口負担一割の継続を求めることに関する請願(小宮山泰子君紹介)(第四五五号)

 一二〇 同(塩川鉄也君紹介)(第四五六号)

 一二一 再び被爆者をつくらない決意を世界に現行法(原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律)改正に関する請願(志位和夫君紹介)(第四五七号)

 一二二 中国残留孤児の配偶者の生活支援に関する請願(志位和夫君紹介)(第四六〇号)

 一二三 患者・利用者負担を大幅に軽減し、いつでも安心して受けられる医療・介護の実現を求めることに関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五〇四号)

 一二四 後期高齢者医療制度の廃止を求めることに関する請願(志位和夫君紹介)(第五〇五号)

 一二五 社会保障の切り捨て中止に関する請願(志位和夫君紹介)(第五〇六号)

 一二六 同(塩川鉄也君紹介)(第五〇七号)

 一二七 同(佐々木憲昭君紹介)(第七〇〇号)

 一二八 人間らしく働けるルールと、生活できる保障を求めることに関する請願(塩川鉄也君紹介)(第五〇八号)

 一二九 要支援者サービス切り捨てと利用者負担引き上げ中止、安心できる介護を求めることに関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五〇九号)

 一三〇 同(山井和則君紹介)(第七〇一号)

 一三一 脳脊髄液減少症の平成二十六年度保険適用に関する請願(上野ひろし君紹介)(第五一〇号)

 一三二 同(笠浩史君紹介)(第五一一号)

 一三三 同(阿部知子君紹介)(第五八四号)

 一三四 同(郡和子君紹介)(第六七七号)

 一三五 患者窓口負担の大幅軽減に関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五一二号)

 一三六 同(小川淳也君紹介)(第六八一号)

 一三七 同(佐々木憲昭君紹介)(第六八二号)

 一三八 同(志位和夫君紹介)(第六八三号)

 一三九 同(塩川鉄也君紹介)(第六八四号)

 一四〇 同(鈴木克昌君紹介)(第六八五号)

 一四一 同(高橋千鶴子君紹介)(第六八六号)

 一四二 七十〜七十四歳の患者窓口負担一割の継続に関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五一三号)

 一四三 同(阿部知子君紹介)(第六九一号)

 一四四 同(亀井静香君紹介)(第六九二号)

 一四五 同(穀田恵二君紹介)(第六九三号)

 一四六 同(佐々木憲昭君紹介)(第六九四号)

 一四七 同(高橋千鶴子君紹介)(第六九五号)

 一四八 筋痛性脳脊髄炎患者の支援に関する請願(泉健太君紹介)(第五一四号)

 一四九 同(武藤容治君紹介)(第五一五号)

 一五〇 同(阿部知子君紹介)(第五九〇号)

 一五一 同(柏倉祐司君紹介)(第五九一号)

 一五二 同(中根康浩君紹介)(第五九二号)

 一五三 同(橋本岳君紹介)(第五九三号)

 一五四 同(村井英樹君紹介)(第五九四号)

 一五五 同(渡辺喜美君紹介)(第五九五号)

 一五六 同(金子恵美君紹介)(第六九六号)

 一五七 安心して受けられる医療の実現を求めることに関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五七三号)

 一五八 同(志位和夫君紹介)(第七〇二号)

 一五九 過労死防止基本法の制定に関する請願(漆原良夫君紹介)(第五七四号)

 一六〇 同(河野正美君紹介)(第五七五号)

 一六一 同(岸本周平君紹介)(第五七六号)

 一六二 同(重徳和彦君紹介)(第五七七号)

 一六三 同(新谷正義君紹介)(第五七八号)

 一六四 同(杉本かずみ君紹介)(第五七九号)

 一六五 同(関芳弘君紹介)(第五八〇号)

 一六六 同(林宙紀君紹介)(第五八一号)

 一六七 同(横路孝弘君紹介)(第五八二号)

 一六八 同(阿部知子君紹介)(第七〇三号)

 一六九 同(赤嶺政賢君紹介)(第七〇四号)

 一七〇 同(浅尾慶一郎君紹介)(第七〇五号)

 一七一 同(井坂信彦君紹介)(第七〇六号)

 一七二 同(石崎徹君紹介)(第七〇七号)

 一七三 同(泉健太君紹介)(第七〇八号)

 一七四 同(今枝宗一郎君紹介)(第七〇九号)

 一七五 同(大串正樹君紹介)(第七一〇号)

 一七六 同(大西健介君紹介)(第七一一号)

 一七七 同(柿沢未途君紹介)(第七一二号)

 一七八 同(笠井亮君紹介)(第七一三号)

 一七九 同(金子恵美君紹介)(第七一四号)

 一八〇 同(郡和子君紹介)(第七一五号)

 一八一 同(穀田恵二君紹介)(第七一六号)

 一八二 同(佐々木憲昭君紹介)(第七一七号)

 一八三 同(志位和夫君紹介)(第七一八号)

 一八四 同(塩川鉄也君紹介)(第七一九号)

 一八五 同(瀬戸隆一君紹介)(第七二〇号)

 一八六 同(高橋千鶴子君紹介)(第七二一号)

 一八七 同(玉城デニー君紹介)(第七二二号)

 一八八 同(中川俊直君紹介)(第七二三号)

 一八九 同(中根康浩君紹介)(第七二四号)

 一九〇 同(中野洋昌君紹介)(第七二五号)

 一九一 同(馳浩君紹介)(第七二六号)

 一九二 同(濱村進君紹介)(第七二七号)

 一九三 同(古屋範子君紹介)(第七二八号)

 一九四 同(宮本岳志君紹介)(第七二九号)

 一九五 同(山井和則君紹介)(第七三〇号)

 一九六 同(吉川元君紹介)(第七三一号)

 一九七 生活保護基準引き下げ反対に関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五八三号)

 一九八 同(高橋千鶴子君紹介)(第六五六号)

 一九九 膵臓機能欠損症(1型糖尿病)の子供の総合対策に関する請願(阿部知子君紹介)(第五八五号)

 二〇〇 同(古屋範子君紹介)(第五八六号)

 二〇一 同(江田康幸君紹介)(第六七八号)

 二〇二 同(大串博志君紹介)(第六七九号)

 二〇三 同(中谷元君紹介)(第六八〇号)

 二〇四 国民の申請権を侵害し、餓死や孤立死を生み出す生活保護法改正案の廃案を求めることに関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第五八七号)

 二〇五 同(高橋千鶴子君紹介)(第六八七号)

 二〇六 同(宮本岳志君紹介)(第六八八号)

 二〇七 生活保護基準の引き下げを中止し、生活保護法の改悪をやめることに関する請願(笠井亮君紹介)(第五八八号)

 二〇八 同(高橋千鶴子君紹介)(第五八九号)

 二〇九 同(佐々木憲昭君紹介)(第六八九号)

 二一〇 同(高橋千鶴子君紹介)(第六九〇号)

 二一一 障害者福祉についての新たな法制に関する請願(末吉光徳君紹介)(第五九六号)

 二一二 伊東重度障害者センターの存続発展に関する請願(阿部知子君紹介)(第六四九号)

 二一三 同(井林辰憲君紹介)(第六五〇号)

 二一四 同(勝俣孝明君紹介)(第六五一号)

 二一五 同(城内実君紹介)(第六五二号)

 二一六 同(塩谷立君紹介)(第六五三号)

 二一七 同(吉川赳君紹介)(第六五四号)

 二一八 接骨・整骨院の施術と受診照会回答書に関する請願(中山泰秀君紹介)(第六五五号)

 二一九 生活保護費、年金、最低賃金の引き上げに関する請願(穀田恵二君紹介)(第六五七号)

 二二〇 同(高橋千鶴子君紹介)(第六五八号)

 二二一 保険でよい歯科医療の実現を求めることに関する請願(阿部知子君紹介)(第六五九号)

 二二二 同(青木愛君紹介)(第六六〇号)

 二二三 同(赤嶺政賢君紹介)(第六六一号)

 二二四 同(小川淳也君紹介)(第六六二号)

 二二五 同(大西健介君紹介)(第六六三号)

 二二六 同(笠井亮君紹介)(第六六四号)

 二二七 同(郡和子君紹介)(第六六五号)

 二二八 同(穀田恵二君紹介)(第六六六号)

 二二九 同(近藤昭一君紹介)(第六六七号)

 二三〇 同(佐々木憲昭君紹介)(第六六八号)

 二三一 同(志位和夫君紹介)(第六六九号)

 二三二 同(塩川鉄也君紹介)(第六七〇号)

 二三三 同(篠原孝君紹介)(第六七一号)

 二三四 同(鈴木克昌君紹介)(第六七二号)

 二三五 同(高橋千鶴子君紹介)(第六七三号)

 二三六 同(照屋寛徳君紹介)(第六七四号)

 二三七 同(古川元久君紹介)(第六七五号)

 二三八 同(宮本岳志君紹介)(第六七六号)

 二三九 憲法を生かし、安心の医療・介護を求めることに関する請願(高橋千鶴子君紹介)(第六九七号)

 二四〇 七十〜七十四歳の患者窓口負担一割の継続を求めることに関する請願(小宮山泰子君紹介)(第六九八号)

 二四一 同(塩川鉄也君紹介)(第六九九号)


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     ――――◇―――――

後藤委員長 これより会議を開きます。

 開会に先立ちまして、民主党・無所属クラブ所属委員に対し、御出席を要請いたしましたが、御出席が得られません。やむを得ず議事を進めます。

 参議院提出、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。

 趣旨の説明を聴取いたします。参議院議員高階恵美子君。

    ―――――――――――――

 中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部を改正する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

高階参議院議員 おはようございます。

 ただいま議題となりました中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。

 中国残留邦人等の配偶者は、残留邦人の祖国に帰りたいという願いを受けとめ、日本に骨を埋める決意で、帰国する残留邦人とともに来日されました。帰国後も、言葉の壁やなれない生活習慣の中、残留邦人と労苦をともにされてきました。その間、政府において、帰国後の定着促進のための日本語教育等の支援、平成六年の議員立法による中国残留邦人等支援法に基づく支援、さらに、平成十九年以降は、改正中国残留邦人等支援法に基づき、満額の老齢基礎年金の支給や生活保護の基準を満たさない世帯に対する支援給付の支給等の措置が講じられてきました。

 しかしながら、現行法では、残留邦人が亡くなった後の配偶者は、従前より少ない額の支援給付のみを支給されることとなり、残留邦人死亡後の配偶者の老後の生活の安定が切実な課題となっております。

 本案は、これらの点に鑑み、永住帰国する前からの配偶者について、その自立の支援を行うため、中国残留邦人等が亡くなった後、支援給付に加えて配偶者支援金を支給すること等、必要な事項を定めるものであります。

 次に、本案の主な内容について御説明申し上げます。

 第一に、特定中国残留邦人等が永住帰国する前から継続して配偶者である者を特定配偶者といたします。

 第二に、法律の題名を中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律に改め、目的及び国等の責務の規定において特定配偶者の自立の支援を行うことを明確にいたします。

 第三に、特定中国残留邦人等が亡くなった後も支援給付を受給できる配偶者を特定配偶者に限定いたします。なお、経過措置により、この法律の施行の際に現に支援給付を受けている配偶者であって特定配偶者に該当しないものについては、引き続き、支援給付を行うことといたします。

 第四に、配偶者支援金の支給は、支援給付を受ける権利を有する特定配偶者に対して行い、その額は、老齢基礎年金満額の三分の二相当額といたします。また、配偶者支援金の財源は、全額国費で措置することといたしております。

 なお、この法律は、平成二十六年十月一日から施行することとしております。

 以上が、この法律案の提案の理由及び内容の概要であります。

 何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同いただきますようお願い申し上げます。

後藤委員長 以上で趣旨の説明は終わりました。

    ―――――――――――――

後藤委員長 本案につきましては、質疑、討論ともに申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。

 参議院提出、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部を改正する法律案について採決いたします。

 本案に賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

後藤委員長 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。

 お諮りいたします。

 ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

後藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

    ―――――――――――――

    〔報告書は附録に掲載〕

     ――――◇―――――

後藤委員長 次に、参議院提出、がん登録等の推進に関する法律案を議題といたします。

 趣旨の説明を聴取いたします。参議院議員尾辻秀久君。

    ―――――――――――――

 がん登録等の推進に関する法律案

    〔本号末尾に掲載〕

    ―――――――――――――

尾辻参議院議員 ただいま議題となりましたがん登録等の推進に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の御説明を申し上げます。

 がんは、国民の疾病による死亡の最大の原因となっているなど国民の生命及び健康にとって重大な問題となっております。

 こうした中、国民の生活習慣とがんとの相関関係を明らかにするため、健康増進法第十六条の努力義務規定に基づき、全ての都道府県において、地域がん登録事業が実施されているところです。しかしながら、各都道府県のがん登録の精度にばらつきがあり、全国の罹患率は二十五府県の、五年生存率は七府県の登録情報を用いて推計しているのが現状です。また、医療施設のがん診療評価を目的とした院内がん登録についても、さらなる充実が求められております。

 そこで、本法律案は、平成十八年に成立したがん対策基本法の趣旨にのっとり、全国がん登録の実施、全国がん登録情報等の利用、提供、保護等のほか、院内がん登録等の推進に関する事項を定め、あわせて、がん登録等により得られた情報の活用について定めることにより、がん医療及びがん検診の質の向上、がんの予防の推進その他のがん対策の科学的知見に基づく実施を初め、がん対策の充実につなげようとするものであります。

 次に、本法律案の主な内容について御説明申し上げます。

 第一に、病院及び都道府県知事により指定された診療所に対し、がんに関する情報についての都道府県知事に対する届け出を義務づけることとしております。また、都道府県知事は、届け出られた情報を審査及び整理した後に、厚生労働大臣に提出し、厚生労働大臣は、これらの情報を審査及び整理した後に、全国がん登録データベースに記録することとしております。

 第二に、厚生労働大臣は、都道府県知事等を経由して市町村長から提出された死亡者情報票に基づき、生存確認情報等を全国がん登録データベースに記録することとしております。

 第三に、全国がん登録情報等の利用及び提供に当たっての要件及び手続を定めております。特に、全国がん登録情報等の提供に当たっては、厚生労働大臣及び都道府県知事は、あらかじめ、がん、がん医療等またはがんの予防に関する学識経験のある者及び個人情報の保護に関する学識経験のある者等で組織される審議会等の意見を聞かなければならないこととしております。

 第四に、全国がん登録情報等を厳格に保護するため、適切な管理、利用及び提供の制限、秘密保持義務等について定めるとともに、秘密漏示等に対する罰則を設けております。

 第五に、専門的ながん医療の提供を行う病院等の開設者及び管理者は、厚生労働大臣が定める指針に即して院内がん登録を実施するよう努めるものとしております。

 第六に、国、都道府県、市町村等が、全国がん登録等により得られた情報を活用し、がん対策の充実等に努めるものとしております。

 なお、この法律は、一部を除き、公布の日から起算して三年を超えない範囲内において政令で定める日から施行することとしております。

 以上が、本法律案の提案の理由及び内容の概要であります。

 何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同いただきますようお願い申し上げます。

後藤委員長 以上で趣旨の説明は終わりました。

    ―――――――――――――

後藤委員長 これより質疑に入るのでありますが、本案につきましては、その申し出がありません。

 これより討論に入ります。

 討論の申し出がありますので、これを許します。高橋千鶴子君。

高橋(千)委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりましたがん登録等の推進に関する法律案について、一言意見を申し述べます。

 がんは、依然として死亡原因の一位を占め、国民の命と健康を守るために、国が総合的ながん対策を進めることが必要です。がん登録を法制化することは、国民や患者に対してデータに基づく適切ながん対策を供し、がん医療の質の向上のために必要であり、賛成であります。

 その上で、本法案は、実名のがん罹患情報という極めてセンシティブな情報を集めた巨大なデータベースができるものであり、実施は慎重であるべきです。

 〇六年度厚生科学研究、地域がん登録の法的倫理的環境整備に関する研究は、拒否権を認めない全数登録導入のためには、広く国民の間で議論され、その内容とその必要性に関して、国民の認識と理解、支持が得られることが前提として不可欠としています。

 本法案は、本人の同意なく患者の情報を都道府県に提供する仕組みであり、患者が拒否することも認めていません。データの精度を高めるための措置でありますが、抵抗感を持つ患者なども多くいることが予想されます。制度の周知と患者に理解を得るための取り組み、システムへの侵入防止を含め、厳格な情報漏えい防止措置が必要であることは言うまでもありません。また、患者本人による情報の開示請求は、諸外国でも認められており、見直しを検討すべきであります。

 次に、登録作業が義務づけられる病院等について、ただでさえ厳しい医療現場に、負担のみが課せられることがあってはなりません。事務負担に配慮した財政支援が不可欠です。

 最後に、病による苦痛に加え、医療崩壊進行によるがん治療の地域格差、高額な治療費等が患者、家族にのしかかる現状を打開することが急務です。混合診療の拡大で、所得の格差が命の格差を招くことがあってはなりません。

 患者、家族の強い思いによって制定されたがん対策基本法の趣旨にのっとり、どこにいても必要な治療、検査を受けられる医療体制の整備、国の責任で、専門医の配置や専門医療機関の設置を進め、所得や地域にかかわらず高度な治療、検査が受けられる体制の確立、未承認抗がん剤の治験の迅速化と速やかな保険適用など、総合的がん対策を推進することを求めて、意見表明といたします。

後藤委員長 以上で討論は終局いたしました。

    ―――――――――――――

後藤委員長 これより採決に入ります。

 参議院提出、がん登録等の推進に関する法律案について採決いたします。

 本案に賛成の諸君の起立を求めます。

    〔賛成者起立〕

後藤委員長 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。

 お諮りいたします。

 ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

後藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

    ―――――――――――――

    〔報告書は附録に掲載〕

     ――――◇―――――

後藤委員長 次に、請願の審査を行います。

 請願日程二百四十一件を一括して議題といたします。

 まず、審査の方法についてお諮りいたします。

 各請願の趣旨につきましては、既に請願文書表等によって御承知のところでありますし、また、理事会等におきまして慎重に御協議をいただきましたので、この際、各請願についての紹介議員の説明は省略し、直ちに採否の決定をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

後藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 これより採決いたします。

 本日の請願日程中、難病、小児慢性疾患、長期慢性疾患の総合対策を求めることに関する請願は、採択の上、内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

後藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 なお、ただいま議決いたしました本請願に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

後藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

    ―――――――――――――

    〔報告書は附録に掲載〕

    ―――――――――――――

後藤委員長 この際、御報告いたします。

 本委員会に参考送付されました陳情書及び意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、緊急に風しん対策の充実を求めること等に関する陳情書外二十三件、一般用医薬品販売制度に関する意見書外二百三十四件であります。

     ――――◇―――――

後藤委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。

 第百八十三回国会、江田康幸君外二名提出、アレルギー疾患対策基本法案

 第百八十三回国会、御法川信英君外四名提出、国民が受ける医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する法律案

 第百八十三回国会、柚木道義君外五名提出、介護従事者等の人材確保に関する特別措置法案

 泉健太君外十名提出、過労死等防止基本法案

 及び

 重徳和彦君外三名提出、世代間格差を是正するための公的年金制度及び医療保険制度の改革の推進に関する法律案

並びに

 厚生労働関係の基本施策に関する件

 社会保障制度、医療、公衆衛生、社会福祉及び人口問題に関する件

 労使関係、労働基準及び雇用・失業対策に関する件

以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をするに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

後藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。

 まず、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、派遣委員の人選、期間、派遣地等その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

後藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 また、閉会中審査におきまして、参考人より意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人の出席を求めることとし、その日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

後藤委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 本日は、これにて散会いたします。

    午前九時二十六分散会


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