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第1号 平成18年10月18日(水曜日)

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本国会召集日(平成十八年九月二十六日)(火曜日)(午前零時現在)における本委員は、次のとおりである。

   委員長 石田 祝稔君

   理事 今井  宏君 理事 新藤 義孝君

   理事 平田 耕一君 理事 増原 義剛君

   理事 吉川 貴盛君 理事 近藤 洋介君

   理事 達増 拓也君 理事 桝屋 敬悟君

      小此木八郎君    岡部 英明君

      片山さつき君    北川 知克君

      近藤三津枝君    佐藤ゆかり君

      清水清一朗君    塩谷  立君

      平  将明君    長崎幸太郎君

      野田  毅君    橋本  岳君

      早川 忠孝君    藤井 勇治君

      牧原 秀樹君    松島みどり君

      武藤 容治君    望月 義夫君

      森  英介君    山本 明彦君

      大畠 章宏君    川端 達夫君

      吉良 州司君    北神 圭朗君

      佐々木隆博君    野田 佳彦君

      松原  仁君    三谷 光男君

      高木 陽介君    塩川 鉄也君

      武田 良太君

    ―――――――――――――

九月二十七日

 石田祝稔君が委員長を辞任した。

同月二十八日

 上田勇君が議院において、委員長に補欠選任された。

平成十八年十月十八日(水曜日)

    午前十一時開議

 出席委員

   委員長 上田  勇君

   理事 金子善次郎君 理事 河井 克行君

   理事 新藤 義孝君 理事 増原 義剛君

   理事 宮腰 光寛君 理事 吉川 貴盛君

   理事 後藤  斎君 理事 近藤 洋介君

   理事 赤羽 一嘉君

      上野賢一郎君    岡部 英明君

      片山さつき君    木原 誠二君

      佐藤ゆかり君    清水清一朗君

      谷川 弥一君    土井 真樹君

      丹羽 秀樹君    西本 勝子君

      野田  毅君    橋本  岳君

      藤井 勇治君    牧原 秀樹君

      御法川信英君    武藤 容治君

      森  英介君  やまぎわ大志郎君

      大串 博志君    太田 和美君

      川端 達夫君    細野 豪志君

      松本 大輔君    三谷 光男君

      森本 哲生君    横山 北斗君

      高木美智代君    塩川 鉄也君

    …………………………………

   経済産業大臣       甘利  明君

   経済産業副大臣      山本 幸三君

   経済産業副大臣      渡辺 博道君

   経済産業大臣政務官    高木美智代君

   経済産業大臣政務官    松山 政司君

   経済産業委員会専門員   熊谷 得志君

    ―――――――――――――

委員の異動

九月二十六日

 辞任         補欠選任

  高木 陽介君     赤羽 一嘉君

同月二十七日

 辞任         補欠選任

  北川 知克君     丹羽 秀樹君

  塩谷  立君     高木  毅君

  松島みどり君     江崎 鐵磨君

  望月 義夫君     宮腰 光寛君

  石田 祝稔君     上田  勇君

  桝屋 敬悟君     高木美智代君

同月二十八日

 辞任         補欠選任

  吉良 州司君     太田 和美君

  佐々木隆博君     細野 豪志君

  達増 拓也君     後藤  斎君

  野田 佳彦君     柚木 道義君

  松原  仁君     鷲尾英一郎君

十月三日

 辞任         補欠選任

  今井  宏君     川条 志嘉君

  江崎 鐵磨君     金子善次郎君

  高木  毅君     中山 泰秀君

  長崎幸太郎君     土井 真樹君

  早川 忠孝君     谷川 弥一君

  平田 耕一君     河井 克行君

同月十八日

 辞任         補欠選任

  小此木八郎君     御法川信英君

  川条 志嘉君     上野賢一郎君

  近藤三津枝君     西本 勝子君

  平  将明君     木原 誠二君

  山本 明彦君     やまぎわ大志郎君

  大畠 章宏君     松本 大輔君

  北神 圭朗君     大串 博志君

  柚木 道義君     横山 北斗君

  鷲尾英一郎君     森本 哲生君

同日

 辞任         補欠選任

  上野賢一郎君     川条 志嘉君

  木原 誠二君     平  将明君

  西本 勝子君     近藤三津枝君

  御法川信英君     小此木八郎君

  やまぎわ大志郎君   山本 明彦君

  大串 博志君     北神 圭朗君

  松本 大輔君     大畠 章宏君

  森本 哲生君     鷲尾英一郎君

  横山 北斗君     柚木 道義君

同日

 理事桝屋敬悟君九月二十七日委員辞任につき、その補欠として赤羽一嘉君が理事に当選した。

同日

 理事達増拓也君九月二十八日委員辞任につき、その補欠として後藤斎君が理事に当選した。

同日

 理事今井宏君及び平田耕一君同月三日委員辞任につき、その補欠として宮腰光寛君及び中山泰秀君が理事に当選した。

同日

 理事増原義剛君及び吉川貴盛君同日理事辞任につき、その補欠として金子善次郎君及び河井克行君が理事に当選した。

    ―――――――――――――

九月二十六日

 海底資源開発推進法案(細野豪志君外四名提出、第百六十三回国会衆法第一五号)

 排他的経済水域等における天然資源の探査及び海洋の科学的調査に関する主権的権利その他の権利の行使に関する法律案(細野豪志君外四名提出、第百六十三回国会衆法第一六号)

 官製談合等の防止のための刑法等の一部を改正する法律案(達増拓也君外五名提出、第百六十四回国会衆法第五号)

 入札談合等関与行為の排除及び防止に関する法律の一部を改正する法律案(保岡興治君外七名提出、第百六十四回国会衆法第七号)

は本委員会に付託された。

九月二十七日

 入札談合等関与行為の排除及び防止に関する法律の一部を改正する法律案(第百六十四回国会衆法第七号)の提出者「保岡興治君外七名」は「保岡興治君外六名」に訂正された。

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 理事の辞任及び補欠選任

 国政調査承認要求に関する件


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     ――――◇―――――

上田委員長 これより会議を開きます。

 この際、一言ごあいさつ申し上げます。

 このたび、経済産業委員長に選任されました上田勇でございます。

 御承知のとおり、我が国の経済及び産業の状況は、民需主導の構造改革型の景気回復軌道にありますが、少子高齢化問題、原油価格の高騰、財政赤字の拡大、国際競争の激化などの懸念材料も抱えております。

 このような現状を踏まえ、我が国の将来を見据えたとき、構造改革のより一層の推進を初めとして、技術革新等イノベーションの加速、地域経済及び中小企業の活性化、資源及びエネルギー政策の戦略的展開など、解決すべき問題は山積しております。

 かかる重大なときに当たり、適切な施策を推進し、国民生活の安定と向上を図るため、本委員会に課せられた責務はまことに大きく、改めてその職責の重大さを痛感いたしております。

 理事並びに委員各位の御指導と御協力を賜りまして、公正かつ円満なる委員会運営に努め、本委員会の使命を果たしてまいりたいと存じます。

 何とぞよろしくお願いをいたします。(拍手)

     ――――◇―――――

上田委員長 理事辞任の件についてお諮りいたします。

 理事増原義剛君及び吉川貴盛君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 引き続き、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。

 ただいまの理事の辞任並びに委員の異動に伴い、現在理事が六名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

 それでは、理事に

      金子善次郎君    河井 克行君

      中山 泰秀君    宮腰 光寛君

      後藤  斎君 及び 赤羽 一嘉君

を指名いたします。

     ――――◇―――――

上田委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。

 経済産業の基本施策に関する事項

 資源エネルギー及び原子力安全・保安に関する事項

 特許に関する事項

 中小企業に関する事項

 私的独占の禁止及び公正取引に関する事項

 鉱業と一般公益との調整等に関する事項

以上の各事項につきまして、議長に対し、国政調査の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

     ――――◇―――――

上田委員長 この際、甘利経済産業大臣から発言を求められておりますので、これを許します。甘利経済産業大臣。

甘利国務大臣 このたび、経済産業大臣を拝命いたしました甘利明でございます。上田委員長初め経済産業委員会理事、委員の皆様には、今後よろしく御指導と御鞭撻をお願いいたします。

 さて、第百六十五回国会における経済産業委員会の御審議に先立ちまして、経済産業行政を取り巻く内外の諸課題の認識及び取り組みにつきまして申し述べさせていただきます。

 現在、我が国は、民需主導の構造改革型の景気回復軌道にある一方で、人口減少、巨額の財政赤字、国際競争の激化に加えまして、昨今の原油高を初めとする厳しい環境・エネルギー制約など、構造的で早急な対応を迫られる課題を抱えています。

 こうした課題に対応しつつ、財政再建や安定した社会保障などの原資となる富を生み出す、そのためには、持続的な経済成長を実現することが不可欠であります。経済成長は、大企業と中小企業、都市と地方、正規と非正規の雇用などの格差の是正にもつながるものであります。

 私は、経済産業大臣として、本年七月に取りまとめられた経済成長戦略大綱の施策を一層充実強化し、実行することにより、持続的な成長の実現に全力で取り組んでまいります。

 具体的には、新産業群の創出につながる新世代自動車向け電池、知能ロボット、次世代航空機や革新的な情報活用技術などの研究開発を推進するとともに、産学官の協働や国際標準化などを推進し、研究成果を速やかに市場につなげる仕組みを強化することによりましてイノベーションを促進してまいります。同時に、ITの活用やサービス産業の革新による生産性の向上を促進いたします。また、映画、アニメやゲームなど我が国のコンテンツや、ファッションなどの生活文化関連産業の国際競争力の強化、世界への発信を支援いたします。

 さらに、減価償却制度の抜本的見直しなど成長力強化のための税制改革を進めてまいります。

 知的財産政策は我が国にとって極めて重要な課題であります。知的財産の保護、活用の強化を図るため、特許審査の迅速化、効率化や模倣品・海賊版対策の強化に取り組みます。

 また、人口減少下においては、人材力の向上がかぎとなります。大学や地域の工業高校、高専を活用した教育現場での産学連携により、成長を担う人材の育成を図るとともに、優秀な留学生の受け入れや日本企業での活躍を促進していきます。

 企業規模や地域によって業況に格差が見られる中で、我が国経済の活力の源である地域中小企業の活性化を図ることが極めて重要であります。中小企業の知恵とやる気を生かし、地域にあるすぐれた資源を活用した新商品、新サービスの開発や販売を、外国からの投資も活用しつつ、関係省庁とも十分連携し、予算、税制、政府系金融機関による融資などを総動員して支援してまいります。

 さらに、人の再チャレンジと事業の再チャレンジを支援していくことが求められています。関係省庁と連携し再チャレンジに役立つ学習が可能となるよう、人材育成の道筋を複線化してまいります。また、中小企業再生支援の拡充、再チャレンジする起業家の資金調達の支援や動産担保の活用など、個人保証や不動産担保に過度に依存しない融資を推進いたします。

 対外政策については、アジア等の成長を我が国の成長につなげるべく、WTO交渉や経済連携協定の推進に取り組みます。

 WTO交渉については、七月以降中断をしているドーハ・ラウンドを一刻も早く再び軌道に乗せるよう、主要国を中心に協議を行い、交渉を早期に再開し、来年中の妥結を目指します。

 経済連携協定につきましては、我が国と密接な経済関係にある東アジア諸国、資源産出国等との交渉に取り組みます。さらに、ASEAN、日中韓、インド、豪州、ニュージーランドの十六カ国を対象とした東アジアEPAの構築に向けた取り組みや、いわゆる東アジア版OECD構想を推進いたします。また、二〇一〇年の日本開催に向け、APECの機能強化にも取り組みます。

 資源の少ない我が国としては、エネルギー・環境政策に積極的に取り組むことが不可欠であります。省エネルギー、新エネルギーの推進、石油自主開発の推進等による資源の安定供給の確保、安全を大前提とした核燃料サイクルを含む原子力発電の推進など、総合的なエネルギー政策を遂行してまいります。

 また、世界最高水準にある我が国の環境・エネルギー技術を活用し、中国を初めとするアジアへの省エネ・環境対策協力を推進し、世界全体でのエネルギー問題の解決に貢献する考えであります。

 地球環境問題への的確な対応を図るため、京都議定書目標達成計画に沿った施策を総合的に講じ、目標達成に向けて最大限努力をいたします。

 国民の安全、安心の確保にも全力を尽くします。

 北朝鮮に対する経済制裁は厳格に実施いたします。あわせて、輸入禁止措置に伴う中小企業への影響につきましては、その実態を十分に把握しつつ、特別相談窓口で相談に応じ、政府系金融機関によるセーフティーネット貸し付けなどにより、中小企業の資金供給に問題を生ずることがないよう万全を期してまいります。

 昨今、ガス瞬間湯沸かし器やシュレッダーなど多くの製品で安全に関する問題が明らかとなり、国民の信頼が大きく揺らいでおります。製品安全対策を抜本的に強化する必要があるとの認識に立ち、製品事故に関する情報収集・分析体制を充実するとともに、メーカー等から国への事故報告の義務づけなどを行うため、消費生活用製品安全法の改正法案を今国会に提出いたしました。

 最後に、今後とも、国民各位の御理解のもと、経済産業政策の推進に全力を挙げてまいる所存であります。特に委員各位の一層の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)

上田委員長 次に、山本経済産業副大臣、渡辺経済産業副大臣、高木経済産業大臣政務官及び松山経済産業大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。山本経済産業副大臣。

山本(幸)副大臣 本年九月に経済産業副大臣を拝命いたしました山本幸三でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 人口減少等のさまざまな制約を克服し、我が国経済の成長を図ることが経済産業省の最大の課題であると認識しております。産学官の知の融合等を通じたイノベーションの加速化やサービス業の生産性向上などに積極的に取り組んでまいります。甘利大臣の指揮のもと、渡辺副大臣、高木、松山両大臣政務官と力を合わせ、経済産業行政の内外の課題の解決に向けて全力を尽くしてまいる所存であります。

 上田委員長を初め本委員会委員各位のより一層の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げまして、ごあいさつにかえさせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)

上田委員長 渡辺経済産業副大臣。

渡辺(博)副大臣 本年九月に経済産業副大臣を拝命いたしました渡辺博道でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

 企業経営等を通じて得た現場感覚を活用しながら、事業主の知恵とそしてやる気を生かしたチャレンジを支援し、我が国産業の発展と実感できる経済成長の実現を目指してまいる所存でございます。山本副大臣、高木大臣政務官、松山大臣政務官ともども甘利大臣を支え、幅広い分野における経済産業行政の遂行に全身全霊を傾けてまいります。

 上田委員長を初め本委員会委員各位におかれましては、一層の御理解、御指導を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。

 ありがとうございました。(拍手)

上田委員長 高木経済産業大臣政務官。

高木大臣政務官 本年九月に経済産業大臣政務官を拝命いたしました高木美智代でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 急速に少子高齢化が進行する中にあって、安定的で持続的な社会保障制度を提供していくためには、経済成長の実現を図ることが不可欠です。山本副大臣、渡辺副大臣、松山大臣政務官とともに甘利大臣を支え、経済成長を実現するためのかなめである経済産業行政のさまざまな課題に一つ一つ丁寧に取り組んでまいります。

 上田委員長を初め本委員会委員各位の皆様、今後一層の御指導のほど、心からお願い申し上げます。

 ありがとうございました。(拍手)

上田委員長 松山経済産業大臣政務官。

松山大臣政務官 本年九月に経済産業大臣政務官を拝命いたしました松山政司でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 これまでの企業経営等での経験を生かして、地域や経営者の声にもじっくりと耳を傾けまして、多くの現場を見ながら、経済産業行政に当たってまいる決意でございます。山本副大臣、渡辺副大臣、高木大臣政務官とともに甘利大臣をお支えし、幅広い経済産業行政の遂行に全力を傾注してまいります。

 上田委員長を初め委員会各位の皆様方には、一層の御指導、御鞭撻をお願い申し上げます。よろしくお願いします。(拍手)

上田委員長 次回は、来る二十五日水曜日午前九時二十分理事会、午前九時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。

    午前十一時十五分散会


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