衆議院

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第2号 平成19年10月30日(火曜日)

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平成十九年十月三十日(火曜日)

    午後零時五分開議

 出席委員

   委員長 山本  拓君

   理事 小杉  隆君 理事 近藤 基彦君

   理事 高木  毅君 理事 葉梨 康弘君

   理事 古屋 圭司君 理事 内山  晃君

   理事 末松 義規君 理事 江田 康幸君

      稲田 朋美君    小川 友一君

      鍵田忠兵衛君    薗浦健太郎君

      長島 忠美君    橋本  岳君

      松本 洋平君    北神 圭朗君

      園田 康博君    高山 智司君

      鷲尾英一郎君    笠井  亮君

    …………………………………

   外務大臣         高村 正彦君

   国務大臣

   (内閣官房長官)

   (拉致問題担当)     町村 信孝君

   国務大臣

   (国家公安委員会委員長) 泉  信也君

   内閣府副大臣       山本 明彦君

   外務副大臣        小野寺五典君

   内閣府大臣政務官    戸井田とおる君

   外務大臣政務官      宇野  治君

   外務大臣政務官      中山 泰秀君

   衆議院調査局北朝鮮による拉致問題等に関する特別調査室長          堤  貞雄君

    ―――――――――――――

委員の異動

十月三十日

 辞任         補欠選任

  岡下 信子君     長島 忠美君

  木原 誠二君     小川 友一君

  萩原 誠司君     稲田 朋美君

  山本ともひろ君    松本 洋平君

  渡部  篤君     橋本  岳君

同日

 辞任         補欠選任

  稲田 朋美君     萩原 誠司君

  小川 友一君     木原 誠二君

  長島 忠美君     岡下 信子君

  橋本  岳君     渡部  篤君

  松本 洋平君     山本ともひろ君


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     ――――◇―――――

山本委員長 これより会議を開きます。

 この際、国務大臣、副大臣及び大臣政務官より、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。町村内閣官房長官・拉致問題担当大臣。

町村国務大臣 内閣官房長官兼拉致問題担当大臣の町村信孝でございます。

 北朝鮮による拉致は、我が国の国家主権及び国民の生命と安全にかかわる重大問題です。未曾有の国家的犯罪行為であり、重大な人権侵害でもある拉致問題の解決なくして北朝鮮との国交正常化はないとの方針に変わりはありません。政府としては、すべての拉致被害者の方々の一刻も早い帰国、真相の究明及び容疑者の引き渡しを実現すべく、対話と圧力の姿勢をもって引き続き最大限の努力を行う所存です。

 九月五日及び六日に行われた第二回日朝国交正常化のための作業部会においては、日朝間の不幸な過去を清算し、拉致問題を含む懸案事項を解決して国交正常化を早期に実現するため、日朝双方が誠実に努力し、このための具体的な行動につき協議し、実施していくことで一致しましたが、実質的な進展は得られませんでした。

 日朝作業部会の結果については、先月末北京において開催された第六回六者会合第二次セッションの成果文書においても確認されました。今後とも、六者会合などの場を通じ、米国を初めとする関係国とも緊密に連携協力しながら、日朝協議に真剣に取り組み、北朝鮮側に対し、拉致問題を含む諸懸案の解決に向けた具体的な行動を引き続き求めていく考えです。

 しかし、これまでのところ、残念ながら、拉致問題解決に向けた具体的成果はありません。そこで、政府は、拉致問題をめぐる状況や核問題を含む北朝鮮をめぐる諸般の情勢を総合的に勘案し、去る十月九日には、同十三日に期限切れを迎えることとなっていた北朝鮮籍船舶の入港禁止及び北朝鮮からのすべての品目の輸入禁止の措置を六カ月継続することを決定しました。対北朝鮮措置に係る我が国の今後の対応については、拉致問題を含む諸懸案に関する北朝鮮の行動を踏まえつつ検討していく方針です。

 先週金曜日、十月二十六日に、総理は拉致被害者御家族とお会いになられました。私も先日、十月五日、御家族の皆さんと懇談しましたが、拉致発生後長い年月がたち、被害者や御家族の方々もお年を召され、拉致問題の解決は今や一刻の猶予も許されない状況であることを改めて痛感した次第です。

 今後も、拉致問題対策本部を中心に、政府一体となって拉致問題の一刻も早い解決に向け引き続き全力で取り組んでまいります。

 今国会におきましても、皆様方の御理解、御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

山本委員長 次に、高村外務大臣。

高村国務大臣 外務大臣を拝命いたしました高村正彦でございます。

 衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、山本拓委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。

 拉致問題は、我が国国民の生命と安全にかかわる重大な問題であり、我が国の外交上、最重要課題の一つであります。我が国は、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現し、不幸な過去を清算して国交正常化を図るべく、最大限の努力を行ってまいります。

 十月三日に採択された六者会合の成果文書において、日朝関係についても、日朝双方が具体的行動を実施していくことが明記されました。今後とも、六者会合などの場を通じ、関係国とも緊密に連携協力しながら、日朝協議に真剣に取り組み、北朝鮮側に対し、拉致問題を含む諸懸案の解決に向けた具体的な行動を求めていく考えであります。

 山本委員長を初めとする委員の皆様の御理解、御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)

山本委員長 次に、泉国家公安委員会委員長。

泉国務大臣 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。

 北朝鮮による拉致容疑事案は、我が国の主権を侵害し、国民の生命身体に危険を及ぼすとともに、被害者に耐えがたい苦痛を与える許しがたい犯罪であり、治安上極めて重大な問題であると認識しております。

 現在、警察においては、拉致容疑事案と判断しているものは十三件十九人であり、拉致の実行犯等として、北朝鮮工作員やよど号のハイジャック犯人等計十一人について逮捕状の発付を得て、国際手配をしているところであります。また、これらの事案以外にも、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案があるとの認識のもと、鋭意所要の捜査や調査を進めているところであります。

 先般行われた六者会合等の場において、拉致問題について具体的な進展がなかったところでありますが、警察においては、北朝鮮をめぐる情勢にかかわらず、全国警察が一体となって、引き続き、拉致被害者の早期帰国を実現するため、関係機関と緊密に連携して、拉致容疑事案の全容解明を推進していくこととしております。

 私も昨日、新潟県内の横田めぐみさんの拉致現場等を視察し、拉致問題については一日も早く全容を解明しなければならないという思いを新たにしたところであり、国家公安委員会といたしましても、警察当局に対する指導を強化してまいる所存であります。

 ありがとうございました。(拍手)

山本委員長 各大臣におかれましては、御退席をいただいて結構でございます。

 次に、山本内閣府副大臣。

山本副大臣 内閣府副大臣の山本明彦です。

 先ほど官房長官からお話がございましたように、拉致問題は、我が国の国家主権及び国民の生命と安全にかかわる大変重大な問題であります。すべての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現すべく、町村官房長官兼拉致問題担当大臣を補佐させていただき、全力で取り組んでまいる所存であります。

 山本委員長を初め各理事、委員の皆様方の御指導をよろしくお願い申し上げます。

 ありがとうございました。(拍手)

山本委員長 次に、小野寺外務副大臣。

小野寺副大臣 外務副大臣の小野寺五典です。

 高村外務大臣を補佐しまして、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現すべく努力してまいります。

 山本委員長を初め委員皆様の御指導をよろしくお願いいたします。(拍手)

山本委員長 次に、戸井田内閣府大臣政務官。

戸井田大臣政務官 内閣府大臣政務官の戸井田とおるでございます。よろしくお願いいたします。

 拉致問題の早期解決に向けて、山本委員長を初め各理事、委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りながら、町村官房長官兼拉致問題担当大臣を補佐し、全力で取り組んでまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

山本委員長 次に、宇野外務大臣政務官。

宇野大臣政務官 外務大臣政務官の宇野治でございます。

 山本拓委員長を初め委員の皆様方にごあいさつをさせていただきます。

 私は、拉致問題の一刻も早い解決に向け、高村外務大臣の指導のもと、全力を尽くしてまいる所存でございます。

 山本委員長を初め本委員会の皆様の御指導と御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。(拍手)

山本委員長 次に、中山外務大臣政務官。

中山大臣政務官 外務大臣政務官の中山泰秀でございます。

 山本拓委員長を初め委員各位にごあいさつを申し上げたいと思います。

 北朝鮮による拉致問題は、国民の生命と安全にかかわる重大な問題です。私は、高村大臣御指導のもと、拉致問題の一刻も早い解決に向け、外務大臣政務官としての責務を果たすべく、全力で努力してまいります。

 なお、政務官といたしましては私が本委員会を担当することとなります。山本委員長様を初め本委員会の皆様の御指導と御協力を賜りますように心からお願いを申し上げたいと思います。

 どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

山本委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後零時十四分散会


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