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第2号 平成25年4月12日(金曜日)

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平成二十五年四月十二日(金曜日)

    午後零時十五分開議

 出席委員

   委員長 渡海紀三朗君

   理事 牧原 秀樹君 理事 三原 朝彦君

   理事 宮下 一郎君 理事 渡辺 博道君

   理事 福田 昭夫君 理事 伊東 信久君

   理事 伊藤  渉君

      大串 正樹君    大塚 高司君

      大野敬太郎君    加藤 寛治君

      神山 佐市君    小林 史明君

      関  芳弘君    武村 展英君

      福田 達夫君    船橋 利実君

      前田 一男君    武藤 容治君

      村井 英樹君    八木 哲也君

      簗  和生君    山下 貴司君

      山田 賢司君    大島  敦君

      津村 啓介君    古川 元久君

      前原 誠司君    杉田 水脈君

      鈴木 義弘君    西根 由佳君

      伊佐 進一君    岡本 三成君

      井坂 信彦君    柏倉 祐司君

      宮本 岳志君    青木  愛君

    …………………………………

   国務大臣

   (科学技術政策担当)

   (宇宙政策担当)

   (情報通信技術(IT)政策担当)         山本 一太君

   内閣府副大臣       伊達 忠一君

   内閣府大臣政務官     島尻安伊子君

   衆議院調査局科学技術・イノベーション推進特別調査室長           雨宮 由卓君

    ―――――――――――――

委員の異動

四月十二日

 辞任         補欠選任

  神田 憲次君     神山 佐市君

同日

 辞任         補欠選任

  神山 佐市君     神田 憲次君

    ―――――――――――――

本日の会議に付した案件

 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件


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     ――――◇―――――

渡海委員長 これより会議を開きます。

 科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件について調査を進めます。

 山本国務大臣から所信を聴取いたします。山本国務大臣。

山本国務大臣 科学技術政策、宇宙政策を担当する内閣府特命担当大臣及び情報通信技術政策担当大臣として、所信の一端を申し述べます。

 科学技術・イノベーションは、この国の未来の形を決める鍵であり、我が国が直面する課題を乗り越えるための切り札です。

 総合科学技術会議は、新たに生まれ変わります。日本経済再生本部とも連携し、経済再生のための三本の矢の一つの成長戦略の最重要課題である科学技術・イノベーション政策を主導してまいります。また、政策の全体像を示す総合戦略を策定するとともに、総合科学技術会議の司令塔機能について、安倍総理の指示に基づき、省庁縦割り打破を図るため、権限、予算両面においてこれまでにない強力な推進力を発揮できるよう、抜本的な強化策の具体化に取り組んでいきます。

 世界で最もイノベーションに適した国をつくり上げていく司令塔は、総合科学技術会議であり、その英知を結集して、全力で取り組んでまいります。

 宇宙政策につきましては、本年一月に宇宙開発戦略本部において、新たな宇宙基本計画を決定いたしました。当該計画では、宇宙利用の拡大と自律性の確保を宇宙開発利用の基本的な方針として、安全保障・防災、産業振興、宇宙科学等のフロンティアの三つの課題に重点を置いて進めることとしています。

 今後は、内閣府の司令塔機能を一層強化し、宇宙基本計画の効率的かつ効果的な実施に向けて、予算の重点化など最適な資源配分を行うための措置を検討いたします。宇宙政策をめり張りをつけて、関係省庁と連携し、国家戦略として推進してまいります。

 情報通信技術(IT)政策については、世界最高水準のIT社会を実現するべく、IT利活用の裾野拡大、オープンデータの推進、健康長寿に係る取り組み、政府情報システムの見直しなどを柱とする新たなIT戦略の策定に取り組んでまいります。そのため、内閣官房に内閣情報通信政策監、いわゆる政府CIOを設置し、政府CIOが総合調整力を発揮できるための体制を構築したいと考えております。

 知的財産戦略については、近年、国境を越えて情報、資金、物、技術、人がより自由に往来するボーダーレス化が進み、高速インターネットでシームレスに世界がつながるグローバルネットワーク時代が到来しています。現在、こうした変化に即した対応が求められており、我が国のより一層の経済成長の原動力とすべく、知的財産戦略の推進に取り組んでまいります。

 原子力委員会は、原子力利用に関する政策について各種の政策提言を行っており、これらが着実に実施されるよう、関係省庁と連携して努めてまいります。

 一方、原子力をめぐる環境が大きく変化したことを踏まえ、原子力委員会のあり方の見直しも必要であり、担当大臣として、その検討に適切に対処してまいります。

 渡海委員長を初め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

渡海委員長 以上で大臣の所信表明は終わりました。

 次に、平成二十五年度科学技術関係予算の概要について説明を聴取いたします。伊達内閣府副大臣。

伊達副大臣 内閣府副大臣を拝命しております伊達忠一でございます。よろしくお願いいたします。

 科学技術政策、宇宙政策、情報通信技術政策及び知的財産戦略等を担当する副大臣として、山本大臣を補佐し、科学技術・イノベーションの推進に向けて力を尽くしてまいりたいと考えております。

 渡海委員長を初め、理事、委員各位の皆さんの御指導と御協力をよろしくお願いいたします。

 では、平成二十五年度科学技術関係予算案について、その概要を説明いたします。

 平成二十五年度の科学技術関係予算案の総額は三兆五千七百五十二億円となっております。このうち一般会計分は二兆九千五百十四億円、その中でも、科学技術関係予算の中核となる科学技術振興費については一兆三千七億円となっております。また、特別会計分は六千二百三十七億円としております。

 科学技術・イノベーションは日本経済再生の原動力であるとの認識に立ち、成長による富の創出を実現する重要な柱として、科学技術関係予算に盛り込まれた施策を政府全体で強力に推進してまいります。

 平成二十五年度科学技術関係予算の編成においては、これまで総合科学技術会議が司令塔となり、我が国が直面する復興・再生、環境・エネルギー、健康・医療といった分野の重要課題に対する取り組みへの予算の選択と集中を行うとともに、府省連携によるイノベーションを創出する取り組みを進めてまいりました。

 また、大学の研究力強化など科学技術・イノベーションを支える基盤を形成する基礎研究、人材育成の強化を図ってまいりました。

 このような取り組みにより、第四期科学技術基本計画に示された重要施策の重点的な推進に必要な経費等を計上しております。

 さらに、今回の科学技術関係予算は、平成二十四年度補正予算との一体的なものとして関連施策を実施することにより、科学技術・イノベーション政策を着実に推進してまいります。

 以上で平成二十五年度科学技術関係予算案の説明を終わります。よろしくお願いをいたします。(拍手)

渡海委員長 以上で説明は終わりました。

 次に、島尻内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。島尻内閣府大臣政務官。

島尻大臣政務官 内閣府大臣政務官の島尻安伊子でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 科学技術政策、宇宙政策、情報通信技術政策及び知的財産戦略等を担当する大臣政務官として、山本大臣、伊達副大臣を補佐し、科学技術・イノベーションの推進に向けて力を尽くしてまいりたいと思っておりますので、渡海委員長を初め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

渡海委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

    午後零時二十三分散会


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