今十一日の本会議の議事経過は、次のとおりであ
　る。

　開会午後零時三十三分
　議長は、議員福岡宗也君逝去につき、弔詞を贈呈した旨を報告し、こ
　れを朗読した。
　　衆議院は　議員正五位勲三等福岡宗也君の長逝を哀悼し　つつしん
　　で弔詞をささげます
　杉浦正健君は、議員福岡宗也君逝去につき、議員一同を代表して哀悼
　の辞を述べた。
　日程第一　悪臭防止法の一部を改正する法律案（内閣提出、参議院送
　　付）
　日程第二　国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律案（環
　　境委員長提出）
　　右両案は、議院に諮り、日程第一とともに、日程第二は委員会の審
　　査を省略し、一括して議題とするに決し、これを議題とし、環境委
　　員長細川律夫君の審査報告及び趣旨弁明の後、まず日程第一を全会
　　一致で委員長報告のとおり可決し、次に日程第二を全会一致で可決
　　した。
　日程第三　加工原料乳生産者補給金等暫定措置法の一部を改正する法
　　律案（内閣提出）
　日程第四　砂糖の価格安定等に関する法律及び農畜産業振興事業団法
　　の一部を改正する法律案（内閣提出）
　日程第五　食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律案（内閣提
　　出、参議院送付）
　　右三案を一括して議題とし、農林水産委員長の報告の後、まず日程
　　第三及び第四の両案を委員長報告のとおり可決し、次に日程第五を
　　全会一致で委員長報告のとおり可決した。
　日程第六　就業が認められるための最低年齢に関する条約（第百三十
　　八号）の締結について承認を求めるの件（参議院送付）
　日程第七　社会保障に関する日本国とグレート・ブリテン及び北部ア
　　イルランド連合王国との間の協定の締結について承認を求めるの件
　　（参議院送付）
　　右両件を一括して議題とし、外務委員長の報告の後、両件とも全会
　　一致で委員長報告のとおり承認するに決した。
　日程第八　商法等の一部を改正する法律案（内閣提出）
　日程第九　商法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備
　　に関する法律案（内閣提出）
　　右両案を一括して議題とし、法務委員長の報告の後、両案とも委員
　　長報告（日程第八は修正、第九は可決）のとおり議決した。
　日程第十　社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正す
　　る等の法律案（内閣提出）
　日程第十一　浄化槽法の一部を改正する法律案（厚生委員長提出）
　　右両案は、議院に諮り、日程第十とともに、日程第十一は委員会の
　　審査を省略し、一括して議題とするに決し、これを議題とし、厚生
　　委員長江口一雄君の審査報告及び趣旨弁明の後、まず日程第十を委
　　員長報告のとおり修正議決し、次に日程第十一を全会一致で可決し
　　た。
　日程第十二　海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正
　　する法律案（内閣提出、参議院送付）
　日程第十三　港湾運送事業法の一部を改正する法律案（内閣提出、参
　　議院送付）
　　右両案を一括して議題とし、運輸委員長の報告の後、まず日程第十
　　二を全会一致で委員長報告のとおり可決し、次に日程第十三を委員
　　長報告のとおり可決した。
　日程第十四　郵便貯金法等の一部を改正する法律案（内閣提出）
　　右議案を議題とし、逓信委員長の報告の後、委員長報告のとおり可
　　決した。
　少年法等の一部を改正する法律案（第百四十五回国会、内閣提出）に
　ついて臼井法務大臣が趣旨の説明をした。
　右の説明に対して笹川堯君、佐々木秀典君、倉田栄喜君、木島日出夫
　君、安倍基雄君、西村眞悟君及び保坂展人君が質疑をし、臼井法務大
　臣、森内閣総理大臣、中曽根文部大臣、保利国務大臣及び八代郵政大
　臣から答弁があった。
　散会午後三時三十分