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昭和二十四年四月十六日提出
質問第一一号

 法(注)寺國宝保存に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和二十四年四月十六日

提出者  今野武雄

          衆議院議長 (注)原喜重(注) 殿




(注)寺國宝保存に関する質問主意書


一 法(注)寺金堂の火災の当時、法(注)寺國宝保存事業部及び法(注)寺國宝保存工事事務所の制度、運営、人の使用において遺憾の点はなかつたか。即ち、工事事務所長及び主任技師が國立博物館と兼任であつたことは適当であつたか。
二(イ) 文部省の法(注)寺火災調査委員会はいかなることを調査したか、又火災の責任を調査したか、その結果を明かにせられたい。
 (ロ) 奈良地檢の火災の原因及び責任の所在の調査は如何。(小西技手が起訴されるとの噂であるが、果してそれで責任が済まされるや否や。)
三(イ) 現在法(注)寺國宝保存事業部はいかに運営されているか。
 (ロ) 工事事務所は修理工事を進行中であるが、現在誰が責任者であるか。火災後三箇月にもなるが、まだ後任所長を決定していないのはどういうわけか。
 (ハ) 又後任所長を任命するのは文部省だけの考でやるつもりであるか。
四(イ) 今後法(注)寺國宝修理を現在の体制のままで進めるつもりか。若し改革するとすれば文部省はいかなる対策をもつているか。
 (ロ) 改革に際して輿論及び專門技術者の意見をいかに反映させるつもりか。
五 政府は、火災直後臨時支出として五百万円を支出したが、それはいかに使用せられたか。
  (実際修理工事に直接使つた費用と旅費等の間接的使用との比率は如何。)
六 政府は法(注)寺火災によつて起つた國民の輿論をいかに受け入れるか。

 右質問する。





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