質問本文情報
昭和二十四年十一月十一日提出質問第二九号
脱税に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十四年十一月十一日
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
脱税に関する質問主意書
日本の税制改革を勧告したカール・シヤウプ教授は一九四九年十月三十日UP記者との会見で「日本では脱税が異常に多い。もし脱税が平時の水準になれば減税が可能であり、脱税を一掃すれば大幅な減税を行うことができる。」と語つているが、
一 この見解に対する政府の意見如何。
二 脱税はどの位あると思うか。
三 脱税の税種はどの位で、誰がやつているか。
四 脱税の平時水準とはどれだけの額か。
脱税の件数はどれ程か。
一件平均の脱税額はどれ程か。
五 日本税制を勧告する外人に、ちよつと来て脱税と見破られるものを、日本政府はどうして脱税として適当の処置がとれないのか。
右質問する。