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昭和二十四年十一月十七日提出質問第五一号
石炭鉱害に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十四年十一月十七日
提出者 田代文久
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
石炭鉱害に関する質問主意書
一 石炭掘採による鉱害状況、復旧費総額見込、特に福岡、佐賀、長崎、熊本各県下における実情如何。
二 石炭掘採による鉱害復旧賠償は、いかになされているか。その復旧方法、復旧賠償費の出所、国又は地方公共団体が負担しているとすればその率、復旧賠償の進捗状況如何。鉱業法第七十四條ノ四「鉱業権者ハ…其ノ掘採シタル石炭ノ数量ニ應ジ毎年一定額ノ金銭ヲ供託スベシ」という一定額とはいくらであるか。
三 戰時中国家要請に基き、掘採した鉱害被害はいかなる方法によつて、復旧賠償されるのであるか。若し特別措置がなされない場合、被害者は復旧賠償してもらえないのであるか。又九月十五日配炭公団廃止までに、未復旧で当時復旧進行中の被害賠償はいかに処置されるか。
右質問する。