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昭和二十五年三月八日提出質問第七七号
農業生産物の金融に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十五年三月八日
提出者 河口陽一
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
農業生産物の金融に関する質問主意書
一 政府は、食糧事情の好転とともに逐次統制を撤廃し、農産物の政府買上げをも取らざるの方途を取りつつあるが、その結果政府買上げなき農産物は一時に出廻り、ために農産物価格は暴落を招来し、農村経済が破滅することは明らかである。よつてこれらの農産物に対し、金融政策をとり、平均販売等により価格保持を図り、農村経済の不安を除去する意思なきや。
二 太平洋戰争以前農産物価格維持と農民経済保持のため預金部の地方資金を融資していたが、これを復活するの意思なきや。
さきにいも類の買上制限を政府が言明したが、買上げもれのいも類並びに加工でん粉に対し、前記生産金融の要を感ずるが、政府にその対策ありや。
右質問する。