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昭和二十五年七月二十八日提出質問第六三号
蚕業技術員の身分安定に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十五年七月二十八日
提出者 小※(注)久雄
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
蚕業技術員の身分安定に関する質問主意書
蚕糸業の国内産業に占める位置と、輸出貿易における生糸その他絹製品の重要性とは、ここに言をまたぬところである。しかしながら現下蚕糸業の実情をみるに、諸種の事情に制約されて、まことに楽観をゆるさぬものがあるが、斯業は国策としてあくまでも発展を期さねばならぬことを痛感する。
ひるがえつて蚕糸業発展の基礎をなす養蚕業技術員は、あらゆる困難を克服し、これが飛躍的発展に日夜努力を傾注している。しかるところ、蚕業技術員の身分は極めて不安定にして、全国蚕業技術員は安んじて業に專念することを得ず、生活の脅威を受けているのが実情である。
よつて次の点を質問する。
二 蚕業技術員の身分安定をはかる恒久的対策を確立する必要ありと考えるが如何。
右質問する。