質問本文情報
昭和二十五年十一月二十一日提出質問第一八号
警察官の態度に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和二十五年十一月二十一日
提出者 田代文久
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
警察官の態度に関する質問主意書
一 福岡県八幡市警察署長(松島某)は、十一月二日、日鉄八幡の首切りを中心として起つた労働者六十数名の不当検束事件に関し、十一月三日、国会議員の私が正式に面会を申し入れたのに対し、「会う必要なし。」と面会を拒否したが、政府は、かかる行為をなすべく関係者に指示したかどうか。
二 この松島署長のとつている態度措置を正当と認めるか。
三 不当と認定せば、政府はこの問題に対していかに処置し、署長に責任を取らせるか。今後かかる態度に出ないよう、必要な指示をなす意思ありや如何。
四 政府、地方自治体の末端機構までかかる態度に出ることこそ、人民の権利をふみにじり、社会不安を増大せしめるものと信ずるが如何。
右質問する。