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昭和三十四年三月四日提出
質問第四号

 国土開発縦貫自動車道建設に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和三十四年三月四日

提出者  竹谷源太(注)

          衆議院議長 加(注)鐐五(注) 殿




国土開発縦貫自動車道建設に関する質問主意書


 政府の経済政策特に国土開発政策の樹立にあたつては、投下した公共事業費、公共投融資による直接的な開発効果が民間資本を刺げきし、大きく波及的開発を促がすような方式を打出すべきである。かかる意味において縦貫自動車道の建設は、きわめて大きな波及的効果をもたらす画期的な計画であると考えるがゆえに、この観点に基き、次の事項について政府の見解を伺いたい。

一 道路整備計画は、自動車輸送の飛躍的増加並びに高速自動車道の出現と自動車輸送の中・長距離性という陸上運輸交通の根本的変化に伴う新しい陸運基本方策を基礎に樹立されるべきであると思うが、政府の道路整備五箇年計画は、地方建設局、都道府県からの要望を総計したにすぎないように思われる。一体、政府に新しい事態に対処する陸運基本方針はあるのか。あればそれを明示されたい。
二 国土開発縦貫自動車道建設法は、日本に自動車による高速交通網を形成するための大幹線を定めたものである、しかして将来日本の道路網は縦貫自動車道を大幹線とし、これに高速自動車国道又は一般自動車道、あるいは規格の高い一般道路をもつて表裏日本の重要地域を連絡する道路及びこれら高速交通網と連絡する都市内高速道路、国道、府県道、市町村道によつて構成されてそれらが一貫のように組織網化さるべきものと思うが、どうか。
三 政府は、国土開発縦貫自動車道建設法に定める稚内から鹿児島に至る縦貫自動車道をどのような方針と計画で建設を進める考えであるか。また、これが建設にあたつては、東北開発計画、北海道開発計画、九州開発計画のバックボーンとして採用すべきであると思うが、政府はどう考えるか。
四 中央自動車道である東京から名古屋に至る間の建設について、学者その他に中央自動車道は規格の低い道路として建設し、高速自動車道は東海道沿いに建設すべきだという意見がみられるが、政府の見解はどうか。

 右質問する。





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