衆議院

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昭和五十三年十月二十日提出
質問第一〇号

 第二阪和国道の南進延長に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和五十三年十月二十日

提出者  荒木 宏

          衆議院議長 保利 茂 殿




第二阪和国道の南進延長に関する質問主意書


 大阪、和歌山を結ぶ第二阪和国道は現在工事進行中であるが、関係自治体は生活道路として住民の利便と地域経済の発展に寄与することを期待して、その早期完成を強く要望している。もとより右建設工事に当たつては埋蔵文化財の保存、福祉施設の環境保全並びに関係権利者の充分な納得と了解を得る民主的手続きを要することは言うまでもない。
 さて、現在の右建設計画は、大阪府堺市から同阪南町に至る路線として進められており、南終点である阪南町から和歌山市までは、従来の国道二十六号線と近畿自動車道に分流することとなつている。しかしながら、近畿自動車道の阪南町、和歌山市間は、すでに供用開始されているにかかわらず、有料道路であり、かつ距離的に大きくうかいし、和歌山市の都心部を通過していないことなどからその利用は敬遠されている。
 他方阪南町から和歌山市内に入る国道二十六号線の沿線は、定期フェリーが発着する深日港や、淡輪、岬公園、小島など著名な観光レジャー地が集中しているため、第二阪和国道の南終点に至つた車輛の相当数は、旧来の国道二十六号線に合流して、その交通渋滞を一層激しくしているところである。
 本年五月十三日に、阪南町当局が実施した環境調査結果によれば次のような特徴が見られる。
 即ち、(イ)通行車輌の内、大型車、貨物車の占める割合が高いこと、(ロ)ことに、二時から六時に至る深夜において、その比率が著しく高まること、(ハ)二十一時から翌六時に至る時間の騒音測定の全体平均値はほとんど騒音基準である五十五ホンを超えていること。
 以上のような事情と、将来第二阪和国道の全面開通及び近畿自動車道和歌山線の開通により、阪南町、和歌山市間の国道二十六号線における車輛の増大が予想されることから、同地域の交通渋滞、環境悪化を防止するため、第二阪和国道の南進延長が一市二町(泉南市、阪南町、岬町)の自治体関係者の強い要望となつているので、次のとおり質問する。

一 政府は、国道二十六号線に平行して第二阪和国道の南進延長を将来予定しているかどうか。
二 予定しているとすれば、第八次道路五ヵ年計画の一環として施行するかどうか。
三 調査、設計、計画、予算措置、着工、供用開始等具体的な時期の見通しはどうか。
四 もし現在、全く計画の予定がないとすれば、関係自治体地域住民の意向や、先に指摘した地域の道路事情、環境変化について、実情調査を行う意思があるかどうか。
五 調査、工事に当たつては、従来の第二阪和国道の建設経過にかんがみ、埋蔵文化財の保存、各種施設の環境保全並びに関係者の権利尊重等、その手続きを含め慎重な配慮がなされるかどうか。

 右質問する。



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