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昭和六十一年一月二十四日提出
質問第二号

 暴騰するコーヒー相場に関する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和六十一年一月二十四日

提出者  草川昭三

          衆議院議長 坂田道太 殿




暴騰するコーヒー相場に関する質問主意書


 円高による輸入品の価格引下げが期待される情勢にもかかわらず、コーヒーの国際相場は約二倍に暴騰し、その影響を受けた我が国喫茶業界は、大幅な価格改定を迫られる深刻な事態にある。
 よつて、次の事項について質問する。

一 最近のコーヒー市況の主な高騰原因は、世界最大のコーヒー生産輸出国であるブラジルにおける干ばつの影響により、良品質のコーヒーが入手困難になることにあるといわれている。
  それに加えてスズ、天然ゴム等の一次産品相場の低迷、及びドル安傾向による投機資金が投入されているためともいわれているが、政府はその原因についてどのように把握されているか、明らかにされたい。
二 我が国が加盟している国際コーヒー機関(ICO)は、当面の対策として輸出割当て量の増加調整を行つているが、価格は依然として高騰し続けており、十分な供給が行われているとは思えない。
  しかし、コーヒー輸出国の累積在庫は、世界の消費量の約七ヵ月分は確保しているといわれているが、その実態はどのようになつているのか、明らかにされたい。
三 現在ICOの執行委員会がロンドンで開催されているが、政府はこの価格高騰の抑制のため同執行委員会においてどのような対応をしているのか、明らかにされたい。
  また、ICOによる輸出割当ては別段の決定がないかぎり、二月十八日に停止され輸出入にかかる数量制限はなくなると聞くが、この際政府は、期限切れを待つのでなく前倒しで早期に解除を働きかけるべきでないか、その態度を問う。
四 今日、コーヒー価格の高騰をめぐる環境は、市民生活にも大きな影響を与えるものがある。流通段階における投機的行為が予想されているが、政府はいかなる対応をするか、見解を求める。

 右質問する。





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