質問本文情報
昭和六十三年三月二日提出質問第一四号
国道二九八号線工事に関する質問主意書
右の質問主意書を提出する。
昭和六十三年三月二日
提出者 新村勝雄
衆議院議長 原 健三郎 殿
国道二九八号線工事に関する質問主意書
国道二九八号線に関して次の点につきお答え願いたい。
二 該道路の果たすべき機能、性格は何か。
三 公共事業は、全体の利益の名において一部の国民に受忍を強要する場合が多い。これに対して政策的に救済の方途を講ずべきであると考えるが、政府の考えを承りたい。
四 国道二九八号線が予定どおり完成した場合、付近の環境に与える影響については、どのように予測しているか。
イ 完成時直近の家屋に与える振動の程度。
ロ 完成時側道の中心点において排ガス(NOX値)は住宅地区の現在値よりいくら増加するか。
ハ ロの地点において騒音の増加量はいくらか。
五 本工事により移転を要する戸数は二、一〇〇戸と推定されるが、移転先は確保されているか。その場所、規模等を示されたい。
六 地上の建物を移転させることなく、完全地下構造とする工法は現在の技術により十分可能と思うがどうか。
現在供用している最長のトンネル道路はどこか。その構造を示されたい。
七 本計画のように、全くの新設道路を、大都市の中心部を貫通して新設する構想は無謀と思う。一か所で二千戸以上の移転を伴つた新設工事を例示されたい。
右質問する。