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昭和六十三年十月二十四日提出
質問第二四号

 東北地方冷害に附き政府の對策と農政の基本政策に關する質問主意書

右の質問主意書を提出する。

  昭和六十三年十月二十四日

提出者  滝沢幸助

          衆議院議長 原 健三郎 殿




東北地方冷害に附き政府の對策と農政の基本政策に關する質問主意書


 今次の東北地方、わけても福島・宮城兩縣が受けた冷害は、ことの外嚴しく、速かにして適切なる對策を要するところである。
 更に、今日の我國農政は幾多の難問を抱へてをり、今この機會に、政府が勇斷を以つて將來を拓く農政の基本を定めることは國政の急務である。仍つて政府の見解を質したい。

一 冷害對策について
 1 今次の冷害については天災融資法の適用と激甚災の指定を一日も早くする必要がある。之に關する方針と作業日程を問ふ。
 2 既融資、各種資金については、所謂金利引下げにより定められた新金利による借替の措置を講ずべきである。方針如何。
 3 各種制度資金、わけても無利子、無擔保の資金を速かに被害農家に貸附の道を開くべきである。方針如何。
 4 被害地方及び被災農家に對する明年度の生産調整(減反)の割當てを全廢若くは緩和すべきである。所見如何。
 5 救農建設事業の必要を認めるか。方針如何。その具體策を問ふ。
二 農政の基本について
 1 「米等の減反政策に今後幾年協力すればこれが解除され耕作が復元出來るのか」との農家の切なる疑念と不安を思ふ時、國には將來への確たる見通がなくてはならない。之を示されたい。
 2 その見通に責任がもてないのであれば、この際、耕地の再編成を斷行し新たなる營農指針を確立して示すべきである。如何。
 3 農作物の自由化を要求するアメリカ等の圧力に對しては、勇氣ある對應を要する。アメリカ大統領の選擧を参考にしての情勢とその對策如何。
 4 農村への工場進出の情況と政府の爲し得る對策如何。
 5 バイオ農業についての豫想と對策如何。
 6 小・中・高など學校教育の中に農業はいかに教へられてゐるか。食事の作法等も誤りないものを教育すべきである。方針如何。
 7 高校における農業科の現状を報告し、將來への展望と改善案があれば示されたい。

 右質問する。





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