答弁本文情報
昭和二十二年七月四日答辯第一號
(質問の 一)
内閣衆甲第七二号
昭和二十二年七月四日
内閣総理大臣 片山 哲
衆議院議長 松岡駒吉 殿
衆議院議員櫻内義雄君外二名提出内閣の施政発表方式に関する質問に対し別紙答弁書を送付する。
衆議院議員櫻内義雄君外二名提出内閣の施政発表方式に関する質問に対する答弁書
政府は組閣以來鋭意政策の立案整備に努め來つたのであるが、当面の危機突破のためには、全國民一丸となつての協力を必要とし、且つ又、危機の重大性に鑑み極めて迅速に、政府の政策を各界に徹底させる必要上、休会中全國会議員の参集を得ることは困難であつたので、緊急止むを得ず衆参両院正副議長、常任委員会委員長、各政党の幹部をはじめとし、諸團体の代表と懇談し、その協力を求めた次第である。
尚質問の趣旨には、政府も賛成であるので、今後とも政策の発表に当つては出き得る限りこの趣旨に副つて行く所存である。