答弁本文情報
昭和二十五年四月十一日受領答弁第一〇七号
(質問の 一〇七)
内閣衆質第九四号
昭和二十五年四月十一日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
衆議院議員木村榮君提出茨城県鹿島郡新宮村の開田工事に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員木村榮君提出茨城県鹿島郡新宮村の開田工事に関する質問に対する答弁書
本地区は、昭和二十一年度緊急開拓委託事業として農業会に委託し事業を開始、二十一、二十二両年度は農業会が事業施行に当り二十三年農業会の解散に伴い二十三年度から新たに農地開発建設工事代行要項に基づき県に委託替をなし現在に至つたものである。即ち二十三年度以降、本開墾地区の開拓の基本となる幹線道路、幹線水路、水源施設等の建設工事は、工事の施行を県に委任し、代行開墾建設工事として県が責任をもつて工事を実施中のものである。
(一) 二十三年度は農業会からの引継事務と機械及び材料の購入をなし、予算の都合もあり実際の工事には至らなかつたもので、同年度の国庫支出額は百四十四万二千五百六十三円六十銭で別紙決算書の通り茨城県から報告があつたものである。
(二) 二十四年度は工事予算額百三十八万九千円で別紙の通り工事施行の予定である。県は予定の通り工事を施行し決算書作製中で規程に基き五月中に決算書を提出の予定である。
