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答弁本文情報

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昭和二十五年七月三十一日受領
答弁第五九号
(質問の 五九)

  内閣衆質第五三号
     昭和二十五年七月三十一日
内閣総理大臣 吉田 茂

         衆議院議長 (注)原喜重(注) 殿

衆議院議員(注)田甚太(注)君提出米の増收対策に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員(注)田甚太(注)君提出米の増收対策に関する質問に対する答弁書



一 昭和二十四年度朝日新聞社主催の米作日本一によれば、入賞者は附近栽培農家平均反当收量に対し相当程度の増收をあげている。入賞者の増收の原因は立地條件にもよるが、優良種苗の採用、病虫害の防除堆廐肥の増施等による地力の増進、優良技術の採用並びに土地改良の実施等の適用による綜合成果であり、確かに相当の成績をあげているが、この成績を全国一律にあてはめることはできない。しかし農家に対する生産技術の普及によつて現在以上の反收をあげることは困難でなく、農業技術の普及徹底、増産意欲の増進に力をつくしている。これがため試験研究の拡充農業改良普及員の増置、單作地帶の健苗施設、病害防除施設、土地改良事業等に経費の計上を行つて実施中であるが、自立経済の確立、国際関係の変転等を考慮するときは、更に国内食糧自給度を高めるため、徹底した施策を講ずる必要があり、これに要する今後の予算については目下研究中である。

  右答弁する。




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