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答弁本文情報

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昭和二十六年一月二十二日受領
答弁第五四号
(質問の 五四)

  内閣衆質第五四号
     昭和二十六年一月二十二日
内閣総理大臣 吉田 茂

         衆議院議長 (注)原喜重(注) 殿

衆議院議員(注)田甚太(注)君提出特別二等車の新設並びに三等車の利用者に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員(注)田甚太(注)君提出特別二等車の新設並びに三等車の利用者に関する質問に対する答弁書



一 東京十三時発、長崎行急行三五列車には、十一月十七日から特別二等車を連結したのであるが、これは同列車の普通二等車二両の内一両を振替えたのである。
  なお、その後、本列車は二・三等共に利用効率がよいので、十二月上旬東海道線に荷物列車が設定され、本列車の荷物車がこれに振替られ余力ができたので、同時に東京 ― 門司間に普通二等車一両、十二月下旬から京都 ― 鳥栖間に三等車一両を増結し輸送緩和を図つている。

二 その他の急行列車についても、特別二等車は普通二等車の振替えないし増結を原則として、三等車の減車はしていない。

三 二等客の増加は著しく、特別二等車の乘車効率も平均九〇%を上回つているので、鉄道收入は増加している。

四 三等車乘客に対するサービスについては、二十五年度中に三等車新製五三両、木製車両鋼体化二九〇両と目下最善の努力を拂つており、今後の三等客車新製、鋼体化等についても鋭意努力中である。また木製客車の不良箇所についても、本年一月ないし三月の間に約一五〇〇両を完全修理すべく着々実施中である。

 右答弁する。




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