答弁本文情報
昭和二十六年三月二日受領答弁第六八号
(質問の 六八)
内閣衆質第六八号
昭和二十六年三月二日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
衆議院議員天野公義君提出食糧輸送計画に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員天野公義君提出食糧輸送計画に関する質問に対する答弁書
一 政府指定倉庫は約二万個所程度であり特にこの際指定倉庫数を増減する方針はない。
二 | 年 度 | 日 通 え 支 拂 金 額 | 運 搬 費 総 支 拂 金 額 | % | |
昭和二十四年度 | 五、三七二、一九四、二六五・二八 | 二、三八九、〇八九、一二四・〇四 | 四七・一% | ||
昭和二十五年度 | 四、六九三、六〇六、三一六・二九 | 八、六一二、四七六、四五〇・四二 | 五四・五〃 | ||
昭和二十五年度は二月二十八日現在 |
三 従来も全国の公団輸送数量中食糧運送会社の占める数量は約三割であり残り七割は日通等が行つていた。特に貨車はほとんど全部日通扱であつた。四月一日以降政府が肩替りして輸送するものは従来公団が行つていた輸送数量の一割たる貨車輸送数量中の相当部分に過ぎずその他の輸送は原則的に卸業者自体の輸送となる見込であるから、従来の食糧運送会社の業務圧迫の恐れはない。
四 従来とも地場運送のものについて入札制度により門戸を開放しており、今後もその方針である。
右答弁する。