答弁本文情報
昭和二十六年十一月十六日受領答弁第四号
(質問の 四)
内閣衆質第四号
昭和二十六年十一月十六日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 林 讓治 殿
衆議院議員並木芳雄君提出国鉄青梅線及び国鉄五日市線の改善に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員並木芳雄君提出国鉄青梅線及び国鉄五日市線の改善に関する質問に対する答弁書
一 青梅線電車の中央本線直通乘入については、現在の上り一本を実施するに当つても相当の困難があつたのであるが、強い要望にこたえて実施したのであつて、これを更に増加することは、その必要性は認められるが施設その他の関係上困難であるので、よく研究することとしたい。
二 青梅線の輸送力増強についてはその必要性は認められるが、複線化は予算その他の関係上実施は困難である。しかしながら本線の輸送力増強については他の方法によつて改良することも考えられるのでよく研究することとしたい。
三 本地下道の改善については予算の関係上早急実施は困難であるがなおよく研究したい。
四 現在のところ御趣旨のような計画はない。
五 五日市線のガソリンカー運転については、その必要を認め一応計画はたてたのであるが、目下のところ車両の関係上早急実施は困難である。
六 五日市線の立川駅乘入についてはその必要は充分認められるが立川駅における設備その他の関係上急速実施は困難であるが、よく研究することとしたい。
七 現在のところ御趣旨のような大改良計画はないが、基地との関係については改めて調査研究したい。
右答弁する