昭和二十七年五月二十日受領
答弁第三七号
(質問の 三七)
内閣衆質第三五号
昭和二十七年五月二十日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 林 讓治 殿
衆議院議員並木芳雄君提出国鉄五日市線のデイーゼルカーに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員並木芳雄君提出国鉄五日市線のデイーゼルカーに関する質問に対する答弁書
国鉄五日市線における気動車運転については、昭和二十六年度及び昭和二十七年度新製気動車の運転線区を選定する際、候補線区として検討したのであるが、新製気動車両数が十分でなかつたので遺憾ながら実現するには至らなかつた。昭和二十七年度における新製車両の状態では、本年度実施することは困難であるが、今後の気動車増備を待つて御趣旨に副うよう十分研究することとしたい。
なお、本年二月気動車の試運転を行つたのは国鉄東京鉄道管理局において気動車運転計画資料の調査のためであつて、直ちに五日市線に気動車を運転するという意味でない。
右答弁する。