答弁本文情報
昭和二十八年十二月八日受領答弁第二号
(質問の 二)
内閣衆質第五号
昭和二十八年十二月八日
内閣総理大臣 吉田 茂
衆議院議長 堤 康次※(注) 殿
衆議院議員庄司一※(注)君提出阿武隈川下流改修工事に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員庄司一※(注)君提出阿武隈川下流改修工事に関する質問に対する答弁書
阿武隈川下流改修工事の重要性については、政府も充分認識しているところでありまして、目下国直轄の下に全体計画に基き鋭意工事の進捗に努めているが制約された公共事業費中より直轄工事として八千五百万円の経費を支出し重点的に箇所を選定して工事を続行するとともに、荒浜河口においては技術的になお調査研究をしつつ今年度においては水制工を施行している。
支川白石川については、合流点附近は直轄工事として計画中であり上流地区は県施行のうち小河川として国より助成して一千二百万円をもつて工事施行中であり、貞山運河についてはやはり国より助成し百万円をもつて県営事業として目下調査中である。
なお、今後共治水事業費の増額を計画しできる限りの経費を支出して早急に完成するよう努力する考えである。
右答弁する。