答弁本文情報
昭和四十七年六月二十二日受領答弁第一六号
(質問の 一六)
内閣衆質六八第一六号
昭和四十七年六月二十二日
内閣総理大臣 佐藤榮作
衆議院議長 ※(注)田 中 殿
衆議院議員西中清君提出在日米軍基地整理縮小に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。
衆議院議員西中清君提出在日米軍基地整理縮小に関する質問に対する答弁書
質問において引用のあつた衆議院の決議第二項は、「沖繩米軍基地についてすみやかな将来の縮小整理の措置」をとるべきことにつき述べているところ、政府は、その後行なわれたサン・クレメンテにおける日米首脳会談において本件を提起し、復帰後の沖繩における施設・区域の整理、縮小の要を説いた次第である。
政府としては、今後の沖繩県の開発計画の推進、民生安定の確保等との関連をも踏まえ、かつ、日米安保条約の目的の達成との調整を図りつつ、米軍施設・区域の整理統合につき米側との話合いを進める考えである。
かかる考えの下に、政府としては、逐次施設・区域の整理を実施してゆく所存であり、復帰時において施設・区域を提供するに当たつても、客年六月の施設・区域に関する了解覚書A表記載のものにつき若干の削減を行なつた次第であるが、今後ともかかる努力を続ける考えである。
右答弁する。