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答弁本文情報

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昭和五十三年十一月十七日受領
答弁第一五号
(質問の 一五)

  内閣衆質八五第一五号
    昭和五十三年十一月十七日
内閣総理大臣 福田赳夫

         衆議院議長 保利 茂 殿

衆議院議員荒木宏君提出南海電鉄の運賃値上げに係る泉北高速鉄道との運賃併算制度等に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。





衆議院議員荒木宏君提出南海電鉄の運賃値上げに係る泉北高速鉄道との運賃併算制度等に関する質問に対する答弁書



一から三までについて

 南海電気鉄道株式会社(以下「南海電鉄」という。)の鉄道線と大阪府都市開発株式会社(以下「都市開発」という。)の泉北高速鉄道線とを通じて乗車する旅客については、現在、南海電鉄において、その普通旅客運賃の額を十円減じている。
 また、南海電鉄は、昭和五十三年八月十二日に、運輸大臣に対し旅客運賃の変更認可を申請しているが、申請では、南海電鉄の鉄道線と都市開発の泉北高速鉄道線とを通じて乗車する旅客の普通旅客運賃について、現行に引き続き、その額を十円減ずることとなつている。

四について

 都市開発において、サービスに関して、向上の計画があると聞いている。すなわち、車両の冷房化については昭和五十四年度に冷房車両を六両増備し、利用者に対する宣伝広告活動については今後とも広報紙の利用等により利用者への周知を図るとともにその理解を得るよう努め、終着駅である光明池駅におけるエスカレーターの設置については乗降客数の推移を踏まえた上適当な時期に設置し、駅における風よけの設置については現在泉北高速鉄道線の深井駅、泉ケ丘駅、栂・美木多駅及び光明池駅のホームに設けられている待合室に昭和五十三年十一月中に防寒用の扉等を設置する。
 なお、栂・美木多駅におけるホーム監視用テレビの設置については、同駅のホームが直線であること等の理由により設置の必要がないため、当面その計画がないと聞いている。
 また、泉北高速鉄道線における混雑の緩和を図るため、昭和五十四年度に、現在六両編成で運転されている準急列車を、混雑する時間帯には八両編成にする計画であると聞いている。

五について

 南海電鉄の混雑の緩和については、南海線及び高野線の最も混雑する区間の最も混雑する一時間の混雑率につき、昭和五十二年度の百八十四パーセントを車両の増備により、昭和五十六年度には百八十パーセント程度とする計画であると聞いている。
 また、自転車置場については、昭和五十三年度から昭和五十六年度までに新たに二十一か所設置する計画であり、便所の改善については昭和五十三年度から昭和五十六年度までに五駅の便所を増設し、又は改良する計画であると聞いている。

 右答弁する。




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