令和4年3月17日(木)から18日(金)まで、OECDグローバル議員ネットワーク会合が、フランス・パリで開催されました。日本国会代表団は、伊藤忠彦衆議院議員及び鈴木庸介衆議院議員が日本からオンラインで参加しました。
今回の会合では、包括的テーマを「経済回復の力と質の最大化」として、関連するテーマの発表と議論等が行われました。
17日の会合では、まず、「OECD諸国の労働市場及び衛生状況並びにウクライナにおける人道危機に関する報告」をテーマとした議論において、両議員は、ウクライナから日本への避難民の受入れに向けた決意を強調しました。
続いて、「OECDはCOP26のコミットメント達成をいかにして助けられるか」をテーマとした議論において、伊藤議員が、脱炭素化に向けた取組、特にカーボン・プライシングについて、また、「新型コロナウイルス感染症、テクノロジー及び気候変動:社会的動向は教育の未来をどのように形成しているか」をテーマとした議論において、鈴木議員が、持続可能な開発のための教育の我が国における現状と課題について、それぞれ発言を行いました。
18日の会合では、まず、「危機からの脱却−健全に機能する世界市場及び世界的に公平な競争条件を確保するための貿易上の課題及び機会」をテーマとした議論において、鈴木議員が、世界的に公平な競争条件の実現に向けた我が国の貢献の在り方について発言を行いました。
次に、「マティアス・コーマンOECD事務総長との対話」のセッションでは、伊藤議員が、世界共通の課題に対するOECDの役割と我が国の協力及びコーマン事務総長の訪日への期待について発言を行いました。
続いて、「経済のデジタル化における税制上の課題の対処に関する世界的な課税合意」をテーマとする特別セッションにおいては、伊藤議員が、合意の迅速な実施の意義について、鈴木議員が、公平・公正な課税の実現の重要性について、それぞれ所見を述べました。
団長 | 伊藤 忠彦 | 衆議院議員 | (自由民主党) |
鈴木 庸介 | 衆議院議員 | (立憲民主党・無所属) |